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地元の登山ショップへ行く。本物の登山靴が安くても2万円もする事に驚き撤退。
次にワイルドワンへ行く。セール品でkeenのシューズが7,900円。フィット感も良く購入。山行はまだ年数回程度で十分満足。その後、山に行く頻度が増えて、下山時にスリップする事が多くなってきた。一度、手のひらを強くついて、軽い打撲も経験。
1年半が過ぎ、意を決して再度登山ショップへ。店員さんにいろいろアドバイスを頂きながら、フィット感、軽さ、ソールの柔軟性など、いい具合の靴に決めた。スポルティバ ウルトラ ラプターIIである。当時20,700円。初めは、欧州特有の幅の細さの為、小指上とカカトが擦れて痛くなった。小指問題は、靴にゴルフボールを詰めてワインの小瓶で押し込み、ちょうど圧が掛かり、1週間寝かせて解決。カカト問題は、3回程履いたら解消した(靴が自然に伸びて自分の足にあった？) 。
このスポルティバは、雑に足を置いても1度もスリップする事なく感動した。靴自体も軽いので小刻みな足捌きをする自分のスタイルにもピッタリ。さらに1年半が過ぎ、初めて本格的に靴洗いを実施。洗って干して、防水剤を施し外した靴紐も通し直していざ次の山行に準備していたら、靴底に穴が！ しかも両足とも。よくよく見ると、ぼつぼつとした突起部分が、すり減ってほとんど山が無くなっているではないか！
強力グリップの源であるこの、ぼつぼつの突起部分がとても柔らかい素材であり、この靴の特徴でもある。柔らかいが故、すり減るのも早い。これまで山行は、300ｍ低山から2,500ｍまでこれ一つ。舗装ロードや林道も多く歩いた。そりゃ減るよね。いろんな記事でソールの張替えなどの手段もあるらしいが、張替えには1か月程の入院期間と、かつ費用も新品の7〜8割するとのこと。もはや消耗品とあきらめるしかないのか。
滑る靴を履きスリップして怪我をして、治療費や完治までの時間などの物理的な部分と、怪我による日常生活への支障や山に行けないメンタル的な部分を総合的に考えるなら、新品を購入するという選択に至った。ただ、登山ショップの方も話していたが、これからどんどん値上げになるとのこと。欧州メーカーの靴はそもそもメジャーサイズの在庫すらなく、入荷待ち状態が多い。
スポルティバ ウルトラ ラプターIIが、今や3万円弱もする。幅広のワイドタイプが新たに加わったようだが、欲しいサイズの在庫もなく。サロモンＸウルトラ４ＭＩＤ ＷＩＤＥ ＧＴＸを購入した。2023年8月20日にデビューして、ずっと履いてきた。総じて快適。でも悪路の下山時は、滑ることがある。靴裏のスパイク形状はいい形だと思うが、ゴムが硬い。耐久性を保つには当然の仕様なのでしょう。やはりウルトララプターは凄かった。靴裏の柔らかさで言ったら、メレルもいいかもしれない。
これは自分で体感しない限り実感できないことなので、新しモノへの挑戦（冒険）好きな自分としてはこの先10年かけても、試してみたい。ひと月1,000円積み立てれば、3年で3.6万円。また生きる目標ができました。
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