小尾和男さんという、山小屋勤務が長かった方の著作。
ガチで考える、と銘打ってあるが、大変読みやすく、アドバイスはとても実践的。
私が特に印象を受けたものをピックアップすると下記の通りだった。
是非、多くの登山者に全体を読んでほしい。
■4歩に1歩は、意識的に前を見るべき
下ばかり見ている人に、道迷い遭難が多い。場合によって、分岐にすら気づかない。
前をみて少し先の登山道を確認するだけでも、かなり違いが出る。
その通りだと思う。私も足元を見てしまいがちなところがあると思い、今後気を付けたい。
本当に登山道かという違和感を少しでも感じたら、地図/スマホを確認することと合わせて習慣づけたいと感じた。
■登山道が曲がるところ、特に急転向箇所が危ない(直進してしまうから)
これは対策が難しいが、登山道が、つづら折りとかではなく、全体的に大きな角度で曲がる箇所については、事前に把握しておくことだろう
■登山道の大まかな方向感覚を把握しあるべき
コンパスを出す習慣がなくても、季節ごとに太陽と影で大まかな方向ならば分かる。
地学をもっと勉強しておけば良かった。
関東の山なら、富士山が見えればそれも大きな手掛かりだ。
■トボトボと歩くのがバテないコツである
ペースやフラットフッティング等は、結局のところ感覚的なものだと思う。
著者の、「トボトボ歩くのがコツ」というのは、私にはなんだかすごくしっくり来た。
HOME >
capetvaloisさんのHP >
日記
書籍「ガチで考える山岳遭難の防止」
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:417人
コメント
この日記はコメントを受け付けていません。