個人的登山道中にあると嬉しいもの。「池塘」、「滝」、そして「川の源流(点)」、
水ばっかりだな… というわけで唐突ですが今回は源流点についてまとめてみました。
日本の河川の長さランキング
1 信濃川 367km
2 利根川 322km
3 石狩川 268km
4 天塩川 256km
5 北上川 249km
6 阿武隈川 239km
7 最上川 229km
7 木曽川 229km
9 天竜川 213km
10 阿賀野川 210km
11 四万十川 196km
とりあえず河川の長さTOP10+1 の源流点の場所をご紹介。
実際訪れた場所は写真付きでどんな場所だったかもう少し詳しく説明します。
河川の長さは「河口から水源地までの長さ」だそうです。
1位 信濃川 367km
信濃川(千曲川)源流点位置
千曲川源流点は甲武信ヶ岳山頂より北西部にあり、毛木平登山口から甲武信ヶ岳山頂を目指す登山道の途中にあります。
水源地標
さすが長さ日本一だけあって立派な水源地標です。この地点は山と高原地図にもしっかりと記載されています。
千曲川(ちくまがわ)と書かれてますが信濃川は長野県では千曲川と呼ばれてます。
近くにカップが置かれていましたが訪れた時の最初の一滴はもう少し下流になっていました。
ここから新潟県の日本海まで水の旅が始まるのかと思うと感慨深いです。
荒川源流点
今回TOP11入りはしてませんが同じ甲武信ヶ岳を源流にする荒川の源流点も紹介します。甲武信小屋から10分程度下った先に水源の碑がありました。甲武信ヶ岳は一度の登山で2つの源流牌が見られる、さらに北へ進むと埼玉の最高点三宝山にも行ける三度美味しい登山コースです。
埼玉県最高点
甲武信ヶ岳の北側には甲武信ヶ岳より高い三宝山が存在し、ここが埼玉県の最高標高2483mになります。埼玉県民でなくともぜひこのお立ち台(岩)の上で埼玉の頂点を堪能していただきたいです。
2位 利根川 322km
利根川源流点位置
利根川源流点は群馬県最北端の大水上山の少し南にあります。最短のアクセスは新潟県側の十字峡登山口から丹後山経由で行くことができます。急坂でなかなか厳しい登山でした。
丹後山〜大水上山の稜線はなかなかいい景色です。
源流碑
丹後山から大水上山への稜線を歩くとドーンとどでかい石碑が現れます。こちらもさすがNo2だけあって立派な水源碑です。
水源位置情報がしっかりと刻まれてます。
3位 石狩川 268km 4位 天塩川 256km
石狩川 源流付近の地図
天塩川 源流付近の地図
すみません。3位石狩川と4位天塩川源流は未踏なのでだいたいこの辺りであろう地図のみの掲載です。
特に源流を示す碑などは無いようです。
5位 北上川 249km
北上川の源流は山中ではなく、いわて沼宮内駅をから国道4号を北上した先にあり、車で訪れることができます。
写真は水源近くのすっかりお痩せになってしまった北上川です。
北上川源流 弓弭の泉
公式の源流は北上山 新通法寺 正覚院にある弓弭(ゆはず)の泉となっているようです。
でもgoogle mapをよく見ると赤丸の弓弭の泉が支流扱いでもう少し北に北上川の表記があるではないですか。さらにその先には謎の北上川源流(仮)の表記が!
北上川源流(仮)
行ってみました。確かに水路らしき物があり水が流れていますが撮影した道路で行き止まりになってます。
もちろん碑などもありませんし、最初の一滴感が全くない所でした。道も狭く近くに民家もあるのでささっと写真のみとって撤収です。
北上川上流は支流も多いので色々調べてみると結構源流を名乗っているところがあるようです。
その内の一つに面白そうな場所がありましたので行ってみました。
北上川最北の湧水地
北上川の支流で、松川→涼川→染田川と辿っていくと七時雨山と田代山の間に北上川最北の湧水地なるものがあります。こちらは標柱もあるしなかなかいい雰囲気出ています。
北上川 最北端の最初の一滴です。葉に隠れてますが湧き出ているのが確認できました。
6位 阿武隈川 239km
阿武隈川の源流点はこちらも特に源流碑などはなさそうです。那須岳の北部にある三本槍岳〜甲子山の稜線近くが源流になりそうです。
三本槍岳付近から甲子山方面を撮影した写真。右の雲海のあたりが源流かな?
登山道から見られる最上流の阿武隈川
旅館大黒屋にある甲子山登山口にかかる橋の下に流れる川が阿武隈川です。沢登りでもしないかぎりはここが阿武隈川を見られる最も上流の地点となりそうです。
登山道国道!
ちょっとここで余談。上の写真の橋から少し進んだ甲子山登山道にはかつて国道標識(通称おにぎり)が存在してました。青森竜飛崎の階段国道を上回る珍品でマニアが泣いて喜ぶスポットでした。柱が自然木なのも素晴らしい。
なぜこんなものができたかというと国道指定するときに測量を間違えたのでそれなら大黒屋の敷地およびこの登山道までを一時的に国道にして辻褄を合わせちゃおうということみたいです。しかし、2010年のきびたきトンネル開通に伴って国道指定を外されて残念ながら標識も撤去されてしまいました。
すみません。本編より熱く語ってしまいました。
7位 最上川 229km
源流点 火焔(ひのほえ)滝
こちらも源流点とされているところは最初の一滴ではなく西吾妻山の北側にある火焔滝になっています。
さらに沢が続いているので最初の一滴は東大巓山の北側の明星湖のある湿原あたりでしょうか。機会があれば行ってみたいです。
大平温泉 滝見屋
滝へのアクセスはすれ違い困難な舗装林道を走り、さらに駐車場から20分〜30分歩いて下ると大平温泉 滝見屋と火焔滝に到着します。
近くのはしごを上ると滝見台があります。滝直下へは露天風呂の横を通らなければならないらしく午後は通行できません。
さすがにカメラをぶら下げちょっと通りますよというわけにはいかないようです。
でも源流碑は風呂手前から見えたのででこちらは無事撮影して撤収。
同7位 木曽川 229km
木曽川源流 鉢盛山
木曽川源流は鉢盛山にありますが、源流碑は登山道ではなく奥木曽湖から林道をさらに北上した地点にあるようです。
なっ!!!
