2021年8月20日にウェブで好日山荘登山学校「高山病対策」を受講したときのメモ。
この前の北八ヶ岳天狗岳でドンちゃんが高山病になったので振り返り、備忘のためにアップ。
先生は、好日山荘登山学校校長の田中敦さん
https://www.kojitusanso.jp/school/guide/
これで振り返ると、思い当たることが多々。
・ドンちゃん、体調イマイチ
・登山口にトイレがなく水分摂取が積極的にできなかった
・登山口が1870m。あたふたと準備してスタート
・反時計周りだと途中に小屋やトイレがなかった
ドンちゃん本人は高山病には懐疑的だったが、やっぱりすぐに標高を下げて正解。
以下、講習内容
高山病とは、、、
◇身体に酸素を取り込む力が落ち、血中の酸素濃度が低下、考える力も低下
◇「頭痛」プラス、次の一つでも当てはまれば高山病
�，佞蕕弔�、��吐き気、��食欲不振、�し饌婀供↓タ臾仮祿�
◇頭痛だけだと高山病の一歩手前
◇普通は2,500m超え、人によっては2,000mくらいで出る人も
「高山病症状を出にくくする」
≪準備≫
◇事前の休養と睡眠が重要（脳の疲れが大敵で元気だとなりにくい）
→夜通し運転、そのまま登山は×
◇事前の食事はバランスよいものを
◇（一般論として）これまで使わなかったものを復習し装備を見直し
◇登山口が2,000〜2,500mの場合、車などで一気に気圧変動すると発症しやすい
→いきなり出発せず、登山口で1時間ほどとどまり順応するといい
≪歩き方≫
◇ゆっくり歩く（遅く歩くのとは違う）
→心拍数（220-年齢）*0.75を上限目安
→運動スピードを遅く＝身体の動きをゆっくり
→筋疲労、心肺負担を軽減させる＝身体が楽に
◇上手に歩けるようになったら移動スピードは変わらない
→休憩頻度も少なく、休憩時間も短くできるようになる
→水分、塩分、エネルギーの消費が少なくなる
◇足の運びをゆっくり、同じペースで。両足が地面についている時間を短く
→筋力に依存した力業で登らない。若い男性は苦手
→ベテランの女性は歩くのが上手＝心肺機能、筋力が小さいからスムーズに歩く
◇高所では息をしっかり吐く。歩きながら深呼吸できるように
→ペースが正しけれは歩きながら深呼吸できる
→吐く息を意識。灰の中を空にする◇高所では肺の交換効率が悪くなる
→3,000mでは平地より3割負荷が大きくなる
→深呼吸で2割よくなる＝平地との差は1割になる
→1割の違いは1,500mクラスのヤマ。これならなんとかなる
◇体調が悪くなったら座って楽な体勢に
→ただし、横になってはダメ。寝たら絶対にダメ
→壁にもたれて腹式呼吸。鼻から吸って口から出す
→横になると深い呼吸がしにくくなる。寝ると呼吸が浅くなり高山病が悪化する
◇水分は体重（kg）*歩行時間（H）*5ml
◇栄養は体重（kg）*歩行時間（H）*5cal
→小まめに甘味、塩味を摂取し貯金しておく
→食欲が減退しエネルギー不足にならないように、具合が悪くないうちに摂取
→カントリーマーム、柿の種（陽希さんはフィナンシェと言っていた）
◇血液濃度が高いままなのを防ぐ
→酸素が足りないよー
→赤血球を増やそう（ヘモグロビン値上昇）
→血液の流れがドロドロで悪くなる
→血が回らなくなり頭痛が起こる、指先が震える
→（だから高所では指先、足先の末端で凍傷が起こりやすい）
→血液、体液の循環促進のため水分補給をしっかりする
→頭痛、手足のしびれは水分補給すべし
◇高所では温度調整も重要
→ニット帽（頭を圧迫しないもの）、ネックゲイター、ダウンジャケットなどなど
◇2,500m以上なら山小屋についてもすぐに寝ないこと。お酒も控えめに
→一晩目は飲酒しないほうがいい
→到着後、2時間くらいは起きている必要
→寝ると呼吸が浅くなる、水分やエネルギーの補給もできない
→身体を冷やさないのも大切
別日収録だが、youtubeにもアップされていて、前後編計20分余りで見られる。
https://youtu.be/ZU8lEG5Q1Kc
https://youtu.be/6TMyV_z9nr4
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