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更新日:2021年10月10日 訪問者数:220
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ハイマツのある都道府県
koebi
ハイマツのある都道府県
高山で森林限界を超えると見られるハイマツ。私はハイマツを見ると
樹林帯を登りきった達成感と開けてきた景色にテンションが上がります。

と、以前私の日記でハイマツのある都道府県と無い都道府県を紹介しましたがこの度、
実際に全都道府県のハイマツを見てきたので(多分・・・)、改めてノートで
紹介させていただきます。
調査対象
調査対象は北海道東北と関東中部。(ハイマツの西限が白山周辺のため)
但し、下記県は最高標高が低くハイマツ生息の条件を満たしていないので除きました。
茨城県(1022m)
千葉県(408m)
神奈川県(1673m)
愛知県(1416m)
北海道
北海道ではあちらこちらの山で見られます。
写真は利尻山の760m地点ですがすでにハイマツ帯となっていました。ハイマツの最北端はこの辺かなとも思ったりもしましたが更に北の「礼文島」最高標高490mでもハイマツ帯があるようで最北端はおそらくそちらになるかと思います。
ちなみに最東端は知床半島にありそうです。
※北方領土は除く
東北
続いて東北地方の6県ですがこちらも緯度が高いので1500m以上の山は森林限界を超えるため
多くの山でハイマツが見られます。
八甲田山のハイマツ
八甲田山大岳山頂北斜面は1500m台ですが
しっかりハイマツが茂っています。
五葉山(岩手県 釜石市、大船渡市、住田町)
ここでおすすめの山紹介。この山は、本州ではおそらく
太平洋に一番近いハイマツがみられます。ハイマツ越しにみる太平洋は趣き深いものがあります。この日はガスっていて見えませんでしたが・・・
山と高原地図に収録されていませんが赤坂峠からの道は登山道は整備され2時間弱程度で登れます。
※北海道を入れるとアポイ岳でハイマツ越しに太平洋が見られそうです。
一切経山(福島県)近くのハイマツ 
東北のハイマツはササ、ミネカエデやナナカマド、シャクナゲ等色々な低木に混ざって生えていることが多いので紅葉時期は赤と緑のコントラストもみられます。

秋田、山形、宮城のハイマツ写真は省略しますがもちろんあちらこちらの山で見ることができます。
関東地方北部
茨城、千葉、神奈川は標高が低く調査外のため群馬、栃木、埼玉、東京の調査結果です。
群馬県は尾瀬〜谷川岳〜草津白根山にかけての県境付近に高い山が連なっているので
そこで見ることができます。栃木県も那須岳や日光の山々でみられます。
那須岳姥ヶ平(栃木県)
那須岳の姥ヶ平は標高1600m付近と低めですが
立派なハイマツがたくさんあります。
砂地でほかの植物が生息するには厳しい環境のようです。
関東地方中南部
続いて埼玉県ですが埼玉県最高標高2483mの三宝山、2475mの甲武信ヶ岳と
標高は申し分ないのですがわずかに岩場がある程度で森林限界ぎりぎりでほぼ
山全体が樹林帯となっています。
西破風山近くの岩場
西破風山近くにハイマツがあるとの情報を頂き
実際に登ってきました。
樹林帯から抜け一部が岩場になっているところに
ありました。
ちょっといままmでのハイマツに比べ色が薄いような気もしますが山梨県の金峰山や国師ヶ岳のハイマツ写真と見比べて同じように見えたのでハイマツと断定しました。
もし間違っていたらご指摘お願いします。
また、埼玉県のここにでハイマツ見たよという情報もお待ちしております。すぐに確認しにい生きます。
東京最高峰の雲取山 2017m
続いて東京ですが雲取山が最高標高2017mです。
ハイマツがないことを証明するのは難しいですが
登った感じ、ハイマツを確認できず、また東京都にハイマツがあるという文献等もネット上では見つかりませんでした。
というわけでここではハイマツは「無い」と断定します。
こちらもなにか情報がありましたらお願いします。
中部地方、南北アルプス
南北アルプスを含む県 新潟、富山、長野、岐阜、山梨、静岡です。
当然ハイマツは存在します。
この6県は雷鳥の生息域
雷鳥は南北アルプス、御岳、火打山〜焼山、中央アルプスは一昨年一羽が飛来してから繁殖活動が行われてます。
写真の雷鳥♂は乗鞍岳で撮影(足輪無し)
ハイマツ農家のホシガラス
もう一つ忘れてはいけないのが高山の鳥「ホシガラス」
夏から秋にかけてハイマツの実を冬に備えてあちらこちらに貯蔵します。
そのうち忘れられて食べられなかった実の種が発芽し新たなハイマツを生み出します。

