櫛形山(まだ雪山)


- GPS
- 64:00
- 距離
- 18.4km
- 登り
- 1,720m
- 下り
- 1,457m
コースタイム
中尾根林道交差15:10-ほこら小屋16:30
10日、ほこら小屋6:00-櫛形山への分岐手前トレースロス(20分)-櫛形山7:20-
裸山8:10-アヤメ平8:50-北尾根林道交差9:30-林道10:00-
上市ノ瀬11:20-下仲町12:20
天候 | 9日曇り(雨ぱらつき) 10日曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2011年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰りは、下仲町バス停から甲府駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
県民の森に登山ポストなし 中尾根登山道は、1600mぐらいまで檜林で暗く、味気なし、また、1600mぐらいから雪が残っており、各所でアイスバーン化している。 ほこら小屋の上1850mぐらいから、雪山、櫛形山からアヤメ平までは、50〜60cm、 吹き溜まりや尾根筋では70〜80cmあり。 北尾根登山道は、アヤメ平下より雪はなし、雑木林が続き、明るくて快適。 ほとんど壺足となり、歩行困難!!(わかんのトレースとスキーのトレースあり) |
写真
感想
林道の開通が、4月末の連休からということで、ーー
まだ静かだろうと、櫛形山に行って来ました。小屋も静かなーー
昼過ぎまで雨の予報が、時々霧雨の、ほぼ曇りです。幸先よし
でも、アプローチは大変です。
県民の森のはるか下の「上市ノ瀬バス停」から歩きです。
舗装道路を歩いていくと、右手に小さなお社があり、奥の小高いところに3階建ての宿舎らしいビルがあり、これが櫛形レジャーセンターか?、ひっそり、廃墟のようです。無駄な施設、作り過ぎです!!
舗装路は迂回がおおいため、直進路探しです。(地図を拡大し、参照下さい)
まず、最初に、右側に「森林科学館」方向の標識があり、これを右へ、すぐ左へ切り返し、これが道か!、というような渓流沿いを上ります。
少し行くと、右の山側に入り、杉林を上り込むと、また、舗装道路に出、すこし右へ。
すると、「兜岩遊歩道」という標識に従い、辿り、檜林を通り、おい!、ガマが2段重ね、まだ寒いだろう、いまから交尾か?、と言いつつ、「森林科学館」「北伊那ヶ湖」の分岐を、「森林科学館」方向へ上り込むとすぐ広場でウッドビレッジ前へ出る。
さて、ここから、中尾根登山道
ウッドビレッジの右横を通り、檜林の中を上っていきます。
ずっと、檜林の中で、暗く、さびしい、道です。
ただ、親切なのか、お節介なのか、100m毎の標高標識があります。
櫛形山林道(1400mぐらいかな)を通り越し、まだまだ、檜林です。
1600mぐらいから、雪と、溶けたアイスバーンが出てきます。
アイゼンつけた方がいいです。木の葉の下、苔の下、全部凍っているところが、多々あります。(わたし、すべりました。泥だらけ)
1600mの同じぐらいの所から、檜林が終わり、雑木林の代わり、明るくなってきます。
1800mほこら小屋です、疲れたし、すべったしで、気分は乗らず、山頂は明日とし、
ここで、本日、終了。
そうそう、1500m付近で、降りてくるご夫婦に会いました。
「どこまで行かれますか?」と聞かれたので、「とりあえず、頂上まで」と答えますと、
「最近、雪が降りましたか?、頂上方向、アヤメ平方向、トレースがありませんよ、少し行きましたが、腿までぐらいのラッセル(壷足のことか)なので、敗退しました。」とのことでした。
「え!、上っている人は、いるはずなのに?」と思いましたがーー
ほこら小屋、室温9℃です。あったけー
到着の一杯をやりながら、水くみです。
