楽山大仏

唐の時代に建設が始まり、90年もの歳月をかけて完成したという楽山大仏。世界最大の石仏と聞いてはいましたが、実際に目の前に立つと、その圧倒的な大きさに息をのみました。川に面した凌雲山の断崖に、すっぽりと体を預けるように鎮座する姿は、ただ堂々としているだけでなく、どこか柔らかく人々を見守っているように感じられます。

高さはおよそ70メートル。近づいて見上げると、顔だけで14メートル以上もあり、耳の長さだけでも私の身長の数倍あります。あまりのスケールに、自分がとても小さな存在に思えてしまいました。それでも不思議と恐ろしさではなく安心感があり、千年以上の時を超えてこの土地の人々を見守り続けてきた重みを肌で感じました。

遠くから眺めたときの景色もまた格別で、山や川と一体となった大仏は、自然そのものと調和しているように見えます。角度を変えるたびに違った表情を見せてくれる姿に魅了され、つい何度も足を止めてしまいました。

コメント

ショウタンの山は楽しい

私もこの大仏様を観た時は
人が手作業で作ったとは思えませんでした

Kei

ショウタンの山は楽しいさん
コメントありがとうございました。
ですよね。👍迫力がありました。