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更新日:2020年08月22日 訪問者数:460
登山・ハイキング 技術・知識
夏の登山でよく見られる野鳥(関東、中部の高山)
koebi
初夏〜初秋にアルプス、八ヶ岳等関東近郊の高山で比較的よく見られる鳥を紹介します。
登山口〜山頂までの標高エリア順に
・名前『科』
・写真
・大きさ
・鳴き声のリンク(さえずりナビ)
を貼って紹介していきます。
登山中、鳥の声は沢山聞こえるけどどんな鳥なのかな〜とか、こんな鳥見たけど名前がわからない
という疑問にお役立てできたらと思います。

書いてある内容は主観によるものが大きいので結構適当だったりします。
登山口 樹林帯 1200m〜
まずは登山開始標高1200mあたりから樹林帯で見られる鳥についてご紹介します。
標高は関東近辺の山のおおよその目安です。
1200mというのもだいたい登山口が1000〜1500mが多いためです。
オオルリ ♂ 『ヒタキ科』
大きさ:スズメより一回り大きいくらい

5月ぐらいにさえずりをよく聞くことができます。
背の高い木のてっぺんで鳴いていることが多いので大きくは見えませんが、沢沿いの枝でもたまに見かけます。
♀は♂に比べ見かけることは少ないです。
キビタキ ♂ 『ヒタキ科』
大きさ:スズメぐらい

オオルリと同じく春から初夏にかけてフィリピン、マレーシアあたりから大量に日本にやってきます。♂は黄色が美しく低い枝でもさえずっているので結構見つけやすいです。
モノマネも得意で他の鳥の鳴き真似やツクツクボウシのような鳴き声をだすのもいます。さえずりパターンが多い方がモテるのかな?
アカゲラ 『キツツキ科』
大きさ:ヒヨドリより一回り小さい

樹林帯でキョッキョッと聞こえてきたらキツツキが近くにいます。鳴きながら木を登ったり飛んで違う木に移動したり動きがあるので注意していると見つけやすいです。
ドラミングという木を突っつくことで雌へアピールします。でも木を突っつく衝撃で脳に損傷を受けているのだとか・・・
オオアカゲラ『キツツキ科』
上記のアカゲラと似て非なるオオアカゲラもいます。出現率も山では五分五分ぐらいです。鳴き声もキョッキョッと同じですがアカゲラとの違いがいくつかあります。
・大きさは一回り大きい
・背中の白い模様が違う
・アカゲラは赤白黒がはっきり分かれているのに比べオオアカゲラは胸の黒い縞々模様等、赤白黒が入り混じった 模様になっています。
樹林帯 標高2000m〜
標高が上がって背の高い樹木に混じってシャクナゲなどの背の低い樹木が見られるようになります
このあたりではルリビタキとメボソムシクイの声が目立つようになります。この二種の声はそういえば聞いたことがあるという方も多いと思います。
ルリビタキ♂『ヒタキ科』
大きさ:スズメぐらい

初夏〜夏の関東近辺の高山2000m付近ではこのルリビタキの「ヒョロヒョロヒョロ」と控えめな声がほぼ必ず聞こえてきます。♂は生まれた翌年あたりだと♀に近い模様ですがは年を取るごとに青さが増し美しくなります。
冬は平地にも現れます。
たまたま近くで撮影できたものです。
♀は尻羽のみが青く背中は茶色です。
山では♂のさえずりはよく聞こえますが姿を見る機会が多いのは♀です。あえて登山者の近くに来て「ゲゲッ」と威嚇の声で鳴いたりします。そんなときは近くの巣で子育てをしているかもしれないのでなるべく早く立ち去ってあげるといいと思います。特に嘴いっぱいに虫を咥えているときは気を使ってあげましょう。
メボソムシクイ
大きさ:スズメより気持ち小さい

先に紹介したルリビタキと並ぶ森林限界手前を代表する鳥。さえずりを文字にするとは「ゲッ。ゲゲッ。ゼニトリ、ゼニトリ、ゼニトリ、ゼニトリ」
似たようなやつにセンダイムシクイとエゾムシクイがいますが姿で見分けるのは非常に難しく鳴き声と見た場所で見分けるしかありません。
東北の山と関東周辺の山で聞くこの鳴き声のイントネーションが違うような気がするのは自分の気のせいでしょうか・・・
ヒガラ
大きさ:スズメより小さい。

