スイスで4つの山小屋に宿泊したので、その時に気付いたことを書いておきます。
情報は2016年7月時点のものです。
情報は2016年7月時点のものです。
宿泊料が安く食事が高い
素泊まりが35CHF〜40CHF程度、1泊2食で75〜80CHF程度です。
スイスフラン(CHF)のレートは1CHF=103円程度でした。
国際山岳ガイドは宿泊が無料です(食事代は有料)。
また小屋によりますが、スイス山岳会の会員は宿泊料が5〜15CHF程度割引になります。
日本の山小屋にも山岳会の会員割引がありますが、対象となる小屋が限られています。スイスの山小屋は大半がスイス山岳会に所属しているようなので、会員になるとメリットが大きいと思います。
スイスフラン(CHF)のレートは1CHF=103円程度でした。
国際山岳ガイドは宿泊が無料です(食事代は有料)。
また小屋によりますが、スイス山岳会の会員は宿泊料が5〜15CHF程度割引になります。
日本の山小屋にも山岳会の会員割引がありますが、対象となる小屋が限られています。スイスの山小屋は大半がスイス山岳会に所属しているようなので、会員になるとメリットが大きいと思います。
スイス山岳会の山小屋について(英語)
テント場が併設されていない
山小屋の宿泊料自体が安いので、小屋がある場所でテント泊をするメリットがあまりないのだろうと思います。道路沿いにあるキャンプ場はシャワーなどの設備が整っている代わりに20CHFくらいするのが普通です。
なお日本でいう闇テンをするにはいくつかの条件があり、スイス山岳会のサイトに説明があります。
なお日本でいう闇テンをするにはいくつかの条件があり、スイス山岳会のサイトに説明があります。
スイス山岳会によるテント泊のガイドライン。サイト自体はフランス語またはドイツ語のみですが、ここからダウンロードできるパンフレットのPDFには英語版があります。
水場がない、あっても飲用できない
ヴァレー州の山小屋だけかもしれませんが、水場があってもNON POTABLE(飲用不可)と書かれています。
その代わり、どの山小屋でも1.5Lのミネラルウォーターを売っています。炭酸水も多くの山小屋で売っているようです。
水場の水が飲めるかどうかはヴァレー州の保健局が判定しているそうですが、「衛生的に飲めない」というよりも「生水を飲む習慣がない」というのが正しいような気がします。
山小屋から少し離れた沢でガイドに「ここの水は飲めるよ」と教えてもらったのですが、水を補給したのは私とガイドだけで、フランス人やスイス人のツアー参加者は誰も沢の水を飲もうとはしませんでした。
なおベルトール小屋の公式サイトに、小屋に積った雪を集めて調理に使っている動画がありました。
その代わり、どの山小屋でも1.5Lのミネラルウォーターを売っています。炭酸水も多くの山小屋で売っているようです。
水場の水が飲めるかどうかはヴァレー州の保健局が判定しているそうですが、「衛生的に飲めない」というよりも「生水を飲む習慣がない」というのが正しいような気がします。
山小屋から少し離れた沢でガイドに「ここの水は飲めるよ」と教えてもらったのですが、水を補給したのは私とガイドだけで、フランス人やスイス人のツアー参加者は誰も沢の水を飲もうとはしませんでした。
なおベルトール小屋の公式サイトに、小屋に積った雪を集めて調理に使っている動画がありました。
ゴミを捨てられる(一部の小屋のみ)
シャンリオン小屋、ヴィニェット小屋、ベルトール小屋にはゴミ箱が置いてありました。
日本の山小屋の大半は、(小屋で買ったものを除いて)「ゴミはお持ち帰り下さい」というルールだと思います。
何でもかんでも捨てていいという事にはならないと思いますが、ゴミ箱があるという事自体がちょっとすごいと思いました。ベルトール小屋なんて、ゴミ処理はヘリ輸送しかないと思うのですが…。
日本の山小屋の大半は、(小屋で買ったものを除いて)「ゴミはお持ち帰り下さい」というルールだと思います。
何でもかんでも捨てていいという事にはならないと思いますが、ゴミ箱があるという事自体がちょっとすごいと思いました。ベルトール小屋なんて、ゴミ処理はヘリ輸送しかないと思うのですが…。
シーツが有料
全ての小屋でそうなのかどうかわかりませんが、寝具にシーツが付いていないか、別売りになっていました。代わりに、シュラフ用のインナーシーツを使います。どの山小屋も部屋は暖かいのでシュラフ自体は不要です。
携帯電話を充電できる(一部の小屋のみ)
シャンリオン小屋は入口にタップが置いてあり、「18:30〜19:30の1時間だけ充電できます」と書かれていました。無料です。
ベルトール小屋にもタップが置いてありましたが時間制限は特にないようでした。常に通電している訳ではないのかもしれません。
他の小屋では充電はできませんでした。
ベルトール小屋にもタップが置いてありましたが時間制限は特にないようでした。常に通電している訳ではないのかもしれません。
他の小屋では充電はできませんでした。
実際に宿泊した小屋
リンク先は各小屋の公式サイトです(フランス語またはドイツ語。英語版サイトがある小屋もある)
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