「間質性肺炎」。それが自分に宣告された病名だった。
2017.7.15から一泊で中央アルプスの百名山三座を登頂するというプランだったが、その二日目、千畳敷から木曽駒ヶ岳への登山中に発症したのである。高山病予防として深呼吸をしながら登ると良いという事だったが、その深呼吸ができない、深く息を吸えないのである。次第に心拍数が上がり心臓がバクバクの状態となり脚も上がらなくなった。このままでは心臓が破裂しそうな恐怖を覚えたので無念のリタイアを決心したのだった。
週明けに呼吸器内科を受診するとX線とCTを見て医師は「間質性肺炎」と診断した。その時は原因には思い至らなかったが、自分の行動を一つ一つ思い出してみると防水スプレーかもしれないと思いついた。7.16は天気が悪そうだったので、山行の三日前にウェアや帽子に大量のスプレーを掛けたのだ。さらに前日にも念のためと思って再度スプレーをしたのだった。いずれも換気のない所で行っている。後日医師にその事を報告したら、なるほどそれが原因で間違いないだろう、という事だった。医師は最初から薬剤性の間質性肺炎を疑っていたというのである。
さて、防水スプレーによる薬剤性間質性肺炎と確定診断がされたのだが、治療法はというと特に何もしなくても1〜2週間で自然治癒するのだと。あ〜良かった!今日で既に1週間が経過したが随分楽になって来ている。このまま治ってくれる事を祈っている。
防水スプレーを使う時は換気の良く効いた場所か屋外で行う事!肝に銘じた出来事だった。
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