行った時は通行止めでした。関係者以外立ち入り禁止と書いてあるので徒歩でも通っちゃダメそうですね。
この日は登山後に寄ったのでたとえ関係車両以外通行禁止と書いてあっても歩く元気はありませんでしたが…
木曽川源流絆の力水
通行禁止ゲートの近くに木曽川源流絆の力水が汲める場所があります。持ってきた4Lの空ボトルに詰め込みます。
あまりの水の冷たさで結露、凝結して芋の一ボトルから白オーラ(信頼度低)がでております。
まあこの水を飲んだことで木曽川源流訪問はクリアということにしときましょう。
9位 天竜川 213km
天竜川源流点 釜口水門
諏訪湖の西側に位置する釜口水門が公式な天竜川の源流のようです。おそらく213kmという距離もここから河口までの距離だと思われます。
この水門付近、冬には結構珍しいカモがいます。
写真はパンダ柄が面白いミコアイサというカモです。
非公式ながら諏訪湖上流の天竜川最初の一滴は?
では諏訪湖に流れる川で最も長い川の上流はどこになるでしょうか?
国土交通省のHPに「天竜川は長野県茅野市の八ヶ岳連峰に位置する赤岳(2,899m)を源とし」と書いてありましたので。柳川上流の南沢の行者小屋付近が源流ということになりそうです。ただ地図上では滝ノ湯川が大河原峠付近まで続いていて距離的にはいい勝負のような気もします。
行者小屋手前の登山道から見える南沢
行者小屋手前からは少し下った場所ですがしっかり水の流れがありました。
滝ノ湯川上流 天祥寺平付近
こちらも写真を探すと水の写った写真がありました。
人気の八ヶ岳連峰ですがこちらは最北付近で蓼科山、二子山、北横岳に囲まれた静かな谷間です。ここは結構好きな場所です。
10位 阿賀野川 210km
阿賀野源流のある荒海山
荒海山へのアクセスは、那須塩原から尾瀬方面に行く途中の国道352号から少し入ったところに登山口があります。
荒海山名物ウォータースライダー登山道
登山道前半に荒海山名物ウォータースライダー登山道が現れます。源流を目指す旅の途中で阿賀野川と一体となれる神聖な場所です。
但しここを登山をされる際は増水には十分ご注意ください。
さらに先に進むと最初の一滴風の写真が撮れました。
ただこの先も地図上ではもう少し川の流れがあるようです。登山道は尾根道の方に進むので阿賀野川とはここでお別れです。
荒海山山頂付近の風景
長くはないけど結構大変な登山道でした。山頂付近まで登ると会津駒ケ岳が見えます。
大河の一滴ここより生る
山頂には「大河の一滴ここより生る」と南会津町合併前の田島町町長の達筆な書が刻まれた源流の碑が置いてあります。阿賀野川源流、そして荒海山に登頂したんだという達成感をより感じることができました。
11位 四万十川 196km
最後に紹介するのは清流四万十川の源流です。
四万十川にはたくさんの沈下橋が掛かっています。
源流の碑
ちょっとした観光スポットとなっている源流の碑です。
かなり大きな岩に四万十川源流の碑の文字がつけられています。こちらの書は内閣総理大臣も務めた宮沢喜一さんのものになります。
10位が町長で11位が総理というのもちょっと面白いです。
四万十川 源流点
源流点は先ほどの石碑から不入山(いらずやま)登山道を10分ほど登ったところにあります。沢はもう少し上流まで続いるようでした。
おまけ。 日本最短の川 ぶつぶつ川
二級河川ぶつぶつ川の長さはなんと13.5m 1位〜11までののキロメートル表記から一気に小数点付きのm単位にまで少なくなってしまいました。
とは言え、さすがは川の源流。ちゃんと湧き出ているのが確認できます。
源流から道路を挟むとすぐ砂浜の河口にたどり着けます。
潮の満ち引きもあるので砂浜部分は距離には含まれていなさそうです。
おまけ2 一級河川の最短の川 1.2km
では日本一短い一級河川はというと静岡県のの柿田川が1.2kmで最も短くなっています。
柿田川上流では至る所で水が湧き出ています。
なんと一番短い川の水源は一番高い富士山です。
どういうことかというと富士山に降った雨が溶岩の下の固い土まで染み込んでその水が地下で流れここで湧水となって地表に現れているようです。
おわりに
さて川の源流をいくつか紹介しましたが。源流点はなかなか山旅と相性がいいもので
狙っていったものもあれば登山をしている中で自然と訪れていたものもありました。
これからも大小かまわず源流点を見かけたら最初の一滴に想いを馳せてみたいと思います。
最後までお付き合いありがとうございました。
夏休みの自由研究が完成しました。
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する