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ルートID: r138 熟達 1泊2日 日光・那須・筑波 日本百名山

庚申山・鋸山・皇海山 【日本百名山 No.38】
こうしんざん/のこぎりやま/すかいさん

濃い緑山行に最も適した時期 薄い緑山行に適した時期
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
栃木県側からの入山のみとなり、難易度が一気に高まった日本百名山の皇海山。
群馬県側の栗原川林道は崩壊により立ち入り禁止となり、今まで一般的に登られていた不動沢ルートも通行不可になりました。
クラシックルートと呼ばれるこのコースは多くの岩場や危険個所の通過、不明瞭な藪の処理、そして歩き通すだけの体力など総合力が試される上級者〜熟達者向けの行程。
平ヶ岳にも勝るとも劣らない「国内最難関の百名山」と言えるでしょう。
※2020年08月25日更新
ルート長24.3km
登り標高差1309m
下り標高差1309m
行程概要: 笹美木橋 → 一の鳥居 → 猿田彦神社跡(1450m) → 大胎内(分岐)(1710m) → 庚申山(1892m) → 庚申山展望台(1897m) → 御岳山 → 駒掛山(1808m) → 渓雲岳 → 薬師岳 → 白山 → 鋸山(1998m) → 不動沢のコル(1862m) → 皇海山(2144m) → 不動沢のコル(1862m) → 鋸山(1998m) → 女山(1836m) → 六林班峠 → 天下の見晴分岐 → 庚申山荘 → 猿田彦神社跡(1450m) → 一の鳥居 → 笹美木橋

