こちらも山登り関係ない部分なので、
旅行行く方に雰囲気だけでも伝わればと書きました。。
•チトワンについて
ネパールには国立公園が7ヶ所、野生生物保護区が3ヶ所、狩猟保護区が1ヶ所あり、国土の約8%が自然保護区。
チトワン国立公園はそのうちの一つで、タライ平原にある。
非常に広大で東西80km、南北23kmにも及ぶ。位置はカトマンズより南に下った、インドに近い所にある。
公園内には、インドサイ、ベンガルトラ、ヒョウ、ヌマワニ等の絶滅危惧種もいる。
なんと野鳥の種類は500種類以上、世界一と言われている。
•カトマンズからの旅費
ツーリストバス:Rs500〜600
宿とサファリツアーのパッケージ:$100(2泊3日)
※ツアー代金は国立公園の入場許可証、サファリツアー、宿代、飲食代などが含まれる。
何が含まれているかは、申し込む時に一応確認した方がよいと思う。
地球の歩き方に書いてある相場は$100〜300。
恐らくランクの高い宿ならばその分高いと思われる。
•ツーリストバスについて
旅行会社などを通して買うことができる。
クーラー付きは値段が上がる。ローカルの人もたくさん乗っていた。
片道6〜7時間ほどかかる。
繁華街タメル横のバス乗り場から乗車。係員に名前を確認される。
帰りはタメル近くの違うバス停で降ろされた。
途中トイレ休憩あり。
休憩所ではフルーツや水、スナックも購入できる。(値段高め)
行きのバスだけ予約し、宿の人に頼むと帰りのバスを予約してくれる。
•ガイド
サファリツアーなどに同伴してくれるガイドにはライセンスがあるらしく、顔写真入りの免許証を持っている。
山のガイドとは違うようだ。
•覚え書き(長い!)
4/20
カトマンズから、「ツーリストバス」にて6時間ほど。
ひたすら山道を行くのだけれど、カーブがあまり多いせいか、タンクローリーが転がってしまっているのを2度も見かけた。
(しかも、中から液体出ちゃってる…)
道は舗装道路だけれど細く、崖側はしっかりとしたガードレールがあるわけでもない。
スピード出し過ぎて曲がり切れなかったら谷底に落ちるかもしれない。
道中長く、車内にクーラーはついていなかったので、気を紛らわすためにひたすら寝ていた。
チトワン国立公園近くの街、ソウラハのバス停に到着。
街の中心とは少し離れているようだったが、宿の勧誘がとにかくすごい。
他の乗客はみるみるうちに迎えの車に乗せられていく。
宿を見てから決めたかったので街まで歩くが、その間にも中国語や日本語で声を掛けられた。。
街まで着いたが、あまりの暑さにとうとう心折れ、勧誘された宿をとりあえず見に行くことに。
そこそこにきれいだったのとツアーの手配もしてくれるとのことで、お願いした。
冷房は無いが天井にファンが着いており、この時期は、充分だった。
早速、夕方からツアー開始。
夕日を見に河原へ。
像の飼育センター、水牛の水浴び、たくさんの野鳥、川に顔を浮かべるワニなどが見られた。
夕日は大きく、手前でゆったりと歩いている象のシルエットが印象的だった。
夜は宿近くのホールでタルー族のカルチャーショー観賞。
素朴だが、ファイアーダンスなんかもあり楽しめた。
…元同僚に似た彫りの深い青年をみつけた…。
驚いたのは、中国人客は一人一台くらいの割合で一眼レフを持っていた。
先日会ったガイドをしている友人旦那が最近は日本人客より圧倒的に中国人客が多いと言っていた。
確かに、見た感じ日本人は私だけの様子。
夕食にまたダルバートを頂く。
ジャングルが近いせいか蚊が多いようだ、備え付けの蚊帳の中で寝た。
夜中、蚊の飛ぶ音で目が覚める。
4/21
翌朝、朝食を他の宿泊客と食べた。
海パンでウロついていた(朝食中も海パン)ので警戒していたが、思いのほか素敵な方だった。
ロシア人男性だが、外見がとにかく美しい。目がきれいだ。
話すことに素直に感動してくれ、よい方だなと思った。
インドをよく旅するらしくその話や、ヨガの話など興味深い話をして下さった。
その後、ガイドと他ドイツ人男性2人とともにともにツアー開始。
まずはジャングルウォーク。
野生の象やサイに出会った場合の対処法を細かく説明された。
一時間ほど森、ブッシュ、川沿いを歩き回って、動物の足跡やワニなど見られた。
ジャングルの中はとにかく暑い。。
水も帽子も持たずに来た他の2人組は、何かドイツ語で文句を言っていた。
宿で昼食をとり、今度は象に乗りに出掛けた。これがここに来た目的だった。
階段で高台にまず登り、そこから背中につけられているかごのような物に乗る。
象使いはうまいことコントロールしていた。
1匹につき4人の客が乗り込み、出発。
乗り心地は最高に悪かったけれど、同じ哺乳類なのにこんなにも大きいのだと感じられ嬉しくなった。
小川に入ると水も浴びしてかわいい。
人間が歩いて近寄るよりも象の方が警戒されにくいようで、シカやマングース、サイなど見られた。
最後は夕日を見ながらカヌー。
バランスを崩すと落ちてしまいそうなくらい細い、木製の舟。
同伴してくれたガイドさんが野鳥に詳しく、カワセミ、クジャクなどたくさんの説明してくれた。
若いけれど熱心で驚くほど鳥の種類を知っていてとてもよいガイドさんだった。
(ヒングリッシュで少し聞きとりづらいのはご愛嬌)
宿へ戻り、ツアーのガイドさんとメンバーで乾杯。
ドイツ2人組は「パシュパティナート」というカトマンズ近くのヒンズー教の寺院を訪れたそう。
遺体を屋外で火葬し、川へ投げ捨てるのに衝撃を受けたそうだ。
そこからお互いの国の葬式の仕方について少し話した。
4/22
翌朝再び町街外れのバス停へ、宿の車で向かった。
9:30発のバスに乗った。
6〜7時間ほど揺られ、カトマンズへ戻ってきた。
翌朝空港へ。
友人夫妻がわざわざ見送りに来てくれた。
滞在中、滞在前もたくさんの人にお世話になった。
心から感謝しつつ、日本へと思いを馳せた。
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