鳥の生態によって視力に違いはないのかと思っていたところ、
momijiosamuから資料の紹介をいただきました(右)
たまたま図書館から借りていた本もありました(中)(左)
せっかく読んでも長期記憶ができない( ;∀;)のでメモを取りました
視力についてのメモは4月25日の日記にアップしましたので、今日は聴覚、味覚、臭覚についてアップします
さえずりを含むコミュニケーションや羽毛に毒を持つ話も面白いのでメモに残したいと思います
メモの内容はolddreamerの判断基準で決めました
幸いにもこれを読んでいただいてご意見や他の参考資料がありましたら是非ご教示ください
〇 耳の構造
哺乳類のような耳介はない 羽毛に隠れた耳穴のみ
フクロウ
平たい顔がパラボラアンテナのような役目をし集音している
メンフクロウ類の耳の穴は左側がやや高くなっている
水平方向、垂直方向の定位の精度を上げている
内部の構造は哺乳類とほぼ同じ
違い 哺乳類 耳小骨=ツチ骨+キヌタ骨+アブミ骨 別れている
鳥 三つがまとまって一つの骨(アブミ骨=耳小柱)軽量化のため
鼓膜の位置
両生類=皮膚表面 哺乳類=深い の中間くらいにある
三半規管の大きさ
地上を歩くトリより飛ぶ鳥の方が大きい
三次元の方がより微細な平衡感覚を必要としているから
蝸牛管
トリの蝸牛管はカタツムリのような形をしていない
単純な形だが感度は哺乳類と変わらない
蝸牛管の中の有毛細胞は哺乳類では壊れると再生できないが鳥の有毛細胞は壊れても再生する
可聴域
ヒト 20hz〜20khz 最も聞える範囲 3khz〜4khz
トリ 100hz〜10hz 最も聞える範囲 1khz〜5khz
ハト類やニワトリ類は1hz〜20hzの音を聴きとれる
キジ目、カモ目のような離巣性の問いrは誕生直後から目が見えている
スズメ目、インコ目は生まれて数日たたないと目が開かない
どちらのタイプのトリも孵化前に耳は聞こえて声を発している 親と鳴きかわす
孵化時期を合わせる
〇 味覚
トリも口腔内に味蕾を持っている 味も好みがある
味蕾の数と場所
ヒト成人 5000〜7000 幼児 約10000個 舌に集中している
トリ ニワトリ約24個 ハト類27〜56個 アヒル約200個 インコ約400個
嘴の構造、味蕾が機能する条件などが理由で口蓋、舌の付け根 咽頭 咽喉などに
〇 嗅覚
嗅覚を活用する哺乳類に比べて少ないものの嗅覚細胞は存在している
特にキーウィは餌探しに嗅覚を活用している
ほとんどの鳥の鼻孔は嘴の付け根あたりにあるがキーウィのそれは嘴の先端にある
夜行性のキーウィは匂いに頼って餌探しをする
(キーウィの卵は体重の25%にもなる 飛翔しないので体重が増えても問題ない 卵が大きければ生まれる子も大きく生存率が上がる 資料3)
ヒメコンドルも嗅覚で腐肉を探す
ハトが帰巣するとき嗅覚も使う 若い時に自分の住む地域の空気の匂いを覚える-
こんにちは
すごいですね、幾つになっても
学ぶ事をやめないodさん📖
見習わないと!
鳥の動画撮っているときに
色々な音に反応して
首を傾げるのを度々目撃します。
年とって聞こえる音域が
違ってきてるのですが
鳥も老化現象なんて
あるのでしょうかね?
嗅覚もあるのですか?
ほびっとさんちの雄矮鶏さん
カメムシ食べてましたけど🐔
こんにちは ねこさん
今悔やんでいます 若い時にもっと勉強しておけばよかったと
鳥が首を傾げるのは音を聞いて目で確かめるためではないでしょうか
ほびさんちのチャボくん 要注意!
パプアニュウーギニアのズグロモリモズは皮膚や羽毛にアルカロイド毒を持っているそうです ジョウカイモドキ科の甲虫を食べることで二次的に毒を得ているらしいです
同じようにチャボ君もカメムシを常食して体が臭くなってはこまりますねーー
odさん こんにちは!
さすがです!。
勉強になります。
味覚。うちのコッコもたしかに好き嫌いがありましたよ〜。
スイカとイチゴは目の色が変わるほど夢中で食べてました。
こんにちは あんどうさん
たいていは読みっぱなしですが今回は日記にアップするという口実で頑張ってメモしました お役に立てばうれしいです(木に登らないよう気を付けます💦)
鳥は基本は丸呑みだと思っていたので少ないながら味蕾があることをこの度知りました 同じ食べるなら栄養価の高いものを優先的に食べるのかな
こんにちは
分かっているようで分からないこと
いつも学ばせていただいています
味蕾の数、鳥の中でも差異あるのですね。
ニワトリが最低〜
これは納得できます
カメムシ食べれる特異体質は1羽だけで
その他みんな味覚嗅覚異常なし。
あとカラスやインコ、オウムの
脳の重さ大きさなど興味深いので
またお願いします。
こんにちは ほびさん
いつも見ていただいてありがとうございます
チャボ君 案外美食家なのかもしれませんよ
臭いけどとってもおいしいかも 馴れ鮨のように
続編メモにアップするつもりでしたが拾い読みしました
ハシブトガラスの脳重 10.7g 平均
ハシボソ 8.8g
脳の重さ/体重×100
ヒト 2.2% ジュウシマツ 3.3%
大型のオウム、インコは人に近い値 具体的な数値は未記載
休校中の生徒のように宿題が出ましたね
odさんの解説、みなさん当てにしてるなー
写真3枚目の学会誌って続きお持ちなのでしょうか?
この前の日記の内容に近そうですが
機会があったら読ませてください。
ヤマシギの視野が凄いなぁーと思ったら
図解はヤマギシになってますね
視力とは関係ないのですが、
オオルリとかルリビタキの瞳の色は青(紺)に思えます。
カラスは黒だなぁーと思うのですが、
これって羽根の色に関係するのかなーって思っています。
鳥の持っている色素みたいなのに関係あるのかなー、
そう言えば猫とか人間も毛や髪と瞳の色って関連性ありそうだし・・・って
ちょっと違う方に気持ちが行きました。
気が向けば簡単な言葉で解説お願いします。
こんにちは へへさん
momijiosamuさんに紹介いただいた資料です
https://www.jstage.jst.go.jp/article/sobim/31/3/31_3_143/_pdf
”鳥を識る” に羽毛の色 という項目があります
羽の色は色素によるもののほかに構造色による発色がある
鳥の中には羽毛だけでなく皮膚や瞳の虹彩にも構造色を持つものがいる
そうです
カラスやオオルリの瞳の色が構造色かどうか今は定かではありません
カラスが青や緑がかって見えたりライチョウの白色も構造色ということです
宿題ですね💦
こんにちは。
色々研究して下さいね〜^^
こんばんは mumさん
途中で止められなくなりました💦
脳に刺激を与えるのにいいかなとも思います
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