樹林帯でも見られますが木の高いところにいることが多いため見つけやすいのは木の高さが低くなる高い標高付近です。
単独よりは群れで行動し、チーチーいいながら木から木へと移動します。
平地でも見られるシジュウカラやコガラと似ていますが
全体的に灰色が濃く、毛がボサボサしています。
写真の子はわりとすっきりしてますが寝癖のあるのもいます。
森林限界付近 標高 2300m〜
森林限界付近まで登ってきました。
低木に混じってハイマツなんかもみられるようになりました。
ウソ♂『アトリ科』
サイズはスズメを一回り大きくして太くした感じです。

森林限界付近でフィーフィーとかすれた口笛のような声が聞こえたらウソが近くにいます。
冬は平地で過ごして春には梅や桜のつぼみ等を食いだめして山にきます。一部はシベリア方面に帰ります。
蓼科山荘では、餌台と水場がありそこにに常駐しているので高確率で丸々太ったウソを見かけることができると思います。
オスがピンクと灰色なのに対して茶色い色です。
ウグイス『ウグイス科』
大きさ:スズメぐらい

低山や森〜森林限界付近と広範囲にわたって生息していますが、いかんせんシャイなので樹林帯ではヤブに隠れなかなか姿を見ることができません。
森林限界付近だとたまに低木の枝で目にすることができます。

鳴き声は「ホー、ホケキョッ!」で有名ですが
「ホーホーホーホケキョ!」
「ホー、ホケキョキョ」
等、微妙にアレンジしてくるものもいます。
どれがモテる鳴き声かは不明。
ホシガラス『カラス科』
大きさ:キジバト、ドバトぐらい

高山でお馴染みのホシガラス。
カラスらしくガーガーいいながら飛んでる姿をみることができ、警戒心も比較的低いのですぐ近くの低木や岩場にとまることもあります。
秋にはハイマツの実をせっせと岩場に隠して冬に備えるがその食べ残しが発芽してハイマツの森を拡張させている。
ハイマツ帯 標高2500m〜
森林限界を超え岩やハイマツ帯の稜線に上がってきました。遮るものが何もないので先に紹介したホシガラス以外にもイワヒバリやカヤクグリの飛んでる姿を確認することができます。
カヤクグリ『イワヒバリ科』
大きさ:スズメぐらい

ハイマツ帯のあるような夏の高山を代表する小鳥です。
岩場やハイマツのにとまったり、花畑、雪渓の上を歩いてたりします。大きな声ではありませんががよくさえずっている声も聞こえます。
冬になると低山に降りてきます。
イワヒバリ『イワヒバリ科』
大きさ:スズメより少し大きい

カヤクグリと同じく高山でよくみられます。
ぱっと見では色がカヤクグリと似ていて見分けが難しいですがこちらは頭が灰色でお腹にかけて茶色です。
こちらも冬には低山の岩場などに移動するようです。
コマクサを食べるイワヒバリ。
よく高山植物を食べてる姿を見かけます。
ライチョウ♀『キジ科』
大きさ:ハトより少し大きい

最後にご紹介するのは高山のアイドル雷鳥です。
生息域は:南北アルプス、御獄山、火打山〜新潟焼山限定です。(新潟、○富山、○長野、○岐阜、山梨、静岡)
○印は県の鳥に指定
※中央アルプスでは2018年に♀が一羽発見され(たぶん乗鞍から自力で飛来)それをきっかけに2020年に乗鞍から数羽放されています。

6月中頃〜7月中頃は抱卵のためあまり姿が見られませんが7月下旬頃からヒナを連れた♀をみることができます。

警戒心はないのでじっとしているとむこうから近づいてきてくれたりもします。
6月上旬頃は岩場などの目立つところで縄張り内を監視しています。♀の子育てが始まるとあまり見られなくなります。
ライチョウ雛
生まれてまもない雛。地面が生活主体の鳥は卵からかえると即巣立ちです。
以上、関東近辺の高山で比較的よく見られる鳥の紹介でした。
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