年末年始が忙しいのはいつものこと。しかし今回のはちょっと激しすぎたと感じるのはもしかしたら年齢のせい?
これからスキーができると思ったら風邪を引いてしまい自宅隔離。
もう完治してるが一応はおとなしくしている。
暇なので昨年シーズンのクライミングをまとめておこう。すぐに忘れてしまうから。
●春
例年よりスキーシーズンが早く終わってしまった。近所の白馬松川ボルダーに足しげく通い、長年の宿題だった三角岩一周が終った。1級というグレーディングだけれど、たしか全部で55手くらいで、12bって方がしっくりくる。これで持久力がついたと意気込んで県内(たまーに外w)のリードエリアに通ったが11台がやっとだった。
カムを買って湯川合宿した。小川山でもクラックを少しやった。スポートと平行してトラッドもできたらというのは甘い考えだった。今の実力だと取り付けるルートが限られてどうしてもムーブが単調になってしまい、フィジカルが弱くなるし、今やるのは効率が悪いと判断。後回しにすると決めた。そんななかでもジャムのコツが少しつかめたのは収穫だった。それが後にスポートでも役立った。
●夏
足りないのは持久力ではない。パワーだ。このパワーというのはつまりボルダー力だ。と考えてエッジアンドソファの月パスを購入。ボルダー力というものは持久力と比べて、すぐに体得できるもモノはないということが良くわかった。通いはじめは3級がやっと。1ヶ月通っても2級を撃ち込んでやっとできるかできないかくらい。最後は親指を痛めてしまった。完治するのに60日はかかった。強い人の登りをみる機会が多く受けた影響は大きい。
外岩は付き合いで瑞牆に何度かいったが11台から抜け出せないでいた。11台のマルチに行ったりもした。親指を庇いながらなので当然登れない。ロープがほどけなかったり、カムが回収できなかったり一緒に行く人に迷惑をかけてしまうので思いきって10日位休んだ。
●秋
指に不安があったということもあり、ガバの多そうな鳳来にいった。
初めて訪れた鬼石のスケールには圧倒された。傾斜と長さ、そして内容もおもしろくって、久しぶりに「これだ!自分がやりたいクライミングは!」とグッときた。
鬼岩周辺は12台以上のルートが多いが自分にはまだ早いと思い、まずは周辺にある数少ない(安心してトライできる)11台のルートを片っ端から登っていった。そのなかでも「大洪水11d」との出会いは衝撃的で、3つ星イレブンてこんなに面白いのかー、これなら4つ星12はきっと凄いんだろうなー、鳳来のルートの質に感動したのを覚えている。
土台をしっかり固めたのが良かったのか、人気の「卒業12b」がわりとあっさり登れ、シーズン最初の12台に安堵した。その後、鳳来の別エリアに通ったり、ちらっと伊豆に行ったりもして、気がついたら12前半が安定して1日で登れるようになっていた。親指の痛みは完全に無くなっていた。
オンサイトトライが楽しくなった。佐久志賀でボルトが打たれているジャミングルートの11cと鳳来のうす被りで長ーい11dでオンサイトグレードを更新した。韋駄天ロックではあと1手でオンサイトという12aもあった。今後得意そうな12aは不用意に触らないようにしよう。
●晩秋〜初冬
鳳来が寒くなってからは佐久志賀通い。
最高気温10度くらいあれば日当たりに合わせて快適に登れる。
垂壁以下のルートがほとんどなので最初は苦戦していたが、最後は12cdのルートが登れた。毎年1グレードずつ更新してきたが今年は0.5グレード更新。今年はグレードはまぁいいかと諦めていたところ最後に予期せぬ成果があって嬉しかった。
●成果的なもの
親指の怪我はあったが大きな事故なく楽しく登れたことが何よりも成果。
オンサイトトライの楽しさを知れたこと。
そして各地の食事温泉の開拓
特に
★平谷温泉ひまわりの湯
★多喜のスタミナラーメン
★新城の快適な車泊場
鬼岩で将来の目標にしたい先輩クライマー達と出逢えたこと。白馬で新しいクライミング仲間ができたことも大きい。
クライミングの数字的な面はあまり気にしたくないが一応記録は大事なので…
しっかり土台を固めようということで11台を数多くのぼった。
11台は全部で37本
そのうち避けがちな11dが9本。
12台は全部で12本
a5本
ab1本
b5本
cd1本
●反省的なもの
結局パワーは得られなかった。
ハードなレッドポイントトライをしていない。
自分の手におえなさそうなルートは避けた。
がっかりエリアで危ない回収をしてしまったこと。
プロジェクトがみつからなかった。
いや見つけようとしていない。
●来季の目標的なもの
なんとなく行きたい岩場や登りたいルート、越えたいグレードはあるが、シーズンが始まらないことには具体的な目標は定まらない。それが強くなれない原因なのかも知れない。目標があればそれに向けてトレーニングできるから。しかし強くなることだけがクライミングをやっている理由ではないと今なら言える。
今季の冬は特に忙しくなるので、今は目の前のことを一個一個やるしかない。
ただ来季は安全面により一層の注意を払いたい。「カシンしないこと」「めんどくさがらないこと」これだけは忘れないように。
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