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折角の休みですが山に行くような天気じゃありません。
そこで山形の観光へ出かけました。
近くにあるのになぜか行って無いところの一つ、文翔館。
山形の郷土資料館でもあるのですが建物がとにかく素晴らしいです。
大正の洋風建物のレンガ造り、映画るろうに剣心の撮影にも使われたそうで綺麗に整備された敷地に建つ姿は落ち着きのあるモダンな雰囲気です。
内部は二階と三階に資料が展示されており順路に沿ってみていくようになるのですが、資料もさることながら何より建物に目を奪われます。
玄関のしっかりとした木製の扉をくぐると正面に現れる立派な階段。
部屋の中の天井はそれは見事な漆喰による鏝細工の飾り天井。
床の寄木細工。どこを見てもタメ息と感嘆の声しか出てきません。
昭和50年頃まで県庁舎として実際に使われていたそうですが、その後10年近くの歳月をかけて修復工事して資料館として利用されているそうです。
その工事の記録をビデオで流しているコーナーがあって見たら終わるまで目を離すことができなくなりました。何より凄かったのが天井の漆喰の飾りを作る左官職人の件です。足場を組んで天井に向かって漆喰を塗り上げ飾りを作り貼り付け・・・。延々と続く作業の末に芸術と呼んで差し支えない仕上がり。改めて天井をみるとその凄さが伝わってきました。
山形へ足を運んだ折、時間がありましたらぜひ見学をお勧めします。
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