ここ何ヶ月かで2回ほどグランドフォールを目撃した@ジム。
1度目はベテラン同士(12クライマー)。
2度目は小学生くらいのキッズ(でも12クライマー)
1度目は完全にビレイヤーの不注意(よそ見)によって
フォールに気がつくのが遅く、グランドさせてしまった。
落下距離10mほどだった。間一髪、足が着地するタイミングで
制動がかかったので全荷重が載らず大事には至らず。
2度目は今度はクライマーが2ピン目を飛ばして3ピン目を
クリップしにいったところで、バランスを崩してフォール。
同じルートをトライ中だったので、真下で見ていたが、
バランスを崩した段階でグランドするなと思った。そこから
2秒程度、幸い捻挫程度で済んだ様子。
いずれも大事に至らなかったのは贅沢なクッションフロアの
ジムだったことが大きい。
グランドすると、クライマーが心身ともに苦痛を味わうが、
それと同じくらい、ビレイヤーに精神的ショックを、周囲の
クライマーに動揺を、それぞれ与えることとなる。
キッズの2人のその後の様子がそれを物語っていた。
クライミングでグランドフォールは絶対に避けたいこと。
外岩ならなおさら。レスキュー、ファーストエイド、
救助要請なども必要だ。信頼関係にも影響出るかもしれないし、
そもそもクライミングを続けること自体が難しくなる
かもしれない。
もちろん、支点崩壊等、不可避の場合もある。が、少なくとも
上記の2例は避けられる。
クライミングに限らず、事故は慣れてきた頃に発生しがち
などど言われている。
会でも、最近、よそ見したり、おしゃべりしながらビレイ
していること、時々見かける。慣れてきた感じの人。
私だって、人のこと言えないとき、皆無ではない。
クライマー、ビレイヤーそれぞれに気を新たにしなければと
思った次第。
ちなみに、ジムで見かける一流のクライマー(女性の世界チャンピオン)
登りだけでなくビレイも一流だなぁとつくづく思う。基本に忠実。
機会ある方、是非チェックしてみてくださいね。
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