小屋にあった、2Lのポリタンクをお借りして、徒歩1分、たっぷり水出ています。
水、冷たくないです。すぐ上でわいている地下水なので、ここではまだ暖かです。
一人です。
夜中の2時にバイクの音です。「おい、変なのが来たかー」と心配になりましたが、また静かになりました。
室温4℃、いっぱいの星空で、飲み直して、また寝ます。
朝、6:00曇りですが、出かけます。(この時期、5:00から歩けます。)
上りはじめて、20分ぐらいで、櫛形山方向と裸山方向の分岐の中間ぐらいまで来ました。
ここで、昨日のご夫婦の話が分かりました。
案内も、テープもなく、トレースが、まっすぐ直進と左に上り気味の二つに別れています。
まっすぐは、30mぐらいでとぎれており、その先は平ですが、道らしい隙間はありません。
左上がりは、これも50mぐらい行くと、その先のトレースがありません。
各所に、ずぶずぶ潜った壷足跡があります。
「わかった、ここで敗退か」
20分ほど探しました。
やっと、左上のコースの50mさきでトレースが消え(雪が少し締まり気味で、足跡ができない区間が20m程度あり)、そのさきで、また現れてくるのを見つけました。
櫛形山山頂へ、そして、裸山へ、雪が深く、トレースも、古い足跡で、ずぼずぼ潜ります。これは疲れる。
裸山、アヤメ平分岐でデポし、裸山へ往復、(これが失敗か?)もどってアヤメ平へ。
トレースほとんどなし、わかん、スキーの跡がほんのりと、ところどころあり。
雪は、30〜70cmぐらいで、少し硬めの所を綱渡り、
これ、いけるのか?
アヤメ平から裸山への道に交差すると、トレース、あるじゃん、
裸山経由で、みんな歩くんだ。
でも、ずぼずぼ、潜りまくり、
やっと、アヤメ平、ここで最高の潜り、腰まで沈み込み、抜けだしに必死です。
どこまで続くか、雪山
アヤメ平の小屋は、床が傾き、古い、ほこらと比べ、悪評ですが、昔はみんなこんなだったよ。(避難小屋だよ)
さて、北尾根の下りです。
アヤメ平を出ると、すぐ雪がなくなり、明るい雑木林です。
え!、これから、雪ないの、北尾根だよ。
名称がおかしい、中の北にあるから北尾根で、登山道は、尾根筋の南側だから、あったかで、雪なし。
スパッツ、アイゼン、はずし、下ります。
ずっと、快適な、あかるい、雑木林です。
1200mぐらいで、20名の団体さんとすれ違い、この時期に団体でどこ行くんだろう。
アヤメ平折り返しならいいが、その先言ったら地獄だよ!!
でも、リーダーはいるんだし、大丈夫だよね。
でも、下調査の踏み跡はなかったよ。
伊那ヶ湖林道に出て、学習路でショートカットして、北伊那ヶ湖を回り、上市ノ瀬バス停へ。バスにはあと2時間
下は、桜が満開、車をおいて、カメラマンが、横道へ、
一緒に付いていくと、大きなしだれ桜が、これ、有名なんでしょうね。
待ってられないので、地元の人に聞くと、「国道まで出るとバスはあるよ」
では、歩きます。
道の横は、桃、梨、の花が満開、農家の人が受粉作業です。
国道につき、バス停に、おばあさんが3人待っています。
「もう、バスが来る時間ですか」、「21分ですよ。」とのこと。
もうすぐです。右を見ると、200mさきに、もうバスが来ています。
櫛形山、この時期でも、かんじき、必要です。
2000mを甘く見てはいけませんでした。
まだ野呂川林道が車で通行できた頃、夜叉神峠から広河原の駐車場で車の中で泊まり、
丸山林道回りで現在は南アルプス市川上の親類へ寄った時がありますよ、
当然道はガタガタでしたが、櫛形山の名前が印象的なので記憶に深く残っていました、
それから親類の家へ行くたびに櫛形山を見ると本当に櫛のような形の山ですね、
残念ながらアヤメはついに見ずに今に至っています、
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