目的にマッチした運動量は？～心肺運動負荷試験を活用～-ヤマレコ

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更新日：2024年04月03日　訪問者数：322

目的にマッチした運動量は？～心肺運動負荷試験を活用～

心配運動負荷試験とは

心配運動負荷試験（以下、CRX)とは心電図、血圧、呼気ガス（酸素⇔二酸化炭素の量って事らしい）を測定しながら運動（今回は自転車）をする事で、心臓、肺、運動に使われる筋肉の状態　を総合評価する検査　らしい。

この試験で何がわかるの？

運動とは酸素を取り入れ、体内にあるエネルギーを燃焼するということ。
車に例えるなら、燃料を取り入れて燃焼させてエンジン回すということ。
エンジン回すには限界があって、高回転域はレッドゾーンと呼ばれ、常用するとエンジン壊れる。
身体も同じように、心拍数に限界があって、心拍数が高過ぎの状態を継続すると心臓が壊れる。
回転数（心拍数）がどれくらいからレッドゾーンなのか、燃費走行（程よい運動負荷）はどれくらいか、最も性能発揮するの回転数（心拍数）等が、この検査でわかる　らしい。

で、結果はどうなのよ？

測定は、徐々に負荷が大きくなっていくバイク（エルゴメーター）を漕ぎ続けて、「もうムリ～ギブアップ！」となるまで頑張る。
なので、持久力の低い人は早く測定終わるが、強い人は時間掛かるらしい。
得られたデータからわかるのは、

・継続して続けるとアブナイ運動量⇒ムリすると心拍数が大きくなる現象から、それ以上の心拍数にならないように力を抜けって指針。
ランドレの場合、180回/分を越える運動は控えた方が良いとの結果。

・ガツンと負荷かけて筋肉を追い込んで鍛えたいよね。その場合の運動負荷はどれくらい？⇒運動量と呼吸による酸素供給量のバランスから、効果的な心拍数がわかるよって事　らしい。
ランドレの場合、135回/分くらいが良いよ、との結果。但し長時間持続してはダメよ。

・持続して運動すると、脂肪落ちるとか持久力アップとかの効果あるんだよね？その場合の運動負荷はどれくらい？⇒上記の考えと同じで導き出せるよ。
ランドレの場合、125回/分くらいが良いらしい。

・心電図を継続して測定してるので、運動負荷による心不全のリスクがあるかわかるよ。
急登でムリして山中で心臓発作⇒病因遭難、って時々聞くよねコワ～（汗　
幸いな事にランドレに今のところその心配はないらしいよ。

結果の具体的な活用方法は？

運動療法処方箋が発行されるので、運動時の参考になるよ。
具体的にはエルゴメーター（ジムにあるエアロバイクね。）や、トレッドミル（ランニングマシンね）の負荷設定値と、その負荷での目標心拍数が指示されるので、その負荷設定でトレーニングするのが効果的　らしい。
ジムのマシンには心拍計が装備されている事が多いから、心拍管理は問題ないよね。

他の活用方法で注目したいのが、スマートウォッチ。
心拍が測れる物が多いけど、心拍数が分かったところで、どうやって活用していいかわからなかった人も、自分の身体能力に適した心拍数がわかるなら、適切な目標設定が可能になると思うよ。

ところで、どこで検査受けれるの？

ランドレが検査を受けたのは岐阜市の操健康クリニック。
他にもいくつかの病院が対応しているみたいです。
「登山者検診」のワードで検索すると多くの情報が得られると思うよ。
自己負担のコストが発生するものの、価値ある検査なので登山の必要経費として考えれば良いのではないかな。

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