せい家 強風が荒らぶる土曜に

北風が吹き荒れる、土曜日の午後。
こんな日にはラーメンに限る。右手首と右肘を骨折したにも拘らず、
ラーメンへの渇望は押さえがたく、踵を鳴らしながら「せい家」へ。
店に到着したのが午後3時頃、遅めの昼食をとるひとが、ばらばらと。
空いているせいか、4人がけのテーブルに通された。注文はラーメンと
餃子を注文した。ラーメンは500円で、他の競合店よりリーズナブルである。
5分後、出てきたラーメンは、黄色い太麺に、スープは豚骨醤油であり、
のり・ほうれん草・チャーシューが盛られ、見た目に華やかさがある。
味を言葉にするのは難しいが、一言でかたずければ、美味しいとなる。
この世の中、色々な問題に溢れているけど、美味しいものを食べることは、
一つの解決策ではないかと思う。美味しいと感じている間は、色々な悩みを忘れて
いられるのだから。自分もおぼつかない左手でラーメンを食べながら、
骨折のことは気にもしなかった。