http://blog.goo.ne.jp/chihiro721_july/e/206ea180e33827b6062ed39dce4c55e8
旦那さんは、私がこの目で発見したが、お父様は登山道から滑落しており
お顔を拝見することがなかったのだった。
このブログで初めてお顔を拝見したことに気づいた。
この方が、私がいた所からわずか数百mの所で亡くなっていたのか。
新聞の活字でしか事実を知らなかったから、今2年前にタイムスリップした。
あのとき、なんでキョロキョロしなかったんだろうと思いつつも、厚い霧に覆われていたことを思い出したのだった。
やっぱり記憶は褪せていない。
旦那さんを発見したとき、もちろんどこの誰かもわからないわけで
きっと日本のどこかで、連絡がないと心配している
家族がいるかとおもうと気が気でなかった。
確か、あのとき一瞬浮かんでスグに消えたのは
あそこで遺体の背中のザックをこじ開けて携帯電話を取り出して
受信履歴一番上の人に電話をすれば、伝えるべきひとに伝わるんじゃないかと
けど、それは亡くなっていることを教えられても会いにいけないという
さらに厳しい気持ちにさせてしまうことだったのだったな。と、今更ながら述懐する。
そして、もう一つ思ったのは
「まさか、この方奥さんいないだろうか、まさか子供いないだろうか」
ということ。歳の頃からして30代半ば。まさか、まさか。
結局、予想は両方とも当たってしまったよ。
しかもお子さんは生まれて半年だったよ。
私はただの通りすがりのもんで、警察に通報すべき事象が目の前で起きたのだから当然電話したまで。
上高地まで下山して、交番のおまわりさんに「通報はしたけど、もし協力することがあったら連絡ください」
とだけ伝えて帰宅した。本来ならここですべきことはおしまい。
が、どーーしても、そこで区切れなかったんだな。
理由はぐちゃぐちゃ錯綜してて説明もムズカシイけど
家族に会ってみるべきだという結論にいたった。
わずか1週間かからず会社の社長さんと連絡がとれ、そして奥様とも連絡がとれ
葬儀が終わった後、速やかに対面することができた。
聞かれたことだけ答えて、私が用済みならもうそれっきりでいいかなと。
ところがどっこい、展開はその逆。
ケータイメールやり取りランキングトップ5に入るご縁に。
同い年だし、あっちは典型的なB型女だから発言遠慮いらないし

なんだか不思議な友達です。
もちろん一緒に登山にはいけませんが!
2歳半になった娘っこ。
大きくなったらお父さんの話をしてあげよう。
で、もし・・・万が一「あそこに行きたい」と言ったら連れてってあげよう。
何年たってもあそこはちゃんと覚えてるから。
こんにちはMt thetaさん
いやーーー、なんとも。
彼女のブログも読ませていただきましたが、途中から涙で写真も文字も見ずらくなりました。
好んで山で死ぬ人はいないと分かっていても。悲しいですね。
Mt_thetaさん 初めまして
日記、拝読させていただきました。
山岳事故は、自己責任であることからも、
交通事故のように報道されることもなく、
私達は、後日数字として知るに過ぎませんでした。
しかし、そこにはまぎれもなく、個人としての死があり、
ご家族のように生前、死後共に強く結ばれ続ける方に加え、
Mt_thetaさんのように遭難後語り部となる方がいらっしゃるのですね。
ブロッグも拝見させていただきました。
もちろん、ご遺族の方と共有などと僭越な言い方は出来ませんが、
Mt_thetaさんの山行日記で幾分か共有させていただきました。
それは、山行ではザックに荷物と可能性の高低さえあれ、
生死をも担っているからかもしれません。
このような現実さえ越えて、更なる山行をかき立てる程、
人に取って必要な行為なのかもしれません。
新参者の言で申し訳ありません。
コメントありがとうございました。
私の場合、なんだか変わった夢をみてたかのようでした。
あまりに非日常過ぎて。
接点のない赤の他人ですから励ますことは周りの親族や知人に任せるだけ。
私ができるのは、山を嫌いになってもらわないように頑張るだけですね
コメントありがとうございます。
救出活動にかんして言えば救助隊の方の方が遙かに
多くの経験をお持ちでしょうけれど
まさに事故現場を最初に発見したという経験はまずないですよね・・。
もし、発見したときまだ息があったら私はどうしていただろうとか
今でも悩ましく考える時があります。
この一件から遭難について少し興味をもって調べたりしたのですが
やはりというか、事故のほとんどは「なんでこんなところで?」というところで起きます。
calliopeさんも一度くらいは「ピンチかも」という状況を経験されることオススメします。
もちろん生きて帰ってきてください。
Mt thetaさん、こんにちは。
事故に直接あったことはないけれど、昔仲間を一人失っています。硫黄尾根で滑落、冬ですが、3回の捜索で、初めに遺体を発見して、みんなで運んだ経験があります。大町で荼毘に付しました。
あなたの北穂のレコからこの日記と、ブログにいたりましたが、お子様のためにもがんばってほしいです。
貴重な体験をされたんですね。
言葉がうまくつながりませんが・・・・
彼女のブログ、お気に入りに保存して、これからの成長を見守りたいですね。がんばって、声かけたいですよ。
こんにちは。いつもありがとうございます。
仲間が山で死んでしまったら自分も山に行くの嫌になりそうですね
私の場合は、見ず知らずの方だったので冷静にいられましたが
ご遺族の方と知り合うにつれ、ことの重大さを思い知ったのでした。
心中察することも難しいことですが二年以上経った今では
平穏な生活送られていらっしゃいます。
私なんぞコメントのしようもないんだけど。
教えてくれてありがとうございます。
登山、無事に帰ることが一番大事。
なんか…申し訳なくなって来ました(T_T)
吊尾根にいくことがあったら手を合わせます。
お読みいただきありがとうございます。
この一件で自分でさえ死ぬ機会があることを知りました。
逆にいえば生きて帰る術を真剣に考えるようになりました。
誰かが亡くなったからと遠慮はいりません。
その代わり無事に帰ってきましょう!
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