マルチ講習がまたも雨で流れて組長のリクエストでムーヴ講習に。
トラバースで反復しながら塾長が指摘したり、こちらから質問したり。
・ホールドの持ち方
ふだんジムで筋トレモードのときにヘタレてくるとラップ持ちをしてしまうのだが、必ずgeraさんから「ラッパー」と揶揄される。
塾長から「厳しいルートのときに省エネとして有効ですよ」と説かれ、今後はラッパーとして堂々と生きていこうと勇気づけられたのだった。
ただ私の場合はヘタレて苦しまぎれで使うシーンが多いので、余力を残すための戦力として使っていこう。
・足が先か手が先か
次のホールドを取りに行くとき足を先に送るのと手を先に取ってから足を移動するのとどちらが楽なんでしょう?という私の質問。
それは次のホールドの性質による、というのが答え。
悪いホールドなら足を先にキメてから取りに行った方が安定する。
次のホールドを見極めてムーブを組み立てる。
当たり前のことだが、これがなかなかトーシロには難しかったりする。
・スタティックムーブのトレ
ジムや岩場で上手な人がスタティックで登れるところをワタシはヒイヒイ言いながらダイナミックで強引に突っ込むということがよくある。
でも岩場のOSトライでは未知の次のホールドを探ったり、カムセットやクリップ動作でスタティックが必要とされるシーンは多い。
スタティックのコツなんてありますか?とワタシの質問から、
ではスタティック限定で登ってみましょう、ということになった。
反動ムーブは一切使わずにトラバース。
トラバー練習は手も足も完全に自由なのでそれほど苦も無くできる(気がした)。
次に5.8、5.9、5.10a、5.10bとルートを順々にスタティック限定で登ってみた。
これがなかなか面白かった。
5.8,5.9ぐらいは楽勝なんじゃないかと思ってたが、意外と難しくワタシも組長も疑惑のムーブを発生させてしまう。ふだん意識してないが小さな反動をけっこう使っているのだということを実感した。
スタティック限定にすると簡単なルートでも一手一手ムーブを強く意識させられる。
疑惑を残しつつ4本すべてスタティック限定で完登したが、反動ムーブを使わないとその分保持力が要求され疲れるということがよくわかった。
一方でけっこうスタティックでイケることも。
この練習はけっこう有効なのではと感じたのでジム練に組み込もう。
ところで、マルチの講習はいったいいつになったらできるのろうか。