2018年1月1日、本日より埼玉県防災航空隊の緊急運航(救難)に関する新条例が施行されました
エリアは下記の通り(距離は水平距離)
1 小鹿野二子山西岳中央峰山頂より1km内
2 両神山山頂から3km内
3 甲武信ヶ岳山頂から5km内
4 日和田山南麓の男岩から100m内
5 笠取山山頂から5km内
6 雲取山山頂から3km内
請求される料金は5分、5,000円(1時間だと6万円という事になります)
ご存知の通り埼玉県が施行する条例なのですが、エリアを見る限り県境を超えた場合でも埼玉県警のヘリが出た場合は対象になるのだと思います
ちなみに2016年度は埼玉県では全域で21回の出動実績がありました
以前より他の地域でも有料化の検討はされてきたそうですが、警察、消防、民間での統一がされず不公平感が出ると見送られてきました
埼玉県は2010年に救助作業中に墜落するという痛ましい事故があり、その時点より検討されてきたそうです
一方で、ハイキング道を持つ市町村では導入には慎重な意見が強く、これは来てくれるハイカーに対し有料化という形での安全啓蒙活動より、道標や登山道の整備を進めるのが先ではないか?という考えがあってのもの
救急車同様、タクシー代わりのような救助依頼も中にはあるようですが、私個人的にはハイカーは助けを呼ぶのを躊躇うイメージがあります
呼ぶ勇気(?)も必要なのでしょうが、何とか自力で戻るため装備から見直す事も必要なのでしょうね
値段に関しては高い安いの意見も多くあるようですが、燃料費に人件費を考えれば安いのではとも言われています
確実に要救助者の場所が分かるならともかく、見付けるまでの時間、吊り上げ場所の選定や空間の確保(木を切る)など、更には気象条件も考慮すると、結構な時間が掛かるはずです
こういった公共の捜索は大体1週間だそうで、それぞれ通常の業務がありますので、それ以降は民間(地元山岳会など)に依頼するかの判断となりますが、当然民間は全て実費(謝礼なども必要でしょう)
一応、私は山岳保険にも加入しておりますし(東京海上系)、計画も身内に事前に知らせております
自分自身は自己責任の覚悟はありますが、二次災害なども考えられ、保険がきちんと適用されるかなどは心配です
大分脱線しましたが、学校行事や山仕事などの方は条例の対象外だそうです
更に、今後指定エリア外などでの事故が多ければ、エリア見直しも考慮するとの事
兎にも角にも、自分のレベルに見合った範囲内で山を楽しみ、事故を1件でも減らせれば、みんなハッピー♪
気持ちも新たに、皆様楽しい山遊びをお過ごし下さい( ^ω^ )
楽しいから行くんですものー
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