【足尾山塊北部】庚申山・鋸山・皇海山の詳細解説

\ おすすめポイント /
  • 難易度の高いルートを踏破した時の充実感
  • 多種多様な花々を愛でる
  • 様々な表情を見せる変化に富んだ山歩き
  • 日本百名山
モデルプラン
1日目
歩行時間:2時間45
銀山平〜一の鳥居〜鏡岩〜嶺峰山荘〜庚申山荘
2日目
歩行時間:13時間
庚申山荘〜庚申山〜駒掛山〜薬師岳〜鋸山〜不動沢のコル〜皇海山〜六林班峠〜庚申山荘〜銀山平
登山計画書作成 《ヤマレコらくルート》
http://yamare.co/3f6w5s
山と高原地図 《ヤマプラ》
http://yamare.co/pOfksF
※庚申山荘のポイントがないため宿泊地設定なし。
コース概要 1日目は銀山平から庚申山荘までの行程だ。
銀山平から林道を進み「天狗の投石」を通過、歩き始めから1時間ほどで一の鳥居に到着する。
ここから水ノ面沢に沿って登山道を歩く。巨大な鏡岩を通過、夫婦蛙岩・仁王岩と進むとやがて急な登りとなり猿田彦神社跡に到着する。
ここから庚申山荘までは10分ほどの距離だ。
翌日は庚申山荘から庚申山・鋸山を経て皇海山へと向かうが、行程は10時間を大きく超える長丁場になる。前日のうちに用意をすませ、早出を心掛けたい。
庚申山荘を出ると梯子が連続する岩場を進む。急な笹の斜面を登れば庚申山の山頂に到着する。
ここから先は上級〜熟達者向けのルートとなる。
山頂からは不明瞭な樹林帯と笹原の中を進む。白山まで来ると長い鎖場の下降が始まるが、下部は足元が見えないので落ち着いて下ろう。
これを終えると岩場のトラバースとなり、右手にある梯子からザレた脆いナイフリッジへと導かれる。これを登り切ると短い梯子で岩頭に立つが、すぐに反対側へ梯子で下ることになる。
いくつかの鎖場を越え、剣ノ峰を越えればまもなく鋸山に到着する。庚申山から約3時間の行程だ。
ここからは一般道を歩いて皇海山を往復するが、一部岩場も混じるので気を抜かずに行動したい。
皇海山から戻ったら、そのまま六林班峠方面へと向かう。
山頂からわずかな距離で道は藪へと没し、背丈ほどの笹の中を歩くことになる。地図やGPSを駆使して現在地を確認しつつ、しっかりと歩みを進めたい。
鋸山から1時間半ほどで六林班峠に到着する。
峠から庚申山荘までは荒れた道が続く。崩落地の通過など、最新の注意を払おう。
計画書提出先 栃木県警察本部または足尾警察署地域課
※登山口に登山計画書提出ポストあり
宿泊 庚申山荘
無人小屋だが最盛期には管理人が常駐している。
(1泊2,050円)
交通 わたらせ渓谷鉄道原向駅より徒歩にて銀山平へ。
※徒歩約2時間。
※タクシーを利用すると15分ほどで銀山平までアクセスできる。
駐車場 林道ゲート手前に登山者用駐車場あり。
アドバイス 庚申山荘に後泊すると2日目の行動に余裕が生まれる。
技術的・体力的に厳しい山だ。安易な入山は控えたい。
庚申山荘は繁忙期には管理人が常駐しているが通常は無人小屋となっている。
※宿泊費(2,050円)は入山時または下山時にかじか荘で支払う仕組みになっている。
庚申山〜鋸山間は厳しい岩場が連続する危険地帯だ。細心の注意を払って行動しよう。
鎖・梯子・ロープが設置されているが北アルプスのように定期的な整備はされていない。しっかりと確認してから使用すること。
鋸山〜六林班峠〜庚申山荘間は藪で不明瞭な箇所が多く道も荒れている。
サブコース 特になし。
エスケープルート 特になし。
入浴 《国民宿舎かじか荘》
2017年にリニューアル。登山口に近く日帰りの入浴であればここをおすすめする。
https://kajikasou.info/
おすすめ周辺情報 《喜龍苑》
落ち着いた日本家屋の古民家で手打ち蕎麦を味わえる。香り高い十割蕎麦と季節の山菜天婦羅はどれをいただいてもとても美味しい。
https://goo.gl/maps/xKR94u6nTtuF8mLXA
《川本》
通洞駅に程近い食事処。程よく焼き上げられた鰻重はもちろんだが鳥丼や他のメニューも美味しくいただける。
https://goo.gl/maps/3nK4ZvnXHKNdVKG69
《ホルモン末広》
様々なテレビ番組で取り上げられるホルモン焼きの店。高齢の店主が一人で営業している。
https://goo.gl/maps/rZZ5tsqDvD3gQvaV8
《ラポール》
昔ながらの洋食店。各種定食や昔ながらのナポリタンなどはボリューム満点で価格的にも満足な一品。
https://goo.gl/maps/6YmK3fkAvBiBHGmKA
《安塚菓子店》
「黒蜜あんこ玉」で知られる地元密着型の菓子店。お土産やお茶受けに最適だ。
http://ashio.shokokai-tochigi.or.jp/main/YASUDUKA.HTM
1
【1日目】
国民宿舎かじか荘から100mほど上方にある登山者専用駐車場から歩き始める。
2
しばらくは舗装された林道を進む。
新緑が映えて美しいところだが山側からの落石に注意したい。
3
天狗の投石を通過をすると間もなく林道の終点を迎える。
4
林道の終点となる一の鳥居に到着する。
ここからは水ノ面沢に沿って初日の宿泊地となる庚申山荘を目指す。
5
一の鳥居からはよく整備された沢沿いのやや急な道を登っていく。
6
所々で沢を渡る気持ちの良い小径が続く。
7
一の鳥居から30分ほどで巨大な鏡岩に到着する。
8
鏡岩から夫婦蛙岩へと進みしばらく登ると仁王門を通過する。
9
仁王門を過ぎると再び急な登りとなり猿田彦神社跡に到着する。
ここはお山めぐりコースとの分岐となっている。
10
猿田彦神社跡から10分ほどの登りで本日の宿泊地となる庚申山荘に到着する。
11
庚申山荘は清潔で過ごしやすい山小屋だ。
繁忙期には管理人が常駐しているが通常は無人小屋となっている。
