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標題の建物、元は旧皇族である朝香宮鳩彦王の居館で、国内のアールデコ建築の傑作ですが、
数年前たまたま、都が運営する美術館であるこの建物の展覧会に訪れた際、ミュージアムショップに売られていたポストカードのペンギンがなんとなく気になったことに発端します。
『丁抹國製陶器 三羽揃ペリカン』
『大正十四年十二月 両殿下御帰朝ノ節御持帰品』
軽く調べると、おおよそ100年前のロイヤルコペンハーゲン製陶磁器の置物(フィギュリン)で、殿下が欧州遊学中に手に入れ持ち帰ったものだそう。
終戦後、GHQの命令により皇籍離脱する頃にはすでに行方不明に。
いつどういう経緯で手に入れ、また、どこに行ったかも分からない。
それが約70年後の2010年に木箱の書き記しが元で高貴な身元がバレて居館へ帰還。
しかも発見されたのは、キャラクターグッズの聖地こと原宿キディーランドのお隣。
そんなペンギンが年一回、春頃行われる、朝香宮家にまつわる展示でお目見えするというので、去年も行ったのに不在でした。
今年は初春から忙しく諦めていましたが、なぜか今頃開催されていて、宣伝に姿が映っていたこと、ちょうど8/15(金)に夜間会館しているとのことで、急遽立ち寄ることに。
居館の主は皇族軍人で、二二六事件や南京事件の中心人物ですが、このペンギンは主の横で大正末期から昭和の終戦までの激動を実際体験した生き証人でもあるわけです。
終戦から発見されるまでの約70年も、いったいどこをほっつき歩いて何をしていたんでしょうか🤔
ここ数年、世の中では自分ファーストな物言いが増え、山ではクマによる事故が増え続けています。
皆様、いざこざにエネルギー使うくらいなら、日常でも山道でも想定できることは備え、譲り合っていきましょう。
終戦の日に平和と安全を願う
(寝落ち寸前に原稿書いてたら、うっかり投稿していたようです。🙇 上げなおしました…)
日記を拝見、16日朝一行っちゃいました
ラリック好きなのでとても良かったです
暑い山へ行かず正解でした!
ペンギンじっくり眺めこの邸宅生活羨ましく感じました
宝くじ当たっても無理ですね笑
自分ファースト気をつけねばと思いました
日記何度も読み楽しかったです!
フットワークの軽さと、こんなところにラリックファンの方がいるとは思わなかったので二重で笑いました。駄文を何度もありがとうございます🤭
界隈で有名なペンギンだそうですが、アールヌーボー、アールデコあたりの様式はガン無視で生きてきたので全く知りませんでした。よく70年も不明で戻ってきたものです。
ラリックではないのですが、2年前くらいのIttaraグラスアート展で初めて知って3回目でやっと会えました。
昭和初期ですでにセントラルヒーティング付きの邸宅で世界最先端の複数のデザイナーに依頼すからね… どんだけ注ぎ込んだんでしょうか…
年々、クマ軍が宅地に侵攻しているように思うので備えと周りの方と助け合っていきたいものです。
暑いのでご自愛ください。
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