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暑さと疲れでヘロヘロになり、やっと天狗の留まり場にたどり着きました。すると男性の登山者が「これがエーデルワイスです。全盛期はすぎてますが」と教えてくれました。急にエーデルワイスと言われ、ビックリして写真をとりました。他の登山者も驚いていました。特に女性。それから、しばらく、エーデルワイスが登山道にないか、注意しながら登りました。
下山では、雲が取れないかが気になり、また、疲労で、天狗の留まり場のエーデルワイスを忘れ、通過してしまいました。
自宅戻って、連れ合いに谷川岳の話しをする際、初めて見たエーデルワイスを思い出し、慌ててネットで調べました。
谷川岳には、ホソバヒナウスユキソウ（細葉雛薄雪草）という種類のエーデルワイスが自生している。日本では、谷川岳や尾瀬の至仏山など数カ所にしか咲かない。
蛇紋岩に生える蛇紋岩変性植物。エーデルワイスは、スイスの国花で、アルプス山脈の厳しい環境に育つことから、「アルプスの妖精」とも呼ばれている。
昭和30年3月、谷川岳の地元に「エーデルワイスクラブ」という女性だけの登山クラブが設立された。クラブの創立者は、昭和10年夏、谷川岳山頂付近の西黒尾根ザンゲ岩の下でホソバウスユキソウを見た。
厳しい風雪に耐えて咲く、ホソバウスユキソウの清くやさしい姿に魅せられ、エーデルワイスをシンボルとした会を創設しようと決心したとのことでした。
現在は、「エーデルワイス同好会」として活動しているとのことです。
天狗の留まり場でエーデルワイスを教えてくれた男の方、本当にありがとうございました。
これからも谷川岳の歴史も学びながら、谷川岳登山を楽しみたいと思っています。
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