今年の5月に筑波山へ行った時、下山途中に出会った70代位の男性と、登山道の片隅で話し込んだ時の事です。
その方の話によれば、まだ学生だった頃に、急に思い立って「そうだ、日本海の水を太平洋へ運んでみよう。山を縦走しながら行こう

しかし、残念ながら縦走21日目で、体調を崩して山小屋がもう目の前なのに動けなくなり、声を出す事も出来ずに、木に寄りかかっていた所を、山小屋の方が見つけてくれ、小屋に運んでくれて介抱してくれたそうです。
そのまま2日間小屋で過ごさせて頂き、体調も無事に戻り下山する事が出来、太平洋へ水を運ぶ計画は断念して、電車で帰宅したとの事でした

自宅へ戻り思ったのは、今までの登山は「コースタイムよりどれ位早く登れるかとかを考えて、周りの景色を楽しむ事もせず歩いていたけど、山へ行ったら無事に下山しなければ。安全で楽しむ山歩きが第一と思い直し、歳を重ねた今、体力も若い時とは違い、やはり衰えて行くので、日々自分なりに努力しているんだよ。」と話されて、足もとを指差したので目を向けると、片足に1キロづつの重りを付けて、筋肉が衰えないようにしているんだとおっしゃっていた!!(◎_◎;)
結局、色々話し込んでいたら、一時間半が過ぎてしまった⏳
筑波山へ登ると、その方を思い出します

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