大峯奥駈道を計画した時から女性の私に付きまとう問題。
女人結界。
行く前、計画でルート取りする時はなんて面倒で煩雑なんだ!
これ無理じゃん!せっかく吉野から登るのに一度麓に降りてまた登り返す??なんで私は歩けないんだろう。今の時代に合ってない!タクシー代も時間もバスも考えないと行けないし泊数増えるし手間かかる!!とか内心嵐のように荒れ狂っていたのだが、実際に行ってみて私は考えが変わった。
実際に吉野山から歩いてみて、吉野山の街の雰囲気や山中に色濃く残る伝統と今もなお大事にされ続けているのが分かる信仰のよりどころ。
人々の願いや想いの積み重なり。
実際に山上ヶ岳の稜線から聞こえてくる修験者の法螺貝の音色。
『解けたらいいのに!いますぐにでも解けてほしい!歩きたい!無ければいいのに!』
という思いは、
『いつか解ける時が(もし来るのならば)その時はまた通して歩きたい。外がワイワイ言うのではなく、内側の手入れしている人、守っている人、そこを大事に継いできた人たちが、解いてもいいって思う時がもしいつか来るのならば。』になった。
大峯奥駈道は一度廃れかけたものをたくさんの人が整備してまた作り直して道を引いている。
そこを登らせてもらっている。
そんなことを思った山旅だった。
あ!あとヤマレコの口コミをひとつ登録してキャンペーンにも応募してみました。
楊子小屋手前の崩落エリアについて投稿しました。
年々崩落箇所が沢筋から稜線に向かって侵食が進み、数年前のトラバース道は崩れたので新しく稜線沿いに道を整備してくださったそうです。
通行時は要注意です。
https://www.jinken.ne.jp/flat_now/gender/2004/05/29/1828-2.html
この記事にも昔から続いてきた対話ややりとりがまとまっていた。
洞川温泉は今回は行かなかったが、こちらも女人の修験者の方はこちらへ降りてまた登り返すのがルートらしい。
洞川温泉へも行ってみたくなった。
http://everest.cocolog-nifty.com/gassan/2011/06/post-a117.html
https://shigakukai.exblog.jp/241326623/
http://www.on-kaiho.com/info/info_history.html
あと面白かったのがこちらの方の日記
女性の袴を着ていつも登山されてる方の視点からの大峯奥駈道、女人結界について。
大峯奥駈道と大峰山の女人禁制 - としみずさんの日記 - ヤマレコ https://www.yamareco.com/modules/diary/209519-detail-174389
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