常念岳
コースタイム
5月8日(日) 常念小屋発7:00→常念岳山頂8:40〜9:00→常念小屋(昼食)10:20〜11:20→徒渉地点12:00→一の沢登山指導所着14:00
天候 | 曇りのち晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2011年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
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コース状況/ 危険箇所等 |
胸突八丁からは赤布あり。アイゼン、ピッケルは必要箇所あり。天気悪いときは、撤退すべし。事故も発生しているので。 |
写真
感想
5月7日 指導所で計画書を提出して、入山する。しばらく沢沿いの登山道を詰めていくが、途中から残雪の上を歩く。遠くに冠雪した山が見えるが、これは横通岳で、まだ目指す常念岳は見えない。王滝ベンチを過ぎて、樹林帯から河原に降りたり、また樹林帯に戻ったりしながら、なだらかに登って行った。烏帽子沢を越えてからはデブリの雪の上を歩く。笠原沢を越えてからは、赤布(春山用に小屋の方がつけてくださったらしい)があるので、それに沿って歩く。胸突八丁からは夏道を逸れて、左の谷に春山用の道があり、アイゼンを装着して、赤布の通りに登った。ここはなかなかの急登で、一同足取りも重くなる。やっとの思いで常念乗越に出たら、目の前に常念小屋が出迎えてくれた。
5月8日 小屋を出て、しばらくは岩場をジグザクに登る。雪こそ無いが、風が強いので、立ち止まりながらゆっくりと進む。途中からは岩場に雪が多くなり、所々凍っているので、アイゼンを装着して登った。8合目付近からは登山道は完全に雪に覆われ、相変わらずの強風に横殴りにされながらも雪庇を踏まないように気をつけて進んだ。風に背中を向けて、そのまま体重を乗せても、後に倒れないくらいの風であった。たっぷりと時間をかけて、山頂にたどり着いて、一同の健闘を讃え合った。穂高連峰はガスで見えにくかったが、大天井岳から、奥に劍岳もかすかに見えた。記念撮影をして、降りも時間をかけて、慎重に下った。他の登山者は引き返すパーティもいれば、単独でガンガン上り詰めて来る人達もいた。夏道コースタイム40分のところを1時間20分かけて慎重に下山した。小屋に着いて、暖かいコーヒーを頂き、少し早いが昼食をとった。小屋を出て、常念乗越を越えたら、嘘のように風はなくなり、雪上を快適に降りていった。あっという間に標高にして600m降りて、常念岳とお別れをした。あとは樹林帯とデブリの堆積地をのんびりと歩き、指導所前に無事戻った。強風の中、登頂できた満足感で一杯の会心の山行であった。
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