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トラバースのアップを見ていた塾長が2人に共通の問題を指摘。
次のホールドを取ったあと、離す手が早すぎる、ということ。
安定した姿勢で静止するまでは荷重がかかってなくても手を離さない。
比較するとよくわかったが、それをするかしないかでホールドを保持した腕の負荷が多少違う。
この「多少」がミソで、これが蓄積するとその差はばかにならない。
持久力のない中高年のわれわれは省エネは切実な問題なので重要となる。
この感覚をつかむためにトラバース練習を1時間ほど、さらに前傾壁の5.8-5.9を10本(100本ではない)ほど反復して練習。
5.8ではそれなりに意識してできるものの、ちょっとグレードがあがっただけで5.9では雑になることがあった。
余裕がなくなると意識するのが難しくなってしまうので身体で感覚を覚えないとダメだ。これはひたすら練習するしかないだろう。
反復練習が苦手なgeraさんがつきあってくれるといいのだが。
もうひとつの大きなテーマは
スタティックとダイナミック(反動ムーヴ)の使い分け。
それぞれメリット、デメリットがあり状況に応じて選択するということ。
また反動にもいろんなパターンがあることも教えていただいた。
その他、同じホールドスタンスを使っていても姿勢によって負荷が違う。
腕を伸ばすのか、腕を引き付けるのか状況によって使い分ける。
引き付けの加減もいろいろ。
などなどタメになることをいろいろと教えてもらいその都度確認のための反復練習をしているうちに腕がだんだんご臨終に近づいてきてしまった。
そこに最後の本気トライ。垂壁 巨神兵10c 。
巨神兵にあえなく撃沈。
いきなり序盤でスタンスを見落とし、ムーブを間違えフォール。
仕切り直しても1テン。初OSも初RPもおあずけとなった。
ここで指摘された重要な点は、オブザベが甘いということ。
特にスタンスを前もって頭にいれること。レストの時に次のスタンスを確認すること。これまでも何度となく言われたことなのに。とほほ。
いろんなことに気づかされて有意義な講習でした。
普段のジム練よりも何倍も効果的だった気がする(ふりじゃなくて)。
写真は関係のない今朝の奥多摩の様子。右端に雲取山が見えてます。
久しぶりの雪化粧でした。