加西/善防・笠松山系アイゼンワ−クの習得
コースタイム
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2016年11月の天気図 |
写真
感想
古法華自然公園(ふるぼっけしぜんこうえん)は、兵庫県加西市東剣坂町にある、笠松山、善防山が形作る谷筋の自然の地形をそのまま利用し、自然を生かした公園で、公園内の笠松山麓の岩に彫られた巨大な石仏が有名だそうです。
笠松山、善防山の両山は、200m級と低いながらも荒々しい岩肌が特徴で、低山とは思えないピラミッドの角錐のような雰囲気を備えているため人気が高く、笠松山の頂上には展望台が設置され、360度の眺望をほしいままにでき、天気の良い日には明石海峡や淡路島が見渡せます。
公園は笠松山と善防山の2山の合間にあるため、登山の基地としての利用も多く、今回、幕営した駐車場は「宮本武蔵ロケ地」の石碑があり、紅葉も見られる場所でした。
駐車場の北側に集合して、CLより本日の概略の説明とアイゼン・ピッケルの着用&使用の方法を講習。それを実際に着用し、笠松山に向かって登山道&岩稜帯を徐々に登攀していきました。実際に登った感想としては、今日は天気も良く、岩も乾いておりスリップの心配はあまりなさそうに感じました。
しかし、ここの岩は花崗岩なのか、もろく剥がれ易く、場所によっては、アイゼン・ピッケルによって岩が剥がれることを予想して、足場を決める見極めの訓練にもなりました。大きな難所もなく、リズム感がでてきてアイゼン・ピッケルが馴染み、体と一体となり進もました。
途中、眺望も望める尾根に出てしばらく進み、今度は折り返しになり、やがて尾根の突き当りに至って、一息いれて昼食を摂りました。今日は最近になく暑いくらいの陽気で、播磨の山々を望めて、絶好のハイキング日和でした。
その後、下りの訓練になりましたが、登りとは違い、慎重にフラットに足を着地し、更に歩幅も小さ目にして下ることに集中しました。そして、途中のある程度の角度のある岩場の斜面で、登り下りを繰り返しての「特別訓練」を行いました。そこでは、アイゼンのフリクションの利かせ方やピッケルのピックで接地して支点を取るなど、実際に自分でやってみて感覚をつかむことができました。最後に駐車場まで戻り、ビーコンの扱い方法を確認しました。(YAE)
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