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この本の「ツキノワグマの生態と調査」に、私は大変興味を持ちました。
ツキノワグマを生け捕りにして、発振器を取り付ける様子が書かれています。
捕獲効率を高めるため、誘引剤としてミツバチの巣(ミツバチも)を罠に入れたそうです。
1994年から1999年の間に9回捕まったメスの熊、最後は仔熊二頭と一緒に罠の中に入っていたそうです。最多は1992年から2000年の間に12回捕まったオスの熊。
罠にかかるリスクよりハチミツを得るリターンの方が勝っていたのでしょう。
麻酔はオスの熊には良く効くようで、メスの熊はなかなか眠らないそうです。
1992年と1995年にメスの熊が呼吸停止に陥り、慌てた調査員は人工呼吸(しかもマウスツーマウス)で助けたそうです。
熊娘『キャ〜❣ 寝てる間にファーストキスを奪われたぁ〜お父さん〜』
熊親父『おうおうおう❣うちの娘に何てことしやがるゴルルウ〜どう責任取るんだ〜』
調査員『すっ、すみません。じゃ、じゃあ、ハチミツ10ℓで、、、』
熊親父娘『OK〜

私は閃きました。誰もが一度は考えること、熊に会ったらどうする❓
熊に襲われそうになったらハチミツを捧げて許してもらう❓
まあ、現実は上手く行かないでしょうね。
________以下、三文小説_______
この物語はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。
なぜ、こうなった⁉
消えゆく意識の中、俺は想い返していた。
そう、ヤマレコ日記だ。頭のいかれた爺さんが書いた、確か、猫にマタタビ熊にハチミツだ。猫好きの俺は猫に釣られて読んだんだ、だが猫は出てこない。
そして俺は完全犯罪を思いついたんだ。
日頃から含む事が有る、ヤツをハイキングに誘った。
行く先は、秩父の大平山だ。一部の好事家に熊の楽園と呼ばれている山だ。
俺の企みなど 露とも知らず二つ返事でついてきた。
二回目の休息の時だ、すきを見てヤツのリュックにハチミツを垂らした。
巻き込まれない様にピッチを上げ、ヤツから少し離れる。
タイミング良く、ゴルル〜と唸り声と共にヤツは茂みに引きずり込まれた。
上手くいった。完全犯罪だ。俺は小躍りした。
次の瞬間、俺は地面に叩きつけられた。
血が目に入る。俺は見た。俺のリュックにハチミツが❣
ヤツも同じ事を‼
消えゆく意識の中、俺が最後に言える事は、ハイキングにハチミツを持ってくる奴には、目を離すな!だ、、、、、 つづく
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