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更新日:2017年10月10日 訪問者数:799
登山・ハイキング 技術・知識
歩荷トレを考える
kazuksp
歩荷トレは過去の遺物?
 トレランやスピードハイク、進化して超軽量となった登山道具...スピード、軽量化がもてはやされる今の登山においては、「歩荷トレ」はもはや過去の遺物なのかもしれないですね。山行の際は少しでもザックが軽くなるようにいろいろと工夫されている方も多いのでは?
 歩荷トレというと、学生の頃、所属していた山岳会の方と鈴鹿・御在所岳の藤内壁に通っていましたが、毎週末の夜に研究室で実験が終わると、藤内壁付近のテン場までたっぷりと水やら石やらを詰めたザックを背負いヘッドランプの明かりで1時間超の登山道を駆け上がって歩荷トレしたことを思い出します。現在所属している山岳会では会行事として歩荷トレがありますが、以前は丹沢・大山のなが〜い南尾根を山頂まで30kgあまりのザックを背負って必死になって登っていました。特に大山の最後の登りはホントに辛く、ふらふらになりながらも少しでも楽な登り方を研究していましたね〜。
歩荷トレは何のために???
 何のために歩荷トレなんて苦行をするのでしょうかねぇ???
 その当時は体力をつけることが主目的と思っていました・・・。まぁ、体力もついたのでしょうが、でも1回の歩荷トレで体力がつくなら苦労しませんよねぇ〜。(笑)今にして思うと、ふらふらになりながらも少しでも楽な登り方を研究したことが重要で、それがあったからこそ今それなりに効率的な登り方ができているのだと思い至っています。超ヘビー級のおもーいザックを背負うとほんの少しでも無駄な動きはできません!!体の重心、軸がぶれようものなら即座に横に前に後ろにぶっ倒れそうになってしまいます!足を置く位置だってよくよくいい位置を探さないとおもーい体はとても上には上がりません。パッキングやザックの背負い方も重要な要素です。重いザックだからこそ、下手なパッキングや背負い方をしているととてつもなく疲れてしまうのがとてもよくわかります。そういう経験を通して効率的な登り方、よりよいザックの背負い方が身についてきたのだと思います。奇しくも同じようなことが書いてあるサイトがありました。興味がある方は見てみてください。
http://manaslu-sanso.com/manaslu/?p=2361)
 歩荷を通して、自分がどれくらいの重さの荷を背負って、どれくらいの時間行動できるのかをおおよそ把握しておくことも重要だと思います。山行計画を考える時の目安になりますし、いざというときに行動する際の自信にもなります。
歩荷トレのコツ?
 意思の弱い僕はすぐにくじけそうになるので、歩荷トレをするときには心掛けていることがあります。
★できるだけ一人ではやらず、他の人がいるときにやって、歩荷トレすると宣言してしまう。
★必ず体重計を持参して、ザックの重さを測り、どれくらいの重さを背負うのか確認する。
★テーマを決めて歩荷トレする。
 ・超重いザックを背負って限界に挑戦して効率のよい登り方を研究する。
 ・中程度の重さにしておいて早さや長時間行動に挑戦する。  などなど・・・
★ザックの重さ、行動時間、登った標高差などのデータを覚えて(記録して)おいて、次の歩荷の際に前のデータと比較する。(成長がわかるとうれしいものです♪(^_^))
★目標とする山、ルートを頭の中で思い描き妄想しながら歩荷する。(笑)
こんなことを心掛けると、辛い歩荷トレも多少なりともくじけず目標を持ってできるようです。ご参考までに。。。(^_^)b

 歩荷トレの荷重に水を入れたペットボトルなどを使用すると、大きさの割に軽くて効率が悪いうえに水が漏れると悲劇なので、ザックを重くするなら個人的には石を使うのがおすすめです。古いバスタオルやぼろ布を持参して、それで石を包んでザックに入れるのがよいと思います。パッキングで重心を調整したり、途中で捨てて重さを調節することができるので石は2個以上にするとよいです。また、石の位置を調節するのにシュラフや古い毛布などがあると便利ですね。石は非常に重いので、ザックのどの位置に石がパックされているかによってザックの重心が大きく違ってきて、驚くほどザックの体感荷重も違ってきます。パッキングの勉強にもなるので、ぜひ試してみてください!(^^)

 軽い日帰りの山行、岩場までのアプローチ・・・バテてぶっ倒れてもまず遭難はしません。歩荷してみませんか〜?あっ、本チャンはしっかりと軽量化しましょうね!(笑)
★★最後に、、、歩荷は体に非常に大きな負担を強いるものでもありますので、くれぐれも無理せず怪我だけはなさらないように!!(>_<)★★
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