3週間ちょっとたちました。
父が生前に勤めていた会社への挨拶や御香典返しの打ち合わせが済み、四十九日の日取りや時間も決まり、少し忙しさが落ち着きつつあるのですが、それに反比例してある思いが落ち着かなくなっています。
それは『会いたい。』と思う父への気持ち...。
もう一生叶わない願いで、行き場のない気持ちです。
そして、もう1つ、モヤモヤし続けている気持ちがあります。
なぜ最初の計画と変更して宝剣岳を登ったのか、足を滑らせた時に父は何を思ったのか、どんな風に滑落したのか、という、答えのない疑問です。
何があっても死なないと言える位に強いと思っていた父が、山に登っても必ず帰ってくると思っていた父が、一瞬の事で死んでしまった...。
実感があるないではなく、受け入れられないままです。
でも、父はもういません。
父の愛車も乗り主をなくしたまま、いつもの駐車場に停まっています。
父が夢中になった登山には、他の何かと比べようのない魅力があり、頂上に立たないと分からない景色と達成感があるんですよね。
父は心から楽しんでいましたし、活き活きしていました。
でもそれで死んでほしくなかった...。
もっと話したい事もあったし、一緒に行きたいお店もあったし、晩酌だってしたかった。
じいちゃんとして、孫の成長を見守り続けてほしかった。
なんでこんなに早くに死んでしまったのか、父を責めたくもなります。
こんな事を日記として書くのはおかしいのかもしれませんが、溢れてくる思いが止まらなくなってしまいました。
心配をさせたくないので、子供達の前では泣かないように我慢しているので...。
このサイトはちょこちょこと見ていますが、皆さんが無事に下山されている事が、特に宝剣岳方面に行った方の記録が、嬉しく思います。
ですが、じゃあなんで父は無事に下山出来なかったのか、滑落したのか、宝剣岳ではないルートだったら事故はおきなかったのではないか、と、辛くもなります。
時間が解決してくれると励まされますが、それはもちろんそうだと思いますが、どの位の時間がたてば解決するのだろうか...。
私にとって解決するまでの時間は、とても遠く感じます。
人は簡単には死なないです。
人は強いです。
ただそれは、時に反対になってしまいます。
山を登る皆さん、これからも必ず無事に下山して下さい。
私のよう思いをする人がいない事を願います。
長文で、雑で、失礼しました。
こんなことを言っていいのかわかりませんが・・・
夏になったら、木曽駒ケ岳にいかれてみたらどうでしょか。
宝剣岳は危険なので、安全なその周辺まで・・・
お父様が見た最後の景色、最後の場所。
行ったことによりもっと辛くなるかも知れませんし、もしかしたらモヤモヤがとれて楽になるかも知れません。
なぜ山に登るのか、少しでもわかるかも知れません。
もし行く気になったら是非行ってみてください。
そして、1日でも早く少しでも辛さから抜け出せることを願ってます。
maedatomoさんの
おっしゃるとおりですね。
私も木曽駒への
慰霊登山に行かれてはいかがと思います。
夏の木曽駒なら
初心者の方でも十分に登れる場所です。
宝剣は鎖場があって危険ですので
稜線からお父さんの最後の場所に向かって
手を合わせると、心に何らかの
変化があるかもしれません。
前の日記も読ませていただきました。
また、最後の写真の記録も読ませていただいました。
あらためてお父様のご冥福をお祈り致します。
既にお二人のコメントにあるように、お父様の最後の場所に行かれてはいかがでしょうか?
