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しんどい…
しんどかった…
今年の最大の目標をクリヤーしてきました。
「フルマラソン!!」です。正式名称は柏崎マラソンです。
マラソンは苦手です。
真面目に練習できないからです(^^;
マラソン走るきっかけは今年の6月に南魚沼グルメマラソン(ハーフ)にお友達から誘われて二つ返事でOKしたとこから始まります。
「OKOK。行こう(^^)」と承諾したものの、
練習が苦手すぎてちょっと後悔したもんね。
それでもお友達の前で恥かけないなと奮起して雪が解けた4月くらいからぼちぼち走りました。
週末1回10〜20kmくらいだったかな。
合計で98km(6日分)…そうか、6日しか練習できてなかったんだ(振り返ってみた…)
まぁ、膝の怪我や足首の負担がすごくて練習もままならないし
怠け癖もあってそんなに練習しない中ハーフで1時間47分(だったかな?)でゴール。
ハーフで2時間切れれば大したもんだと胸に閉まって
楽しかった大会だしまた来年こよう。
でもこんなに疲れるんだ!ハーフって!(`ロ´;)フルはやらない!出来ない!と決めていたのです。
今回の出場したのは会社の仲間(Dさんと呼ぶ)と昼飯してた会話からでした。
魚沼ハーフの話をしていたらDさんが「おれもマラソンしたいなー。出るならもちろんフルでしょ〜。」
(=_=;)あれ…あれれ…誘われてる…よね?
「ハーフも走ったし、登山vs自転車乗りの対決っていうのはどうだい?」
「負けたらさん付けで呼ぶこと!」…で決まりらしい笑
Dさんは33歳で童顔なんです。
職場に調子いい人って一人くらい居るもんでしょ?そんな感じの人。だから親しみやすくってタメ口で話しちゃうんだよね
でもDさん、自転車は200kmとか余裕とか言っちゃうすごい人なんだ。
という流れで6/28日付で柏崎マラソンにエントリー(ノ_=)うっぅっ
Dさんは自転車の大会が忙しく、自分も登山が楽しくてお互い9月終わりまで
「練習した?」
「いや、してないしてない。Dちゃんは?」
「いやーまだ。。。」
「そろそろやらないとどっかでバスに拾われるよね?坂多いらしいし…」
「んじゃあ、暑い夏も終わったし本腰上げようか」
こんな…大丈夫か?から追い込み1か月前練習が始まりました。
Dさんはまじめに走ったらしいけど自転車の大会も合わせてあったから比重は8対2くらいだったみたい。
自分も10月に登らなきゃまた冬が来て登れないのでトレラン気味に登ることにしました。
大会前々日に練習してる?って聞いてみた。
1か月じゃどうにも出来なかったらしくって、膝にきてる様子だった(^^;それでも総距離50km〜70km?こなしてたらしい。
自分も1か月で走ったのはラン18km+ラン7km+2時間トレラン+ロングウォーク登山+3時間トレランくらい…。
「お互いやばいね」と笑いあって大会前日の受付に行こうと仕事を終えた。
10/27(前日)
「おれ走らんねえかもしれねぇわー。膝が…」弱気な発言。
「自転車だと陸に着地しないじゃん。だから膝がびっくりしてる」ということ。
「その分登山だと着地するから余裕で完走できるんじゃない?」
「いやいやいや、練習してないもん」
「まあ、Dちゃんはどっか15kmくらいでバスに拾われて競技場で待ってなよ」と言ってやった。
ちょっと自信があった。
登山の恩恵はスバラシイ。
使う筋肉は違えど、名物の坂がこの足を生かしてくれるのでは?!と思っていた。
スタミナが底なしなのも登山のおかげ。
本当に登山してて良かったなーって心底思った。
10/28(当日)
天気は曇り→微雨/最低12℃最高17℃/風速7m前後
朝6時に起きてご飯を食べる。
ストレッチをする。
あっという間に7時( ̄◇ ̄;)高速で行こう。
Dさんが起きない…電話に出ないからメールで先行ってるよーと送信。
7:30 会場近く駐車場に到着→ストレッチ+足指テーピングケア+準備