先ほどの埼玉県のハイマツを探しに行った時もこのホシガラスを目撃して少しホッとしました。
静岡県南アルプスのハイマツ
鳥ネタが続きましたがハイマツネタに戻ります。
こちらは静岡県葵区塩見岳近くののハイマツです。政令指定都市のハイマツという限定的な風格を感じました。・・・と思ってよくよく調べたら他にも政令指定都市のハイマツは
札幌市南区:余市岳周辺等
仙台市青葉区:船形山周辺等
がありました。
残念ながらここだけの限定ではなかったようです。
ちなみにハイマツ帯の南限は光岳周辺となっています。数年前に「丸盆岳」に単独でハイマツがあるとの情報と写真がありましたが現在は枯れてしまって無いようです。2021年現在は信濃俣にあるとのウワサもありますが、さすがにこちらは私の登山力では確認しにいけないので証拠写真等お待ちしております。
石川県、福井県
残る都道府県は石川県と福井県となりました。石川県は岐阜県との県境に白山(ハイマツの西限)があるためハイマツはあります。
残るは福井県
福井県最高峰は2095m
福井県は最高地点が山頂名がある山ではなく白山南部の2095mの無名のピークが最高点となっています。そしてその北数百m先に三ノ峰の2128mの山頂がありますがこちらは岐阜県と石川県の県境となっています。標高と緯度から考えるとハイマツ生息域としてはかなりギリギリな感じがします。
というわけで実際に登山して確認しました。
福井県上小池登山口より三ノ峰方面に登山
実際に登ってみると剣ヶ岩1671mあたりから森林限界を超えこれは余裕でハイマツがあるだろうと登ってましたが斜面に目を凝らしても全く見つかりませんでした。
県境付近まで登って諦めかけたそのとき
遠くに濃い緑色の植物が見えました!
小屋直前の標識の紛れもなくハイマツがありました。
一応ここで慎重に県境を確認します。
福井県にハイマツ有り!
地図とGPSを確認するとちょうどこの標識から左方向に折れる形で登山道と県境があります。そして2095mのピークにに向かう尾根は福井県のため福井県にハイマツがあることがこの目で確認できました。緑ポチが目に見えたハイマツです。
最後に別山に向かう稜線上で石川県のハイマツを確認。
ハイマツ調査目的でしたが三ノ峰〜別山の稜線は普通に登山していても景色がよく気持ちのいい稜線でした。オススメです。
まとめ
ハイマツのある都道府県結果
ハイマツのある都道府県は
北海道、
青森、秋田、岩手、山形、宮城、福島
群馬、栃木、埼玉
新潟、長野、山梨、静岡、岐阜、富山、石川、福井
とうい結果となりました。

【私がハイマツを確認した各道県の主な山一部抜粋】
利尻山
八甲田山、森吉山、鳥海山、蔵王、燧ケ岳
平標山、女峰山、西破風山周辺
火打山、飛騨山脈、八ヶ岳連峰、小河内岳周辺、
飛騨山脈、白馬岳周辺、三ノ峰周辺、三ノ峰小屋手前
結論:1道17県にハイマツが存在する。
今回の調査で埼玉県は西破風山に点在するハイマツのみ確認、
福井県は三ノ峰小屋周辺の限られた位置にしかないことが分かり
この2県は非常に絶滅の危機が高いことが分かりました。
但し、福井県は二ノ峰〜一ノ峰に向かう稜線上にもあるかもしれません。
埼玉県も三宝山より北は未確認です。
以上、「ハイマツのある都道府県」の自由研究報告でした。
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