沢登りの楽しさのひとつに泊り場での焚火があります。
沢での泊りは沢の増水を考えて、一段高い台地になります。
よい泊り場は岩のない土の平場でしょう。
さて、焚火の場所としてテントに近い土の台地か、または河原でするのがよいのでしょうか。
以前は好みの問題と思っていましたが、最近は不便でも河原ですべきではないかと思うようになりました。
焚火の後は焚火の跡を残さないのが沢のマナーということは異存ないと思います。
しかし言葉では簡単に言えますが、土の上での焚火の跡を完全に消すのは難しいものです。
ポピュラーな沢では焚火の跡をよく見ます。
テント場が限られた沢でせっかくのよい泊り場が焚火の跡を見るのは嫌なものです。
中には黒くなった土や燃えカスが残っていたりしています。
次に来る人が気持ちよく過ごせるように、また自然保護や安全のために焚火は不便でも河原でするのがよいのではないでしょうか。
河原なら周囲への焚火の負荷が小さいし、一雨あれば傷痕が消えます。
私たちは、どこで焚き火をするかではなく、いかに痕跡を残さないようにするかで焚き火場所を判断しています。ですのでaoiyamaさんがおっしゃる通り、自ずと焚き火の場所は限定されると思います。
泊まりの沢ではやはりみなさん泊まり場が重なるようで、そういう沢では焚き火の跡をよく見かけますが、見かけるということは始末が不完全と言えなくもなさそうです。中にはくすぶっていて、煙が昇っている焚き火跡もありましたから、これは論外だと思います。
私も焚き火の始末にはナーバスです。
まず大きな木(炭)は全部取りだして、沢の溜まり水に浸けます。そのあと大量の水を焚き火に注いで鎮火させ、その上に小石を隙間なく乗せていきます。次に砂を小石の間に注ぎ落とし、空気を遮断して終わりです。
私はいつもこの方法です。表面が乾けば河原と同化しますし、焚き火の炭はしつこいほど火が残っているので、マナー以前に注意したいところです。
mt2702mさんの始末方法を考えると、やはり適した場所は河原ですね。そう解釈したらmt2702mさんの思想と違いますか。
本文には書きませんでしたが、テントの近くに石でカマドを作って焚火し、黒くなった石をテントサイトに残してある例もよく見かけます。私は石でカマドを作らないので、余計に気になってしまいます。
> やはり適した場所は河原ですね。
その通りかなと思いますが、状況によってはそれもできない場合もあるので、臨機応変に対応しています。でも、最終的には痕跡を出来るだけ小さくするというのが私のやり方ですね。
かまども作ればいいと思いますが、ちゃんと始末することが前提です。
みかんの皮、卵の殻、ビニールが溶けて固まったもの、タバコ、アルミ箔、これらが一緒に燃やされてそのまま放置されているのをたまに見かけます。こういう後始末は、後から来た人にとってはちょっと残念です。
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