7:40 電話繋がる。Dちゃん家出てないらしくテーピングに手間取ってるとのこと(^^;はよ来いと切る。
8:00 開会式 有森裕子さんがゲストランナーで来てました(^^)ちょっと覗いて寒いから車に避難。
8:40 競技場でちょっと柔軟とアップ。Dさんが見当たらないけどまあ来てるっしょ。
8:55 Dに電話してみたけどダメだった。完走したら電話で落ち合おうと前日に話してたのでレースに切り替え。
3時間30〜4時間の列にちゃっかり潜り込みました。
9:00 スタート!!競技場トラックを3周するんですが、有森さんとハイタッチ。
〜参加者2500人(内フル参加950人位/フル男16歳から39歳の参加は300人位)〜
◇0km〜9kmまで平坦なコース。
笑顔で沿道の方々に会釈
◇9〜12kmピーク〜14kmは高低差60mの坂。
まだ辛くないっす!給水所がありがたいけどアクエリアスじゃ物足りない。坂でもペースを保ちつつ難なく次へ
◇14km〜22km。
余裕があり抑えるのが大変なくらいでした。
1ヶ所だけ起伏20mの坂があったけどそんなんでもなかったな。
練習ではこの辺で終わりだしハーフ以上も走ったことがないので未知の世界へ。
この時はまだ写真撮る余裕あったね(^^)
22km折り返しで1時間56分だったのでサブ4(4時間切ること)を考える。
◇25kmくらい。
遠目から有森さんを認識した。
と…同時に通り過ぎるランナー全員に大股で豪快にハイタッチしていた笑
自分もあやかりたいということでハイタッチを求めて痺れる激励と叱咤名言を授かった。
「辛い時は前の人に着いてくんだよ!引っ張ってってもらいなさい!」
単純明快。その通りなんだけどすぅーっと言葉が染み込んで元気出た。
◇26km〜31km。
1ヶ所20mの起伏があったけどそんなんでもありました。きついのなんの。
足を使いすぎたみたいだ。足が上がらなくなってきた。
◇31km〜33kmピーク〜36km。
もう山だよね山w
マラソンじゃなくてトレランでしょう?
…というくらいな上り坂。
STOPしたらもう動けなくなるんじゃないかと思って立ち止まること歩くことはしてなかったけどさすがにムリっす。歩く。
補給食のゼリーとアミノバリューで燃料補給。試合開始。
すごい疲労。足なんてもう上がらない。
太ももの前側の筋肉が悲鳴をあげていた。
わかりやすく言うとヒザ神のようだったのかも。
ピークから下りは登山の要領で時間を取り戻すことが出来た。
◇36km〜42.195km。
平坦でらっく楽。とはいかず坂にだいぶ足を使いすぎた。
もう坂を下りきってからの2kmはなんとか騙し騙しで来れたけど38kmから「もう頑張ったでしょうから歩いてもいいでしょう?と悪魔が囁く。
それに1km=5〜6分で走ってたのであと40分…30分…とカウントダウンしながら走るっていうのは地獄だなと思った。
サブ4!!だけ考えて走ったよー。
◇競技場〜ゴール。
声援がほんとにうれしかった。あれが奮い立たせる原動力なんだよね。
参加しないマラソン大会でも沿道に立ってハイタッチで恩返ししようかな。
小雨降る中ほんとうにありがとうと言いたい。
競技場はコンクリじゃないのでふかふか。
今までの疲れがふわっと無くなってペースが上がりました。
結果はなんと3時間49分27秒/300人中78位でした。
よくやった!自分を讃えてみる。
自己満足かもしれないけどこの歴史はすばらしい。
ゴールしてから気怠さが襲ってきた(´へ`)身体ガチガチで膝が曲がりません笑
そんな時に有森さんが暇そうに佇んでたので記念写真撮っていただきました♪
◇Dちゃんの行方
彼は本当に走ったのか?とカレー食べながら待ちつつ、豚汁飲みながら待ちつつ…うーん。
電話やメールが繋がらないのは走ってる証拠。
でも…でも…5時間という制限時間があってゴール時間が5時間10分経過…?でも走ってる人が居る。
いや、だけど見当たらない。ということは走ってない?それともバス?
