晩秋の沢と尾根【持小屋沢源流から矢岳尾根】
- GPS
- 08:58
- 距離
- 13.8km
- 登り
- 1,412m
- 下り
- 1,392m
コースタイム
- 山行
- 8:45
- 休憩
- 0:15
- 合計
- 9:00
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
帰り 武州日野駅16:51 |
コース状況/ 危険箇所等 |
今回は持小屋沢沿いの杣道(古い作業道)のトレースにこだわりましたが、頼りない道跡で、崩落や桟道の崩壊箇所があり、滑落〜転落の危険があります。雨の翌日でも水量が多くない沢ですので、流れに沿って滝や淵だけを巻くルートの方が楽かな。何回もそう思いました。 何れにせよ、進める(戻れる)ルートを探すこと、行ける(戻れる)と判断することは「自己責任」で。 |
写真
感想
初レポです。いつもお世話になってるヤマレコMAPに感謝を込めて。
最近、良く使う矢岳北尾根。その東側を流れる持小屋沢の杣道(古い作業道)を辿って源流まで行き、苔生す谷奥の晩秋を満喫しました。
その後、矢岳山頂まで沢筋を詰め上がる予定でしたが、熊さんの気配(低い唸り声)で予定を変更。矢岳尾根の枝尾根から1144mピークを経て、篠戸山北西尾根から下山しました。尾根にはそろそろ冬の気配も。
【持小屋沢上流地帯】
水量は多くない沢ですが、優美な滝が見どころです。最大で10m
弱くらいでしょうか。駅から2時間程度で、静かな秋の幽谷を味わえます。但し、滑りやすく、落ちると怪我では済まない場所もありますので慎重に。
【持小屋沢源流地帯】
秋の残りの色と、苔生したゴーロの緑。対比が鮮やかでした。
紅葉に
われ関せずと
みどり苔
一句捻りつつノンビリ歩いていると、左岸奥から低い唸り声。熊さん?、山肌の大きな岩が御自宅?
宗屋敷尾根(正確には標高800m辺りから秩父林道に延びる枝尾根)でお会いした時は「ホイッスルの警官吹き」で退去戴けたが、ご自宅ならそうはいかない。慌てて右岸の尾根(矢岳尾根の枝尾根)に退散しました。
【1144mピークへの枝尾根】
取り付きは、両手で手掛かり(→足場)を探る急登です。木の根や剥げなかった岩角に心から感謝します。尾根に出てしまえば、急坂ですが直立歩行で大丈夫。矢岳尾根まで高度差350m強、岩場もなく藪も薄い静かな尾根でした。落葉した木々の間から、矢岳が大きく見えます。
【1144mピークから篠戸山】
矢岳尾根の破線ルートです。武甲山、高ワラビ尾根から小持・大持山には、そろそろ冬の気配も。
【篠戸山北西尾根】
分かりやすく、歩きやすい尾根です。最初は急降下が続きますが、直立歩行で済む範囲。危険箇所もありません。転ばないように。
静かで、爽やかで、明るい「沢と尾根」。
自分だけ、一人だけ、大自然に優しく囲まれた素敵な一日でした。
コメント
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kaji-06 さん こんばんは
武州日野駅から御花畑駅までお話しさせていただいた者です。
こんな変態ルート(敬意を込めて)歩く人はめったにいないので
間違いないと思います。でも初めてお会いしたの覚えていないんです
「ブログは?」なんて無理やりアップさせてしまったみたいで申し訳ありません。
おかげで詳細がよくわかりました。
kaji-06 さんが杣道にこだわる気持ち、よくわかります。
川浦谷林道と比較すると、水量が少なく釣師が入っていない分、
藪っぽい感じが写真ではしますね。
源流地帯の苔生した地域、いいですね
自分も行きたい気になりましたが、住家があるんですね。
春になったら、移動してくれないかな〜
数多い有名山域のレポ。その中に埋もれるはずの地味なレポを見つけて戴いたこと、とても驚いています。おまけにコメントまで!!、、、本当にありがとうございます。
武州日野駅で「少し前に熊倉尾根でお会いした」とお話ししました。後で調べたら、「少し前」というのは何と6月10日!!でした。それにしても、月日の経つのは早いですね。つい、最近のことのように思っていました。
あの日は宗屋敷尾根から熊倉山に行ったのですが、熊倉山の手前でお会いしました。お顔まで記憶に鮮明に残っていたのは、あのときの会話で「宗屋敷尾根」を「そうやしきおね」と読むことを教えて戴いたためです。それまで、「しゅうやしき」か「そうやしき」か不明。
「どちらからですか?」
「なんとか屋敷尾根からです。」
「そうやしき尾根ですね。これから下ろうと思っています。」
こんな会話でした。
宗屋敷尾根は大好きで何度も使っており、勿論、漢字名は知っていました。でも漢字名は「読みかな」に変えないと口に出せない。このもどかしさが、6/10の会話できれいに晴れました。当人には全く何でもないことが相手を助け、相手の記憶に残ることがる。その典型例ですね。
いずれまた、どこかで再会できると思います、、、、いずれまた。
思い出しました
おそらく6/10だろうと思ってましたが、やっぱりそうだった
自分も大昔、しゅうやしき尾根だと思っていましたから
kaji-06さんとはいずれまたこの山域で必ずお会いできると思います。
自分は2回に1回はこの山域ですから
思い出したことを知らせたかっただけなので、返信はいいですよ〜。
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