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2023年08月31日 22:58未分類全体に公開

大雪山旭岳黒岳縦走路

大雪山旭岳黒岳縦走路と黒岳石室避難小屋は今年100歳。1923年(大正12年)関東大震災の年に北海道山岳会の手によって縦走路が整備され石室も建設されました。私は数年前に初めて黒岳を訪れて以来この地の美しさに魅了されこの縦走路と石室に想いを馳せてきた。その魅力たるや旭岳黒岳の山頂を越してその先に踏み込んだ者にしかわからないであろう。北海道のど真ん中にあって圧倒的スケール感と格式高くこの先に足を踏み入れる登山者を選定するような雰囲気を感じざるを得ません。

6:30始発の旭岳ロープウェイは混雑しており旭岳山頂まではどこの百名山によくある光景だ。縦走装備の大学山岳部の猛者達、ガイド付きシニアの層ツアー客、間に合わせのスポーツウェアの職場仲間パーティー、真新しいブランドウエアのうら若き初心者カップル。だがそのほとんどは旭岳山頂ピストンの登山者であり山頂から裏旭に下る登山者はごく僅かで同じタイミングで裏旭ぬ下って来たのはおそらくトムラウシの先に抜けるであろう縦走装備の大学山岳部の猛者達だけであった。彼らは裏旭のテン場で泊まると行っていたのでその先しばらくは一人旅になるだろうと覚悟を決める。

お盆休み前後のハイシーズンは小屋泊予定であってもテントは必携。さらに白雲岳のテン場が羆の出没で閉鎖になっていて黒岳石室に人が流れて来ている。との事前情報だったので装備はテン泊仕様の15k超。水は4Lで足りると思ったが山頂でも20℃を超す猛暑で実際には足りなかった。北海道の生水は浄水濾過無しに飲んでは行けないのが鉄板常識なので濾過器を持たない者は全て担ぎ上げる必要がある。

今回の計画では北海岳経由の南ルートで黒まで行き黒岳石室で泊まり翌日北鎮岳経由の北ルートで旭岳に戻る予定だった。圧巻のお鉢平を望みながらの天空の稜線歩きはそれはもう夢見心地。旭岳では雲一つない絵に描いたようなピーカンだったのに北海岳に着く頃にはビデオの早送りのを見るかのようにあっという間積に乱雲に囲まれてお鉢平もうっすらと靄に包まれてしまった。

以前にもドピーカンからの雷雨で小屋に避難という経験があるので逃げ場のない大雪山のど真ん中でちょっとだけ気持ちがネガティブになる。時刻はちょうどお昼の12:00で数人の登山者に会うことが出来て少しほっとする。ここから黒岳いしむろまではコースタイムで70分といこと14:00前には着くだろうと予測が出来て想定外の熱さとテン泊装備の重さで遅れに遅れていたがやっと心に余裕がでた。

北海岳でお昼にしようと思っていたがバーナー出してまで腰を据えて食べる気になれずカロリーメイトとクリームパンだけで黒岳石室を目指すことにした。というのもここから黒岳石室でまでの高低差に苦しむ事をこの時はまだ分かっていない。北海岳から黒岳石室の間の意外とある高低差に完全に体力やられる。最後の登り返して苦戦しているとついさっき北海岳でお話したレディに爽やかな挨拶と共に抜かされる。なんやかんやで黒岳石室13:40着その日は黒岳まで行かずにそのまま小屋にステイ。

天気予報でも小屋番の話でも明日の天気は崩れるらしく翌日の天気を知りたいが石室周辺はdocomoは完全圏外。黒岳方面にちょっと登ば繋がるかもという話で結構登ったが電波は捕まえられず。やはり3G非対応のahamoだったからかdocomoの3G回線なら入ったかもしれない。空けて2日目は旭岳方向からモクモクと湧き出て来る雲の中に突っ込んで行く勇気が無く旭岳への折り返しを断念し黒岳から層雲峡に抜ける事になるのだが当初の縦走計画は旭岳温泉に戻らず層雲峡に抜ける予定だったのでこれはこれで。まだ踏破していない北鎮岳経由の北ルートに戻って来る理由も出来たというもの。

開道100周年という記念すべき年に想いを叶えられた幸運と健康に感謝🙇
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