千畳敷カールまでロープウェイで登って、そこから乗越浄土というところあたりまで1時間程度で簡単に登ることができます。そこから最後の場所が見られると思います。とても気持ちの良い場所です。
天気の良い日じゃないとさすがにダメですし、今はまだ雪が多いので、7月梅雨明けから10月中旬ぐらいまでが良いかと思います。梅雨明け直後が天気が良いのでおすすめです。それを外しても中央アルプスの天気は比較的良い日が多いことと、ロープウェイを使えるので気軽に行ける所です。その気軽さが宝剣稜線からの滑落事故が多い原因でもありますが、お父様の場合の直接の原因は想像でしか分かりません。
”慰霊登山”という言葉もありますし、私たちもそういうことをしたことがあります。亡くなった人を慰霊するだけではなく、遺族の方も心落ち着くことになると思う次第です。
押し付ける訳ではありませんが、これも一つの方法かと思います。私は5年生の時に行きましたので、お子様と登られるのも問題ないと思います。ちなみにうちの子は2歳のときに登りましたが、これは大人の助けが必要です。
参考にしてみてください。
コメントをありがとうございます。
来年、1回忌が終わった後の夏に行ってみようかと、叔父(父の兄)が提案をしてくれていました。
叔父も登山経験者で(大学生時代は山岳部所属だったとの事)
ロープウェイを使って行った事もあると言っていたので、全くの初心者のみで行くより経験者が一緒の方が安心ですし、正直そこまで行く道のりも分からないので、来年の夏に行く予定でいました。(今年はその場所に行く勇気が湧かないのもありましたが。)
でも、今年の夏に行く方がいいのか、頂いたコメントを見て悩みますね。
きっと、自分の目でも見た方が納得が出来て、手を合わせる事も出来て、何かしらの答えが出るのかもしれませんよね。
どうするのが一番か、改めて考えてみようと思います。
とても参考になるコメントをありがとうございました。
mananonさん
くどくてすみません。
もしも迷っていらっしゃるなら登ってみてください。
1年は先は長いです。
1年という長さは終わってみれば短いと思いますが、先の1年は長いです。
叔父さんという素晴らしいアドバイサーがいらっしゃるなら、今度の法事のときに話を出されてみるのはいかがでしょうか?
電車ならJR飯田線の駒ヶ根駅です。高速なら中央道の駒ヶ根インターです。車の方が便利です。
具体的にアプローチを教えないと初めての所だとイメージが湧かずに難しいのであえて書かせてもらいました。地図を見てもらえれば幸いです。
私は山で亡くなった関係者は二人、一人は後輩で一人は大先輩です。
私はパラグライダーもやっていましたので、近いところで二人亡くなっています。少し離れればもう少し人数が増えます。
お父さんと友人との違いはありますが、悲しみは耐えられないものがありました。
でも、一つだけいいことがあります。
それは、私の亡くなった友人はどれも歳をとっていません。
いつも若々しくしています。
突然の死は現実感がありませんね。
でも、長い時間かかって受け入れなくてはなりません。
それは時間がやってくれるので受身でよいのですが、自分がより積極的に生きていこうとする場合は、やはりアクションも必要です。
こういう話を叔父さんとお話されてはいかがでしょうか。僭越ながら。
murren様
近い方を亡くされているとの事辛い思いをされたのですね。
お話して下さり、ありがとうございます。
叔父の都合もあるのと、自分達家族の都合があるので、今年に行くとしたら家族でのみになりそうです。
でも、10月位までには行ってみたいという気持ちになっています。
行くとしたら、どのような服や靴がいいのでしょうか?
元々持っているスニーカーで大丈夫でしょうか?
悪い意味ではなく、私達はそれ以上の登山はしないので、もし大丈夫ならば持っているスニーカーや服で行きたいと思います。
お返事を頂けたら幸いです。
ロープウェイの終点である千畳敷(せんじょうじき)から乗越浄土まででしたら、7月梅雨明けから10月中旬まではスニーカーでもOKです。ただし、年によっては10月に入ると雪が降る可能性がありますので、9月終わりごろまでが一応は目安です。あったかい年は11月でもいい場合もありますが計画はしない方がいいと思います。そういう意味で10月中旬と言った次第です。
どちらにしても、夏でも寒いのでそれなりの防寒着は必要です。ただし、夏ならジーンズと普通の長そでシャツ(半袖でも良い)でいいのですが、防寒着としてフリースぐらいは欲しいです。ウールのセーターでもいいです。雨具(カッパ)も必要です。どんなカッパでもいいです。
9月中旬からどんどん寒くなります。平地の冬ぐらいの服装は必要です。手袋も必要です。
参考にしてみてください。
すぐに返事は出来ないかも知れませんが、分からないことがあったら私にメールしてください。
私の父も宝剣岳の滑落で逝ってしまいました。あんなに強くて頼もしかった父の亡骸を見た時は、どうしても信じられませんでした。父が死んで最初の夏に、宝剣岳に登りました。鎖場が有り、岩にしがみついて登るらなくてはならない危険な場所もありました。夏でもこんなに危険な山なら、雪深い時期に登った父が滑落してしまったのは仕方のないことだと、やっと父の死を受け入れることができました。
宝剣岳はロープウェイも完備されていて、雪のない時期であれば素人でも登れると思います。心の整理をつけたいのであれば、一度登ってみるとよいと思います。
父が死んでもう30年になります。父の死を受け入れましたが、今でも思い出す度に涙が出ます。
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