女峰山(竜巻山で敗退)


- GPS
- --:--
- 距離
- 16.3km
- 登り
- 1,619m
- 下り
- 1,608m
コースタイム
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポスト: 行者堂の脇にあり コース状況: 竜巻山まで特筆すべき危険箇所はないが、積雪期は遥拝石直後の急斜及び標高2100m手前の急斜は慎重に。標識2030m付近はルート採りに注意。 今回、ある程度の雪が出て冬山っぽくなってくるのは、標高1400m付近からだった。 色々な地形や雪質が出てくるので、アイゼン、わかん(またはスノーシューなど)ともに必須。 |
写真
感想
厳冬期女峰山日帰り(かつ公共交通機関利用)はかなり実現可能性が低いのを承知の上ですが、まあ訓練がてら行けるところまで行ってみようくらいの気持ちで計画してみた次第です。
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観光客でごった返しているかと思いきや、閑散とした朝の東武日光駅前バス停。
これから一泊二日でスノーシューを楽しみに行くという年配のご夫婦と話しつつバスを待つ。
これから登る女峰はというと、山体の上半分は雲の中…冬型の気圧配置に加え上空の寒気も影響しているのだろう。
バスに少しだけ乗り、西参道バス停で下車。積雪はほとんどない。
東照宮の脇からひっそりと山へ伸びる階段から入山。滑りやすく気を使う。
階段上の行者堂から本来は尾根にとりつかなければならないが、尾根の向こう側の階段を下りてしまった。すると、「←○○神社」という道標が出てきたので、これは間違いだと気づいて行者堂まで戻り、祠の裏手から尾根に取り付く。
初っ端から無駄足を食ってしまった(この話にはオチがあります)
とりあえずはツボ足。
しばらくはダラダラとした登り。植林帯を抜けると、明るい雰囲気に変わるが、空がどんよりなのがもう一つ。
稚児ヶ墓を過ぎると、少し積雪が増えてきたので、アイゼンを着けるが、わりとフワフワなのですぐにワカンに変更。
笹原の広がる気持ちの良い部分を上り詰めたところで、4名パーティに追いつく。今日は唐沢避難小屋に泊まってゆっくり楽しまれるとのこと。自分は日帰りなので急がなければ(まあ登頂の可能性は低いが…)
他にも単独の方が先行しているという情報もいただく。
カラマツ林に入ると気持ち雪が深くなる。ただ、そもそもトレースがあるのでノープロブレム。
白樺金剛を過ぎ、少し行ったあたりで、単独の男性に追いつく。ラッセル交代。
尾根が痩せるにつれ風が出てきて、冬山っぽくなってくる。
八風付近からしばらく黒いゴツゴツした岩が続く。危険箇所は皆無で楽しく進んでいくが、ワカンだと少し歩きづらいのも事実。
黒岩をトラバる道を足元に注意しながら進み、遥拝石に達する。ここからは雲竜渓谷の上部が一望できる。人を容易に寄せ付けない垂壁に氷瀑が凄みを効かせて張り付いており、壮観である。
が、コルとあって風が強いので長居せずに出発する。
すぐに急傾斜となるため、ここでワカンからアイゼンに切り替える。
トレースは一応あるのが分かるが、吹き溜まりなど既に埋まっている部分も多く、ラッセルになる。
標高2030m付近は、尾根上を進むとブッシュがうるさかったので適当なところから左斜面をトラバースしながら進んだが、もしかするとちゃんとしたルートがあるのかもしれない。
標高2100m手前の急斜でかなり雪が深くなったので、またワカンに切り替え。この部分はかなり傾斜がきつく、所々岩っぽかったので、今回のコースでは一番進みにくかった。
その後も、あまり見通しのきかない尾根をラッセルを交えながら登っていくが、やはり女峰に登頂するとヘッデン下山がほぼ確実であり、膝の調子も少々心配だったため、竜巻山までで引き返すことに決めた。
わりかしすぐに竜巻山に到着。
標識がなければ絶対に山と認識できない場所だが、名前がカッコいいので良しとしよう。
今日は竜巻山に登頂したぞ!(←なんやねん)
あとは元来た道を戻るだけ。傾斜の強い場所ほど楽だ^ ^
遥拝石のちょい上側で先ほどのパーティと再びすれ違う。(ちなみに単独の方は最後まで見かけなかった。どちらに行かれたのだろうか?あるいはすれ違った??)
下りは青空の領域が増えてきて気持ちが良い。男体山や赤薙山の勇姿を写真に収めながら下っていく。
カラマツ林もなかなか素敵だ。
ただ、やっぱり緩傾斜部分がかったるい。
若干飽きて来た頃、ようやく登り始めの祠に到着し、階段を慎重に降りていく。
階段を下りきった所で、登山は一生やらなさそうな雰囲気のカップルに、滝尾神社への道を尋ねられる。地図で探してみるが、そういえば…
滝尾神社、どっかで聞いた気が…
…あ、今朝道を間違えた先に、道標があったじゃん。
「この階段登りきったところから、尾根の反対側に下っていけます。その先が滝尾神社ですよ」
「ありがとうございます」
…でも、道の状態を伝えてなかったけど、今頃転倒してないかな…
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結局竜巻山敗退になってしまいましたが、色々な要素の詰まった面白いコースで、充実した一日になりました。特に、中盤のカラマツ林の美しさが印象的でした。
次来るなら、やはり今日お会いしたパーティのように途中で1泊し、のんびり楽しみたい気がします。
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