〜経緯〜
1月3日、八ツで発症した指の「しびれ」。
15日に金田先生の診察を受け2週間分の薬を処方された。
薬がきれた2月上旬になって少しずつ「しびれ」がとれてきた。
そして中旬頃、ようやく「しびれ」が完全にとれた。
とれるまで1ヶ月半。長かったなぁ。
その間に八ツへ行ったり、先日は黒戸尾根で幕営もしてきたが
特に異常はない。
あの嫌な痛みはあるし、相変わらず一時的に感覚もなくなる。
けどその後すぐに感覚は戻ってくる。「しびれ」が残ることはない。
〜予防〜
金田先生は著書のなかで凍傷予防について記しています。
1．登攀および行動のスピードアップ
2．行動時間を短くする
3．水分摂取（温かい飲み物）
4．寒さへの対処
5．体全体の保温
このなかで特に「温かい飲み物」の摂取が凍傷を防ぐ最大の要素だと
先生は仰ってます。
私が「しびれ」を発症した一番の原因は寒さに対する対処の遅れでした。
12月に1度も雪山へ入らず山行間隔が1ヶ月以上もあいてしまった。
体を寒さに慣らすこともせずにいきなり重い荷物を背負って八ツへ入って
しまった。久々の山行での疲労と水分摂取不足も重なって「しびれ」が
発症したと考えます。12月に1度でも雪山へ入っていればあるいは
防ぐことが出来たかもしれません。
発症後の対処としてそのまま縦走を続行せず翌日下山したのは的確な判断
だったと思っています。いつもと違う異変を感じたらすぐに下山することが
大事でしょう。
凍傷は人為的に起こるものです。
だから予防できるはずです。
私は自分の指を失いたくはありません。
あとはその努力をするかしないかです。
※雪山をやる方にお勧めしたい本があります。
「感謝されない医者」（山と渓谷社）
金田正樹先生の著書です。
凍傷の実態と数多くの患者例が記されています。
是非、一読をお勧めします。
有意義な情報をありがとうございました。
「感謝されない医者」（山と渓谷社）
以前読んだのですが、もう一度読み直してみます。
暖かい飲み物を飲む、、、実践してませんねー。
完治までずいぶんと時間がかかりましたが、とにかくおめでとうございます。
「温かい飲み物」の摂取が凍傷を防ぐ最大の要素。
なるほどです。私も「単なる水分摂取」としてはあまり喉が渇く方ではないので、つい行動食だけ食べて水分を摂らないことが多いのですが、この時期に保温水筒の温かいお茶を飲むよう心がけています。
あと、食べる時や写真を撮る時、アイゼンなどの脱着のとき面倒くさいのでつい手袋を外して作業してしまいがちですが、あとで指が痛くなるので今では絶対に手袋は外さない！というのを原則にしています。
凍傷は、まさに「人為的に起こる＝注意すれば避けられる」はずのものですね。
肝に銘じておきたいと思います。
良かった。
良い先生に、巡り合えてよかったですね。
でも、この治療中にも。
siriusさん。
八つ、やっていたましたよね。
そのガッツ。かっこいいです。
（先日、無事に阿弥陀南綾。単独に成功しました。
レコ、これから書くので是非、見てくださいね
先生の本、本屋で探したいと思います。
凍傷と言えば、
昨年の栗木さんのことが、本当に衝撃でした。
指、9本、本当にダメになったのでしょうか。
本当に雪山は怖い。でも、
何故、僕らはそれでも、そこへ向かうのでしょうね。
siriusさん,こんばんは。
そうですね、金田医師は整形外科が専門で自らも山好きな方でしたね。
一度凍傷になると、再発の可能性が高くなります。
＞私は自分の指を失いたくはありません。
予防するのが一番ですね。
ricalojpさん、こんばんは。
指のしびれがなければ読む事もなかった本です。
凍傷のことは知識として知っておいた方がいいですね。
冬山は食べたり、飲んだりが億劫になりがちです。
温かい飲み物、私は「しょうが湯」ですが発症してからは今まで以上に意識して飲むようにしています。
pasocomさん、こんばんは。
温かい飲み物を飲む、グローブを外さない。
しっかり守られていていい心掛けですね。
さすがです。
冬山でのそういう行動基準というか原則を守っていれば簡単には凍傷にならないと思うんですよね。
やることをやらないから私みたいになっちゃうんです。
反省しなくてはいけません。
makasioさん、こんばんは。
「しびれ」がなかなかとれず我慢の限界がきて八ツへ行っちゃいました。
特に問題はなかったので、よしとしましょう。
栗木さんて、エベレストに挑戦している方ですよね。
9本も失ったら大変。高所登山はすぐに下山できないから治療が遅れちゃうんだろうね。難しいよね。
雪山へ向かう理由は人それぞれでしょう。
人を引きつける魔力みたいなものがあるんじゃないのかな。
怖いしリスクもあるのに。それでも行っちゃう。
厳しければ厳しいほど得るものが大きいんだよね。
そういうことかな。
nonkibouさん、こんばんは。
はじめは地元の皮膚科へ行ってしまい時間をムダに
してしまいました。
最初から金田先生のところへ行けばよかった。
先生に「大丈夫だ」と言われて安心しました。
そうですよね。
凍傷になった部位が弱くなって再発しちゃう。
だから予防が大切なんですよね。
そうならないための努力が必要です。
あとはほんとにするかしないか本人次第ですね。
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