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距離にして往復約40Km.果たして行けるだろうか…行けるさ、マラソンではないウォーキングなのよ、走り続けなくもいいのさ、それに私は患者よ、何かあったら病院側も困るだろうし… そんな言い訳からして、決してジョギングとは書かないでおく( ´,_ゝ`)ハイハイ
蓼科の方角へ運動公園を抜けるとグラウンドがあり、少年たちが野球の練習をしている.監督らしき男がバットを地面に叩きつけて「なにやってぇんだ、しっかりとれ!」と大声で怒鳴っていた.少年たちの瞳は純粋でキラキラ輝いていたが、怯えた子猫の眼にもみえた。
家庭への不満か、会社に対する欲求なのか、どうもコーチとして教えているとは関係のないストレス発散しているようにしか思えないのだが、などと思い眺めながらも、152号線を出て快調なすべりで走りぬけて行く。
しばらく進むと交差点ジャンクションにぶつかる.真っ直ぐ行くと蓼科高原に行き、右へ曲がると八ヶ岳エコーラインに南諏訪インターチェンジへと繋がる.白樺湖に行くには立体交差を上に登り大門街道に行くのだが、すでに1キロ手前で歩いていた…ウォーキングにして正解である┐(´-`)┌ヤレヤレ
ここから白樺湖まで片道9キロ地点.病院の門限は16時.鬼姫の看護婦たちが体温やら血圧を測りに来る.それまでにもどらなくては…考えただけでも恐ろしい。
白樺湖まであと2キロ地点に【音無川】という川にさしかかった.ここは甲斐の国.武田信玄ゆかりの地であった。≪武田信玄VS上杉謙信≫川中島の決闘へ向かう途中、大門街道沿いを流れている川音が煩いので、信玄が「うるさい、静まれ!」怒鳴ったところ、川音がぴたりと止まったというw(゚o゚)w
櫓立札に書いてある文字を読み、今朝グランドで少年たちを怒鳴りつけていた監督を思い出した.信玄はこの地の人々の心の中で生きていると…
白樺湖へ着いたが誰もいない、何処からともなく午後の鐘が鳴り響く.さざ波が静かな揺れを醸し出す水境の中に白樺の木がゆらりと霞んでいた。
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