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ハイキング
蔵王・面白山・船形山

南蔵王

2010年04月11日(日) [日帰り]
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zao-ota その他21人

コースタイム

8:00蔵王町無料駐車場集合受付-8:45野営場-9:30ミズバショウの森-11:20第1キャンプセンター(昼食)-13:00七ヶ宿湯ノ原玉ノ木原湿原(ミズバショウ観察)-14:00解散
天候 早春の花見晴れ
過去天気図(気象庁) 2010年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
集合場所の遠刈田温泉北山蔵王町無料駐車場
野営場の第3駐車場はスペースが確保されて利用しやすい。
特に蔵王町無料駐車場は、蔵王に登山する方々の待ち合わせとしてまた、乗り合わせばとして利用用途がある駐車場です。
コース状況/
危険箇所等
蔵王植物観察会(蔵王フラワートレキング)の生い立ち

蔵王文化財保護委員長の宮地先生との出会いは今から15年前の平成6年の12月にさかのぼります。当時日本冬虫夏草の会の理事をしていた蔵王町宮の宮地先生を紹介してくれたのは、同じ会の事務局貝津氏でした私より先に入会していた白石の先輩方に誘われ梁川の事務局貝津氏を訪れ、そこで宮地先生を紹介していただいたのです。早速自宅の帰りに宮地理容所に立ちより、在宅していた先生と会うことが出来ました。私は高校、大学、就職と造園建設業の分野で植物について学んできましたので、ある程度植物についての知識は持っているつもりでしたが宮地先生と植物観察の為に蔵王町を歩くようになってから、自分がいかに植物に対する知識が貧困かを実感するばかりでした。先生は当時蔵王町主催の山野草教室(現在は山野草・山菜・きのこスクールと各種団体が多数主催するようになりましたが当時はこの教室しか無かったようです。)の講師を努めており、さっそく私も教室へかよい観察力を勉強し始めました。私が教室に通い始めて3年目に先生が山野草教室を辞めました。理由は同じ事の繰り返しで飽きてしまったとか、それでも25年間のロングランに指導されて多数の受講生に様々なことを教えになったことと思います。
 そんなことがあり、私と一緒に平成9年から春の山菜と秋のきのこ観察、試食会を始めました。福島梁川町の貝津氏が事務局をしているみちのく自然友の会の観察会をモデルとして試行錯誤しながら少人数でしたが、自分たちで採取した山菜やらを皆で調理しながら美味しく頂いておりました。そんなこんなで、平成12年からは一年間を通して観察会の開催を増やし、形を変えながら現在に至っていますが、コンセプトは変えず、蔵王町の自然を一人でも多くの方に紹介し、足を運んでいただくことです。
 平成22年度からは宮地先生が70歳お迎え、体力的に野外での講師案内が難しい状況ゆえに現場講師としての役割から降りられますこれからは、顧問としてアドバイスを頂くこととなりました。長い間の現場でのご指導に感謝申し上げます。本当に長い間ご苦労様でした、これからもご指導宜しくお願いいたします。

当初は下記のルートで観察会を計画しましたが、積雪のために林道に入れミズバショウの観察となりました。
観察ルート
横川林道を車で移動しながら、ポイント、観察点で止まり観察を行います、積雪のために走行不可の場合は水芭蕉の森周辺での観察会を実施します。
硯石から終点までは約15km、早春の山野草や山菜が楽しめます。
特に、ユリワサビの群生地が最近明らかになりましたので、紹介出来るかと思います。
主な植物としては、カタクリ、スミレ、ミヤマキケンマ、エンレンソウ、イチリンソウ、ニリンソウ、ユリワサビ、等山菜としては、ヨモギ、ハンゴンソウ、フキ、イタドリ等ですが、山菜の本番は4月末から5月始め頃です。また秋になるときのこ、キノコを探しに多くの方が来ます。以前ムキタケを取りに晩秋の横川
林道に入り、先生の案内で倒木を探し採取、鳥鍋に入れて食したことがありました。秋田の比内鳥と横川のムキタケのコラボは絶品で皆無言で食べました。
以前この林道を通っていると、車の前をツキノワグマ、アナグマ、カモシカが横切ったことがありました。
又横川は、岩魚釣りの渓流として多くの釣り人を楽しませている川です。この川の岩魚釣りは、主に堰堤釣りで水の落ち口に竿を出し誘いをかけて釣ります。名人になると50尾をあげる人もいて驚きです。いかに自然が豊かなのかわかるような気がします。3月の渓流釣解禁後積雪で入渓できない状態でも、私の釣りの師匠はテレマークスキーで林道を入り、カンジキを付けて釣りをしていたと話しておりました。私は横川でのカンジキ釣りはありませんが、蔵王では師匠について行きカンジキでの釣り経験はあります。3年前の3月の春分の日でした。60センチの積雪蔵王自然の家裏手を澄川に向かい、かんじきを履いたまま釣るのですが、初心者の私はカンジキが石に滑り腰を強打、苦い岩魚釣りをしたことがありました。釣りに行かれる方は十分に気をつけてください。石は滑ります。
年々林道が荒れてゆくようですが、最近新たに杉の伐採が行われた箇所があり山菜やきのこの期待できるポイントが新たに出来つつあります。山菜狩りすが、特に山形から降りてきてフキなどの山菜を採っている人を見かけます。
特に5月のゴールデンウィーク頃は、クサソテツ、タラノメ、ハリギリ、キヨタキケシダ、オオバショリマの群生地と化します。この機会にルートと場所を覚えておくと今後楽しみです。また、頂上で昼食を食べていると、山菜ザックにネマガリ竹をいっぱいに採取してきた名人がおりました。何処で取ってきたのか尋ねるとここから2時間歩いて熊の生息域から取ってきたとの返事でした。穴にいらずんば何とかですが、ラジオ、熊よけは必ずつけて山には入ってください。冬眠からさめたばかりの熊は危険ですし、特に子持ちの熊は要注意です。
七ヶ宿玉ノ木原湿原
2010年04月14日 11:35撮影 by  COOLPIX S4, NIKON
4/14 11:35
七ヶ宿玉ノ木原湿原
撮影機器:

感想

第1回目の観察会としては早春のミズバショウを紹介できて成功かと思います。
ミズバショウを観察している参加者の笑顔と感動が伝わるトレッキングにしていただきました。

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