《三遠南信》表ケ浜 赤羽漁港から大清水
- GPS
- 08:24
- 距離
- 31.6km
- 登り
- 662m
- 下り
- 627m
コースタイム
- 山行
- 8:04
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 8:24
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
舗装8キロ+浜18キロ+舗装6キロ(初めの8キロは余計だった) |
写真
感想
豊橋の地形図で最も興味深いところ。太平洋岸の無人地帯をきょうは行けるところまで。
田原まで田園通学電車。この車両はむかし西武か東急で見た気がする。赤羽漁港行きバスにのるはずが、保美行きに乗っていた(今日は月曜日だった!)。気付いたところで降りて、南に歩く。キャベツ畑の中、芦ケ池を目指し、分水嶺を越えて川沿いに下る。途中長い直線道路で真ん中に何か落ちているのが数百m先から見えた。収穫して荷台からこぼれたのかレタスだった。どうせ捨てられるならとザックに入れてゴッツァンする。野良道を歩いていたら、脇にぷりぷりのトマトがたくさん捨ててある。旬じゃないからそれほどうまくはないけど、りっぱなトマトだ。ひとつかじって、5つもらってザックに入れる。なんだかいきなりゴッツァン山行だが、一時間半余計な舗装路を歩いてようやく予定開始点だ。輝く海を右に見て、ただただ考え事をしながらはるか水平線と河岸段丘の交点を目指して進む。
海岸に着くまでの舗装路歩きで、足の裏、かかとの脇が痛くなっているのでテーピングする。舗装路は大敵だ。砂浜だけなら、快適だ。固くも柔らかくもないところを選んで歩く。
波は小さく風も弱く、日は暖かい。釣り師は20分に1人くらいいるが、釣れている人は一人もいないみたい。きょうはサーファーを1人もみない。こんな日もあるんだ。
薪がほとんどない。この浜は伊勢湾に注ぐ木曾川、揖斐川、長良川からの砂だろうが、河口からあまりに遠いので流木は来ないのだ。たき火は難しいなと思う。海岸段丘には小さな谷の切れ目があり、そこから車が降りてくる道が20分に一回くらいということは1キロちょっとに一回くらいある。だから釣り師がその間隔で立っているわけだ。海岸部は舗装路がほとんど繋がっていない。みな、車から降りても遠くへはあるかない。車に縛られているのだ。
このコースはなんの危険もなく、無心にどこまででも浜を歩ける。暴れん坊将軍が白馬で駈けてもいいし、ラナを背負ったコナンが走ってもいいし、炎のランナーのオープニングも撮れそうだ。埋め立てや人為構造物の目に入らない海岸はとてもいい。トマトをかじったり、レタスをむしったり、大きな声で歌ったり、昨日見た映画を思い出しながら、まったり5時間、浜を歩いた。
田原から豊橋に入ると沖数百mのところに等間隔のポールが並ぶようになる。するとあさりとりの人たちがいた。カゴのついた熊手のようなものを使っている。江戸時代の風景の様だ。美しい。
市境を越えると、水の流れる沢をまたぐようになった。こんな違いもあるのか。
きれいな貝殻を子どものように拾う。中に入っている奴もある。潮に取り残されたんだな。海にほうってやる。むかし、父と御前崎だったかに旅行した時、土産物屋で売っていたこんな貝殻が美しくて、とても欲しかったのを思い出した。
計画では、県境を越え、東海道の宿場白須賀を通って帰りたかったが、日も短いしバスも間違えたし、暗くなるまでには歩くの終えたいと、東赤沢で段丘に上がる。豊鉄の大清水へ行くならここまで。これ以上いくと鉄路が遠のき、舗装路歩きが倍増する。
舗装路は薄い足裏に厳しい。今度から1時間以上の舗装路用にはかかとにクッション材が必要か、ジョギングシューズを用意するかだ。これじゃみんな歩かないわけだ。
コメント
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昨日は、ポカポカ陽気で、海岸歩くには、丁度良かったんではないでしょうか?
渥美半島は、やっぱりきゃべつでしょうか?露地で取れますからね、結構一農家で何町歩も作っているみたいですね。最近ではレタスも道の駅で(めっくんはうす)見かけますよ。どでかいやつ
行きは豊橋からバス?帰りは渥美線、豊橋鉄道にご協力ありがとうございます。名古屋往復できる金額でしょうか?
そういえば、大清水って字のごとく、昔はきれいな水がわいていて、そういうのが乱開発で(ごみ処理場ほか)で汚れたって話聞いたことがあります。二川の辺も新幹線通す時湧き水でたいへん苦労したって聞きました。渥美半島は、チャートでできているそうで、明石山脈系の”しっぽ”だって、豊橋自然歩道を歩いているとき、聞きました
レタスはでかいサニーでした。一週間はこれでいけそうです。
田原から乗りましたが土日のバス時刻表で行ったので間違えました。バス途中で降りたら、運転手に料金はいいよ、って言われて、500円分頑張って歩きました。だから鉄道520円と帰り280円でした。大清水に水が湧く道理、歩いて地形見て、わかりましたよ。水の少ないこの半島では貴重な場所だった思いますね。やはり地名は由来でしたか。
これだけ細長い半島が、黒潮の荒波に耐えて残っているし、中央構造線のラインがそのまんま伊那山地から伸びている。硬いチャートの岩盤はうなづけますね。でも侵食の崖はチャートには見えなかったな。
追記:地質図みてみたら、チャートは標高100mを超える蔵王、衣笠、大山などの盛り上がり部分だけで、半島のほとんどは中期洪積世の堆積岩ですね。でも尻尾にはちがいありません。
うわ、良いな浜歩き。地下足袋よりも裸足の方が良い位なのでは。私なら「南の島のフローネ」。
実は、きつめの地下足袋で行ったらむくんで第二指が当たり始めて、後半少し裸足で歩いた。快適だった。気温もたかくて。
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