手掘りトンネルのある沢コースからド迫力の鋸山地獄覗きに
- GPS
- --:--
- 距離
- 7.8km
- 登り
- 427m
- 下り
- 420m
コースタイム
- 山行
- 6:40
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 6:40
天候 | 薄曇りと晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
手掘りトンネルのある沢コースは安兵衛井戸から東の肩までは通行注意の標識がある。山によく行く登山者にとっては難所とは言えないロープの斜面でしたが、雨だと滑りやすいかなと思う。 |
その他周辺情報 | あまり汗をかかなかったから入らず |
写真
装備
備考 | 食べ物 |
---|
感想
先日、高校生山岳部訓練の痛ましい雪崩事故があったばかりで、寒の戻りもあり雪の山を避け、暖かな房総に出かけました。
フェリー乗り場近くに車を置いて浜沿いに歩くと、うららかな日差しの下で女の人がヒジキを天日干ししていました。
話によると、浜のドラム缶でゆでた後、こうして手作業で広げて干すので、このあたりのヒジキはとても高級なのだそうです。
「沢コース」や「車力道」、「関東ふれあいの道、観月台」の三つの登山口は、肉屋と薬屋さんの交差を西に入ります。店先には山の地図が置いてありました。線路を越えると三つの登山道の入り口で左が沢コースです。
このコースはぬかるんでいますが、途中に手掘りのトンネルがあったり、東の肩に着くところが崖の難所でトラロープが張ってあり登山らしい道です。この日は幼稚園児連れの親子も歩いていました。
暖かい海辺独特の照葉樹に覆われた尾根道では、二組ほどの登山者にしか会わずひっそりとしていました。それにしても海沿いの山はブロッコリーのような樹木ばかりが繁茂していますね。
そして、「地球が丸く見える」という展望台へ。ここには今までと違いたくさんの人がいてびっくりしました。春休みのせいか子供を連れた家族連れも多くいました。もう何度も来ているという地元の女性がとても親切にコースや見どころを教えて一緒に歩いてくれました。
日本寺の敷地内にある地獄覗きには蟻のように人がいました。
ここは三百mほどの石崖を人間の手で掘ってあんな凄い景観を作ったのです。人々の経済活動?に痛く心を打たれ、私も突端まで登り、相棒に向こうの台から写真を撮ってもらいました。初めての山だったから嬉しくて案内してくれた女性と記念写真を撮りました。
地獄覗き直下の百尺観音を拝んで、西出口から寺を出て石の回廊コースを通って車力道に向かいましたが、またまたここの巨大なる石の回廊に目を見張りました。
つくづく名だたる名勝にはそれなりの力があることが実感されました。
日本一の大仏まで回らなかったのが心残りです。それにしても大自然の景観ではなくて、大自然の中の人工の景観なのですから不思議ですね。
ここのくず石で作ったと思われる古い石の階段を下りながら、「車力」と呼ばれた女性たちが、ねこ車に房州石一本80kgを3本、麓に運んだというのを知ると、思いは更に複雑らなりました。昔の人は大変でした。まさかこんな時代になって人々が観光や登山のために押し寄せるとは思いもよらなかったでしょう。
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