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2014年01月30日 00:51一想一善全体に公開

ずうっと給水。

自分が小学校に入ったばかりの頃、37歳の親父が胃潰瘍で倒れた。洗面器いっぱいの血を吐いて病院に入院した。まだ小さかったので私はそれがどういうことか分からなかったけど、3歳上の兄は、自分と母と弟のこの家族を、親父の代わりに自分が支えて行かねばと覚悟を決めたという。
その後親父は胃の全摘をして無事生きながらえたが、その10年程の後、50歳になったら仕事をやめてあとは悠々自適に暮らすと宣言した。織田信長は「人生僅か50年」と謡を舞い、結局49歳で亡くなった。50歳も生きたら本望、あとは悠悠自適だ、というのだ。そのころ中学生になっていた私は、何を言ってるんだ、と思ったが、自分も50を過ぎた今になって思う。あれは、親父が50になる頃には、子供らは20歳過ぎており、親を当てにせずに自分でしっかりと生活していけという事の裏返しだったのだ。
親父はその後80まで生きて、私はそれまでなんだかんだと心配をかけた。
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