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この日の目標は5.8RP、そしてカムを的確に決めること。
講習内容は以下
・2人1組でハンドジャムの練習 キメた方向を変えないようにムーブを起こす
・カムセットの練習
・鬼殺し5.7(写真中央)でリードしながら落ちる練習
カムがちゃんと決まっているかチェック
・純5.8(写真左側)でリード2本
ペアでのジャム練習は地味な基礎練習だが、今回ペアを組んでいただいたのは20代の小柄な女性。体重差があるのでワタシが手をひくと彼女がどうしてもよろけてしまうため、壁役のとき壁にもたれかかるスタイルになったのだが、こうするとジャムを決めた後ムーブを起こすと仮想ホールドを取りに行く手がもたれかかった壁に手をつくことになり、まさに「壁ドン」。地味な練習がなんだか楽しくなってきたな〜うひひ♪
それを見ていた塾長がニヤニヤしながら「アヤシイおじさんが壁ドンしてるみたいですね」
ギクっ。
「な、なにをおしゃいますやら、し、失礼な!」。
声が上ずっていたのは風邪のせいである。
それはともかく、この練習の意義は実はこれまでよくわかってなくて、ただ「形」を真似ていただけでしたが、今回やっとわかった気がした。
カムセットの練習では、くぼみに納めたがる自分のクセを知る。
パラレルなところにセットするのを無意識に嫌っていたようだ。
さらに練習初めには前回教わったセットしたカムの適正角度を失念していて、セットしたカムの多くが開いた状態になってしまっていた。
平地では時間をかけて吟味できるが、核心部の余裕がない状態で果たしてきちんとキメられるのだろうか。
場所の選択、カムサイズの選択を的確に短時間で行うにはまだ時間がかかりそう。
もっと練習が必要。
落ちる練習はかなりコワかった。
自分のキメたカムに命を預ける恐怖。自分で自分が信用できないのに。
あ〜ダメなワタシ、もっとちゃんと確認しとけばよかったなどと思っても後の祭り。
落ちる前には必然的にカムを細かく刻むことになる。
この練習はまさに核心部でのカムの取り方を身体で覚えるにはいい練習だと感じた。
でもコワい。
最後に5.8のリードトライ。
疑似リードを挟むかと思ったので虚をつかれ一気に心拍数が上がる。
緊張でギアのチェックがおろそかになったりして。
最初にパートナーのリードを見て戦略をたてたつもりがいざ自分がリードすると核心部で思ったようにカムが決められない。クライミング自体はさして難しいと思わなかったし、ジャムもハンドばかりだし、ホールドやスタンスも豊富だったのに、核心部でうっかり足を滑らせ不意落ちしてFLならず。1テンTO。
ただ、刻んだつもりのカムを後で確認すると全然離れてて愕然。
1便目の反省を心に刻み暗くなってヘッデンをつけて臨んだ2便目はカムセットもムーブもだいたい思うとおりにでき無事RP。
噂通り同じグレードの湯川のデゲンナーに比べるとずいぶん易しい気がしたが、とりあえず、目標の5.8RPは達成できたので満足。
しかし最大の収穫は、クラックは登ることよりも安全をより重視する必要があることを体感できたことかな。
次回あたりで卒業できるかしら。
核心を越えてからカムセットしたという噂も耳に(目に?)しましたが、思ったより順調に進んでいるようですね!
次回は間を開けない方がいいのですが、どうでしょう?
何ヵ月も開くと一からやり直し、なんてことにもなりかねないですからねー。
それにしても気の毒なのは、エロ親父と組まされたリアル岩ガールです。
恐らく嫌らしい視線が気になって、スリップしたのでしょう。
ウラ塾長の指導のおかげで5.8RPできましたよ〜
FLできなかったのが少し心残りですが
また壁ドンのご指導もしっかり実践してまいりました
あらゆるプレッシャーのなかで岩ガールもきっと成長したに違いありません!
次も心を鬼にして汚れ役に徹する所存であります
壁ドン写真、よいですね。塾長のニヤニヤ顔が目に浮かびます。ぜひ山レコにも載せてほしかったな。
ヤマレコに転載しようかと思ったんですけど、ワタシの評判が悪くなる恐れがあったので(^^;;
今度チェロさんにもやってさしあげましょうか?
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