宿泊費(2,050円)は入山時または下山時にかじか荘で支払う仕組みになっている。
12
【2日目】
翌日は10時間を大きく超える長い行程が待っている。
置いていく荷物など前日のうちに準備を済ませて早出を心掛けたい。
13
庚申山荘を出るとすぐに岩場が連続する道となる。
ここから先は慎重に行動しよう。
14
庚申山への岩場は梯子と鎖場が続くが濡れていて滑りやすい。足元に注意して先へと進もう。
15
高度感のある岩場のトラバース。
これを通過すれば山頂までは笹の斜面を登ることになる。
16
山頂直下は笹の急斜面が続く。
先は長いのでペース配分に注意して体力を温存する歩きに徹しよう。
17
庚申山荘から1時間半ほどで庚申山の山頂に到着する。
ここは樹木に覆われており展望はない。
18
山頂からわずかに進むと皇海山を望む展望地を通過する。
ここから先は上級〜熟達者向けの難コースだ。
19
やや不明瞭な道を鋸山へと向かう。
5月中旬頃にはヤシオの花が咲く美しいところだ。
20
庚申山から御岳山・駒掛山と越えていくが一部は笹に没した道となる。
慎重なルートファインディングが求められる所だ。
21
さらに渓雲岳・地蔵岳と越えて薬師岳へとたどり着く。
ここから鋸山までは特に細心の注意を払って行動したい。
22
シャクナゲが咲く(6月)尾根上を進む。
所々に古いブリキ製の看板が残っているのでルートの目安にするとよい。
23
正面に皇海山を見据える白山を通過する。
24
白山直下より長い鎖場の下降が始まるが上部はザレ交じりで滑りやすい。
25
下部は垂直に近い岩場を下る。
足元が見えにくいので落ち着いて確認しながら下ろう。
26
長い鎖場を終えると次の岩場まで笹の斜面を進む。
27
やがて岩場のトラバースとなる。
わずかに進むと右手にアルミ梯子があるのでそれに取り付く。
28
梯子を登ると不安定でザレた脆いナイフリッジ状の岩場が続く。
29
ナイフリッジの上部で短いアルミ梯子を登り岩頭の上に立つ。
30
岩頭の反対側にもアルミ梯子が設置されている。
これを下るが地面に接しておらずよく動く。バランスを取りながら慌てずに下ること。
31
さらにアップダウンを交えながら鎖場を越えていく。
剣ノ峰を越えれば鋸山は近い。
32
庚申山から3時間弱で鋸山の山頂に到着する。
しかし目的の皇海山はまだまだ遠い。
33
鋸山から正面に皇海山を眺めながら下っていく。
ここにも鎖場があり気の抜けない下降となる。
34
樹林帯に入っても木の根が張り出した急な下りが続く。
滑りやすい箇所もあるので転倒には気を付けよう。
35
鋸山から40分ほどで不動沢のコルに到着する。
かつての一般ルート(不動沢コース)がここで合流する。
36
コルから笹と樹林が混在する尾根を緩やかに登り始める。
37
山頂直下は岩場混じりの急登が続くがロープが必要なほどではない。
38
不動沢のコルから1時間ほどの登りで皇海山の山頂に到着する。
山頂部は樹木に覆われていて展望に乏しい。
39
皇海山から鋸山へと登り返して六林班峠へと向かう。
左手奥に見える鞍部が峠となる。
40
山頂からわずかに下ると道は不明瞭になり藪へと没する。
地図やGPSを頼りに前進を続ける。
41
倒木が邪魔をする箇所もあり歩きにくく体力を消耗する。
平常心を保った行動を心掛けたい。
42
笹は背丈ほどの高さにもなる。
ダニや切り傷を防ぐためにも皮膚を覆うシャツやズボンが必須だ。
43
鋸山から1時間半ほどで六林班峠(ろくりんぱんとうげ)に到着する。
かつては群馬県側にも道があった。現在では道径を確認することはできない。
44
峠から庚申山荘方面へは左へ鋭角に曲がって進む。
下り始めは笹に覆われていることが多い。
45
傾斜は緩いが長く延々とトラバース道が続く。
沢を一つ一つ巻ながら下っていく。
46
崩落個所も多く道は総じて荒れている。
長時間の歩行で疲れが出る頃なので気を抜かずに行動しよう。
47
やがて天下の見晴への分岐点を通過する。
ここまで下れば庚申山荘まではあと15分ほどの距離だ。
48
六林班峠から3時間ほどの下りで庚申山荘へと帰着する。
ここで荷物を回収して銀山平へと戻ろう。
49
一の鳥居まで下れば銀山平までは1時間強の距離だ。
50
【入浴】
「国民宿舎かじか荘」は2017年にリニューアル。
登山口に近く日帰りの入浴であればここをおすすめする。
51
【おすすめ周辺情報】
「喜龍苑」は落ち着いた日本家屋の古民家で手打ち蕎麦を味わえる。
香り高い十割蕎麦と季節の山菜天婦羅はどれをいただいてもとても美味しい。
52
【おすすめ周辺情報】
「川本」は通洞駅に程近い食事処。
程よく焼き上げられた鰻重はもちろんだが鳥丼や他のメニューも美味しくいただける。
53
【おすすめ周辺情報】
「ホルモン末広」は様々なテレビ番組で取り上げられるホルモン焼きの店。
高齢の店主が一人で営業している。
54
【おすすめ周辺情報】
「ラポール」は昔ながらの洋食店。
各種定食や昔ながらのナポリタンなどはボリューム満点で価格的にも満足な一品。
55
【おすすめ周辺情報】
「安塚菓子店」は「黒蜜あんこ玉」で知られる地元密着型の菓子店。
お土産やお茶受けに最適だ。
※上記の情報は記事更新日(2020年08月25日)時点の情報です。最新の情報については、出発前に現地の各関係機関にお問い合わせいただく事をおすすめします。

※本記事内にて各山域に生息する動植物の紹介を行う場合がありますが、自然保護区域への立ち入りや希少生物の採取・捕獲・譲渡・販売等は、法令により禁じられています。多くの方が自然を楽しみながら登山ができるよう、動植物の保護にもご協力ください。
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