加古川志方町の綿まつり

　土曜日、また雨かあ。そのせいもあり山登りはできない日になってしまった。が、元々この日は加古川市志方町で「綿まつり」が開催されるということで、tenshinnの希望で出かけることにしていた。当初は「綿まつり」と「近場の山」というセットを考えていたが、「綿まつり」だけになった、ということだ。　
　小雨が降る中、会場の畑及び公民館へ。それなりに人は来ていた。まずは糸ぐるまを回しての「糸つむぎ体験」の部屋に行った。この部屋には、収穫した綿から種を取り除く道具と、綿から糸を紡ぐ昔ながらの「糸ぐるま」があった。種とりはなんとかできたが、糸紡ぎは難しい。教えてくれた方が「誰がこんなことを考えついたのか不思議に思います」と言っておられた。ほんとにそうだ。この糸が布になる、というのもすごいことだ。
　続いて畑で綿摘み。雨は小止みになっていてありがたかったが、綿は雨に濡れてしょぼしょぼ。しかし、綿には綿のふわふわ感があり、さきほど種取りをした「種あり綿」を自らの手で収穫できたことが楽しく意義深い体験となった。
　収穫した綿は地元産のお米と引換えてくれる。さらに焼き芋のお持ち帰り。なんともうれしく楽しいイベントであることか。主催者の皆様、ありがとうございました。