みかん狩りで訪れた湯河原城山で光る水平線の先をみつめる



- GPS
- 05:00
- 距離
- 8.0km
- 登り
- 805m
- 下り
- 244m
コースタイム
天候 | 晴のち曇時々雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
八王子07:52(JR横浜線) 橋本08:04/08:07(JR相模線) 茅ヶ崎09:05/09:09(JR東海道本線・快速アクティー) 湯河原09:45 (復路) しとどの窟入口14:57(伊豆箱根バス¥670) 湯河原駅15:25 湯河原15:52(JR東海道本線) 小田原16:09/16:22(小田急小田原線) 町田17:21/17:32(JR横浜線) 八王子17:54 |
写真
感想
今日はみかん狩りを兼ねて湯河原の城山を歩く企画に参加した。
初めて会う人もいて、初めて会うのに話がはずんだりするとすごく嬉しい。
冬晴れを期待していたのだが、寒気が強すぎるのか雪雲が山を越えてきて、時折陽が陰る。
それでも、湯河原の街を見下ろせるみかん農園でみかん狩りを楽しんでいる間は暖かだった。
その後、その裏山である城山に登る。
ここは登った後分かったのだが、「土肥城址」で、1180年に源頼朝が伊豆で挙兵した際にいち早く参陣した土肥実平の居城があった場所とのこと。
湯河原駅前にはその土肥実平夫妻の像もあり、かなり昔の話なのだが郷土の偉人扱いだ。
2週間前に箱根外輪山の明神ヶ岳〜明星ヶ岳を歩いたが、今日歩いた城山はその箱根外輪山のすぐ南東側にあたる。
実際、城山自体が箱根火山の前身のひとつである湯河原火山が侵食されて残った部分なので、2週間前と同じ箱根外輪山の一部にいるといってもいいのではないかと思う。
頼朝が石橋山の戦いで敗北した際に隠れた「しとどの窟」も、湯河原火山の火山砕屑物が削られてできたものだそうだ。
上から細い滝が落ちてきているのだが、ちょうど水が当たらなかったところにトア(岩塔)状にその火山砕屑物が残っているのが面白い。
城山山頂にいるころには寒気の吹き出しの雲がちょうどかかってきて、雪がちらついてきた。
みかん狩りをしていた時の暖かさが嘘のようだった。
それでも時折陽が射して、水平線が光っていた。
伊豆半島に仲良く並ぶスコリア丘兄弟である小室山・大室山の向こうの南の海上には利島・新島まで見えている。
海を見るのは久しぶりだ。
山ばかり行っているので、海を見る機会がなかなかない。
でも、山に登って海を眺めることができた。
光る水平線の先を見ていたら、この1週間ほど囚われ続けていた過去から溢れ出す後悔にそっと蓋をすることができた気がした。
この近くの幕山は早春には梅の花の絨毯のようになると教えてもらった。
梅の花の時期にまた来てみたい。
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