房総・小糸川水系三間川


- GPS
- 05:44
- 距離
- 7.2km
- 登り
- 400m
- 下り
- 390m
コースタイム
- 山行
- 5:28
- 休憩
- 0:17
- 合計
- 5:45
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | 白壁の湯(日帰り入浴800円) |
写真
感想
今年の沢納めは房総の沢。
写真などで見て渓相が良さそう、と思って行ってみたところ、ナメのきれいな癒し系の沢でした。
里山の水量の少ない沢なので上流部は所々ぬかるんでいたりもしましたが、高い山では無くても立派な渓谷。
三間川本流は広い川幅一杯に水が流れ、ヒタヒタとナメの上を歩くのが気持ちいい。
この辺りは夏は暑いし、ヒルも出るので11月から3月くらいが適期です。
今回、沢では初めましてな方が多かったですが、楽しく遡下降できました。
みなさんお疲れ様でした。
今年の沢15本目くらいは大学時代を思い出す房総の沢でした。
房総半島の地質は泥岩が主体(三浦半島〜藤沢あたりと同じ地質なのか??)のようで、泥岩が崩壊して生じた粘土やシルトに覆われたヌルヌルの沢、というのが一番の印象でした。
今回もラバーソール沢靴で遡行しましたがかなりツルツルよく滑って難儀しました。滑る理由としては
・泥岩や石の表面に風化でシルト・粘土層が生じており、ラバーソールで踏むとシルトと粘土ごとヌルリと削れて滑る。
・谷川や丹沢だと水中の藻の生えている部分と生えていない部分が色の違いにより目視で判断できるが、房総の泥岩だと藻と岩が同化していて目視で足の置き場の判断ができない。
以上の2要素が複合され、ラバーソール沢靴では極めて歩きにくかったです。後半戦のナメ沢下降はスケートリンクをソロソロと進むよう・・・。岩表面が露出している勢いのある水流中以外は安定したフリクションが得られませんでした。前半戦階段状滝もおっかなびっくりでした(涙・・・。これはビビッていただけか・・・)
今までの遡行では「フェルトおすすめ!」との記録のある沢で実際フェルトを使うと「やっぱりラバーソールを使えばよかった」なんて思うことが多かったのでラバーソールを使いましたが、今回は見事に裏切られました。
沢靴選びは難しいですね・・・。
今年の沢2本目にして、沢納め。
入渓地点で見た雪に、水の温度かなり低いんじゃないかな…と少々緊張した
ものの、意外とそうでもなく、特に気にならない程度で凍える事なく歩けました。
(開墾場ノ滝付近の風通しの良さと滝付近の飛沫で少々冷えたかなという位)
序盤の8m滝はフェルトソールがとても効いてくれた為、難なく突破(と自分
では思っていますが、どうでしょう…)できましたが、終盤のハイライト、
開墾場ノ滝での懸垂下降がそりゃもう酷いもので……懸垂練習のできる某ジムで
練習しなければ!と思った次第です。
濡れている細いロープが、手からスルっと滑って行ってしまいそうで怖いなぁと
おどおどしながらも何とか着陸。前後でお手を煩わせてしまい、すみませんでした。
動揺しないでクリア出来るようになりたいです。
道中は、ずるずるの倒木やズブズブの泥、ふかふか落ち葉にナメ床、そして突如
現れる落とし穴、何とも楽しい所でした。高低差は面白い程無いので、歩き易い
沢である反面、あちらへ曲がり、こちらへ戻りするので、高度を確かめ、方向を
確かめつつ、気をつけて歩かないと、現在地が分かり辛くなってしまうかなとも
思いました。
toshikさんの読図がピタリだったお陰で、藪漕がず林道に到着できました♪
ここの見所である地層を眺めながら歩けるのは、ヒルの出ない時期位でしょう
けども、バームクーヘン横倒しというか?ミルフィーユ状というか?……とにかく
薄い層がこんなにも堆積しているのか!という様を随所で見る事が出来るので、
断面図萌えの方にはオススメな沢だと思います。
そういえば、鹿の声は聞こえども姿は一度も見えず、この沢で見た生き物は
沢カニと小魚、1匹だけ蛙……。「いる」というレポートを見たような気がする
猿ですが、遡下行中には見かけませんでした。
入渓場所に到着した際、民家の庭先で数頭見かけたのが最初で最後。
里山らしい風景といえばそうかもしれないですが、山の中ではなく民家脇で、という
のも、何だか困った話しだなぁと思いつつ。
この度も、CLやSL、ご一緒いただいた皆さんに沢山フォローしてもらい、無事に
ひと沢終えられました。ありがとうございました!
syosiさん、往復の運転ありがとうございます!お世話になりました!
今年の沢9本目。
千葉ならまだ紅葉を撮れるかも知れない、かつ1級沢ならフルレンズ持って行っても濡らさず済むだろうという考えもあり、M井さんのML募集に乗って参加を決定。
水曜から風邪を引いてしまったので、大事を取って平日病院に行き、たっぷり寝て復調したつもりだったが、久しぶりに朝起きれず遅刻する失態を犯す。
集合が東京駅だったのが幸いし、6時50分に起きて7時半に東京駅に集合。速攻で出発するも30分遅れのスタートになってしまった。面目ない。
さて、めぐた橋の先の民家脇に駐車し、出発。(明らかに私有地っぽかったので、民家の方に挨拶し、駐車して良い場所を確認させて頂いた。)
入渓点は明瞭で簡単に降りる事が出来る。
最初何故か皆下流に歩きだしてしまったが、すぐに気付き遡行を開始。
目的は左俣遡行後に本流下降だ。
3分程歩くとすぐに左俣・本流の分岐に至るので、左俣遡行に移る。
入口あたりがやや薄く紅葉を残しているが、先日の雪で紅葉はほぼ終わってしまったようだった。関東も例外無く、今年の秋は短い。
水は冷たいが天気が良い事も幸いし、そこまで寒さがキツイと感じる事も無く歩く事が出来た。
左俣は比較的水量が少なく、泥や倒木が詰まっており歩きにくい印象だった。
時折現れるナメ床に癒されつつ、遡行する。
また、高度に変化が無く読図が難しい為勉強になった。
流れ込む支流で現在地を確認出来たが、度々現在地を見失いつつ、再確認しつつ進んだ結果、概ね目的通りの位置に詰める事が出来た。
詰め直前に3箇所程1:1の分岐がある。恐らくどこから詰めてもなんとかはなるのだが、今回は最後に左岸の稜線に乗るルートとなった。その後、歩きやすい稜線からそのまま林道に降りる事が出来たので今回のルートをお勧めして差し支え無いだろう。
県道で本流の上まで歩き、本流上を渡り切って道路左側に降りると階段で本流に入る事が出来る。人工的に掘られたトンネル水路を抜けるのが楽しかった。
本流は左俣と違い、水量が多く水も綺麗だ。
開墾場の滝まで快適なナメ歩きが出来る。
開墾場のトンネルは巨大で、このサイズで掘る必要が本当にあったのか不思議なくらいだった。トンネル出口付近が滝の落ち口になっていて、懸垂で左脇を降りるのがこの沢のハイライトとなった。
その後、しばし快適に歩くと入口の分岐に至る。
膝下くらいまでの癒しオンリーの沢かと思いきや、太ももくらいまで濡れる場面もあり、泥のぬかるみあり、なかなか侮れない小糸川三間川でした。
M井さんSさんHさんとは初山行となりましたが、寝坊で印象が悪くなっていなければ是非またご一緒させてください。F村さん、Mさんもお疲れ様でした。
ありがとうございました〜。
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