気長に待つことにした。。。。
もう2時半(5時間30分)会場も周辺閉鎖も解除されたころ電話が来た。
「完走した?」
「もちろんしたよー。Dちゃんは?」
「バスに連行された」…大爆笑。
「とりあえず競技場きてヨ。豚汁あるからあったまりな」と誘導。
逢ったら膝を引きずってDはやってきた。
とりあえず生きてて良かった笑
完走証を見せたら驚いてた。
いやいや、しかし、感心ごとはDだ。
「どこで回収されたの?」
「最後の坂(32km)登り切ったのとこでスーツ着たおじさんに足引きずってるね〜どこが痛いの?」
「右ふとともの外側の筋が痛いです」とはっきり言ったら
「んじゃ、バス乗ってね」と有無を言わせない誘導だったらしい。
「32km走れたんだから次に繋がるんじゃない?」
「スタートしてから直ぐにトイレ行ってたりして…お婆ちゃんお爺ちゃんにも抜かれて心折れるし、22kmの折り返しのとこでまたトイレ行ったら最後尾になってて…バイクに煽られながら走ってたらふとももの筋痛めて足引きずって…なんとか32km辿り着いたらバスが居て安心したんだ」
「悔しかろうに…(大爆笑)いろんなドラマがあったね。しかしすげえ話だな」
「来年はちゃんと練習してそのタイム抜いてやるからな!」
「いや…もうフルは(^^;」
「一人でも出てそのタイム抜いてやるんだからな!」と悔しさ満点。
同じ立場でもバスで回収は嫌だなー。
そんなこんなでお開きしました。
別々に来たので自分は温泉に行かなきゃ明日が不安だ。
割引券が500円→250円と半額で帰り道で人気のなさそうなとこを選んでみた。
雪割草の湯。アルカリ湯ですべすべらしい。
生き返る。
この瞬間を得るためにマラソンしたと言っても過言ではないくらいな至福。
露天風呂がぬるめで何時間でも入ってられそうだわー。極楽すぎる。
湯の中でマッサージ+ストレッチしてる間にギコチナイ歩き方してる人が何人も居た。
マラソンランナー?だよね…?
露天に30分くらい浸りすぎてた頃一人になったから浮かんでみようかなーと
動作に入りかけた時にギコチナイ人登場。
あぁ、ランナーだね。暇だし話しかけてみよう。「柏崎走りましたか?」
「走ったけんども恥かいたー。バスに回収されちまったよ。けど酷いんだよーあの役員どもめ。3年走ってるのにこんな恥かいたの初めてだ!」と憤慨していた。
聞くと今年69歳のお爺ちゃん(見えないけど^^;)この人なかなかのスーパー爺ちゃんで、フルマラソンの一週間前に寺泊のハーフマラソン出場。二週間前に8kmの学校行事参加。その前も引っ切り無しにマラソンイベントに参加している話だった。
今回の柏崎で膝を痛めたがスーツの役員に「4時間50分で走れるから走らせてくれ」と懇願したが膝を指摘されてバスに…という話を聞いた。
( ̄□ ̄;)ハーフ走って翌週にフルとかとんでもないっす!
なだめてた時にもう一人35歳位のギコチナイ人が来てマラソン談義仲間が増えた。
「横から聞いてましたけど爺ちゃんすごいっすね!!ハーフからフルやってコンスタントに他にも!!すごすぎる!」このあとお互いの栄誉を讃えあった(^^)自分が来て1時間半くらい経過してたかな…。
最後に35歳の方がイイ事言った。
「マラソン大会に高い金払って出場することに意義があるんです。マラソンを走るのは10kmもフルも同じ価値です。たとえ10kmだろうとハーフだろうと例え走れなくても出場を決めるまでの壁が高いのです。。」お爺ちゃんは納得して荷が下りた様子でした。
よかったまとまった(^^)みんな顔覚えたのでまた来年柏崎でって話をして解散。
この練習量でサブ4は練磨の35歳の方もお爺ちゃんも驚いてて、
その体付きだったらサブ3(フルで3時間切ること)も夢じゃないよ!とかいわれました…が…
うーん…来年は…どうするかな…。
いつも長々すいません。。
読んでくれてどーもでした(´▽`)ノ
はじめまして。
フルでサブフォーはお見事です。
しかも初フルではあまり聞きません。
ナイスランです。
30km以降は本当に辛いでしょ。
やった人しか得られない体験です。
真剣に取り組めばどんどん記録が伸びますよ。
コメント&ナイスランありがとうございます(^^)
こちらこそ初めまして。写真がめんこいです。
ロード練習が出来ず登山で鍛えてなんとかでした
30kmの壁は味わいました…ネ
関節が不自由になるのを体験して、36kmでめげました。
ほんとうに気力と根性の世界ですね(^^;
こんな練習でよく走れたなと自画自賛してます。
”真剣に取り組む”ことを向き合って頑張ってみます(^^)
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