ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

HOME > tokotkoさんのHP > 日記
2015年09月07日 12:23救急対応全体に公開

越百山〜敗退

2015.9.6
越百山〜敗退  
6:00発〜登山口〜下のコル〜登山口〜8:30駐車場
山行計画をしても雨で流れる事が多い日々、山に行きたい気持ちは流れない。
そんな中、天気が何とか持ちそうな中央アルプスは越百山へ・・・。

今日のパーティーは3人。
伊奈川ダムより山頂へ、お天気次第で周回もできたら・・・・。

出だし少し眺めの林道(約登山口まで4キロ)を、色々話しをしながら歩き、登山道へ、天気はくもり。雲は中層、軽めの雲にみえる。湿度もあまり高くなが、気温は少し肌寒いので、半袖に腕スリーブで防寒。
木々の小枝は少々ゆれているが、地上までは風は届いていない。

登山道に入ってから、私は最後尾から歩く。
・・・程なくして、休憩をとる。
A「あの〜もし、私だけ降りてよいですか?」
B「???」
私「???」
少し、不安を口にした。
Aさんはトレランもやってて、笠が岳や経が岳なども登っていて、陸上の短距離もやってたがんばり屋さんだ。

しばらく、休憩を入れると、少し落ち着いたのか、もう少し先に行けるとの事だったので、ペースをゆっくりにし、先へと進んだ。

その後、雨がちらつき始め、雨具を出し5分から10分後、Aさんは歩きながら泣き始めた。
(この時は不安がいっぱいだったのかなと思った)

下のコルのすぐそばまできていたので、励ましながら、下のコルまで向かい、座ってもらい、温かな飲み物を用意していたら、不安をまた私だけ下山をするといっていた。顔は青白く、表情もかたくなっていた
(当然、そんな事は危険な事はさせられないので、この時点で敗退を考えていたのだが・・・・多分、Bさんも同じだったと思う)

その直後、体操座りをしていたBさんが、目が開けられない様子になり、体操すわりもできなくなり、でも、動かないといけないと思ったのか、四つん這いになりながら動こうとするので、動かなくて良い事を掛けつつ、ツェルトを広げ、簡易マットを敷き、回復体位でAさんを寝かせ、薄手のウールの毛布をかけ、ツェルトでくるみ、傘をさしてAさんの回復を待った。
雨は幸いにも降らず、暫く後(時間にして30〜40分くらい)、表情も柔らかくなり、声にはりがでて、顔に血の気が戻っていたので、下山を開始した。

1、ツェルトを持っていた事
2、ウールの毛布(1.6m×2m)
3、温かな飲み物
この装備があって助かった
最近、ツェルトと薄いが簡易マット付のザックを手に入れていた。
そうでなければ、寝かすのも手間がかかったと思う。
まずかった事は、Aさんの異常をもう少し掘り下げられなかったか?
登り始めの時、大丈夫といった体調は、外から見てもホントに大丈夫だったか?
山に入るまでの体調管理。
個々の体力。
そして、何より落ち着いて、ゆっくりと話す事。
不安さを感じさせるとますます混乱してしまうかも知れない・・・。
・・・・考える事はいっぱいだ。

ホントは北アルプスへの山行予定だったが、雨模様のため、こちらの山に足を向けた。
山奥で同じ状況であれば落ち着いて対処できたか?
雨が降り始めていたら・・・・。

幸い雨は、中津川IC近くまできたら降っていた。

何より、全員無事で下山出来た事をうれしく思う。
越百山に感謝!!
次回、お礼参りに訪れたい!

越百山に感謝!!
お天気に感謝!!
そして、仲間に感謝!!感謝!!
お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:170人

コメント

この日記はコメントを受け付けていません。