足柄城趾〜金時山 足柄古道ルート


- GPS
- --:--
- 距離
- 9.5km
- 登り
- 808m
- 下り
- 563m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
山頂直下は結構な急登 雪凍結にはアイゼン、雪溶け泥にはゲイターで対策を |
写真
感想
今回は金時山。坂田金時所縁の富士山展望が有名な山です。私個人としては、5年前に明神ヶ岳経由ルートを積雪で断念した因縁の山でした。
新松田駅から路線バスで地蔵堂に。朝食を取り、お堂に参拝し、いざ足柄古道へ。
と思いきや、いきなり道を間違える失態。普通に林道を進むものを、何を勘違いしたか脇の作業用と思しき山道に迷い込む。しばらくすると明らかに道として不安定なのに気づき、無理矢理だが慎重に斜面を降りて下の林道に戻る。その後は足柄古道の表示を見失わないように進み、何度か車道を横断しながら高度を上げて足柄峠に予定より少し遅く到着。
足柄峠には足柄城趾があり、城好きとしてはスルー出来ず、しばらく散策。こじんまりした山城だが幾つかの郭や堀も明確に残っていて楽しい。主郭からの富士山の展望も何とも素晴らしい。気が付いたらだいぶ遊んでました。
慌てて金時山へ向かいます。しばらくは車も通れる林道を緩やかに上がりながら歩いていく。だんだん積雪が見え、ゲートを過ぎると完全に雪道に。山頂まで残り1キロを切ってから真っ当な山登りがやっと始まります。
雪のある九十九折の急登。12のステン階段(途中で干支シールを発見)が所々に。登る分にはアイゼンは必要なさそうだが、割と厳しい登りに集中力が切れないように進む。
山頂到着。立派な富士の姿が現れるが、先ほど足柄峠でも似たような対面をしているので、「天下の秀峰」って看板ほどの感動でもなく、何となく苦笑。が、さっきは無かった箱根大涌谷から愛鷹山、富士山へのパノラマ展望に、登頂の甲斐はあったと確信。しばし補給食を頬張りながら堪能する。
仙石原へ下山開始。陽の当たる南側だが、一応軽アイゼンを付けてみる。10分ほどで急斜面も雪も無くなりグチャグチャの泥道と化したので、脱いでゲイターにチェンジ。取越し苦労かも知れないが小まめな対応は大事。
緩やかな道になってからは金太郎絡みの巨石を巡りながら、麓の公時神社に到着。もちろん無事下山を御礼参拝。鳥居をくぐり振り返ると、社殿の真上に金時山が覆い被さるような神々しい景色。ここは古来より伝説が息づく信仰の山なんだなぁとしみじみ実感。
仕方ないとはいえ登り損ねると何となくモヤモヤするもの。それが数年またぎでスッキリとした今回の山旅でした。
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