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Yamareco

記録ID: 1103150
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積雪期ピークハント/縦走
日高山脈

剣山 日高よ!私は帰ってきた!

2017年04月09日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
03:40
距離
6.2km
登り
762m
下り
756m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:36
休憩
0:05
合計
3:41
8:48
86
スタート地点
10:14
10:19
94
11:53
11:53
36
12:29
高校2年の山岳部で登った以来10年ぶりの剣山です。
高校のときは4月下旬で、そのときは2時間30分くらいで登った記憶がありますが、今のほうが装備や体力ともに格段に上がっているため、目標タイム2時間・アディショナルタイム30分で最終撤退合計タイム2時間30分にしました。
ですが、腰まで埋まる雪質に悪戦苦闘し、山頂直下100mでタイムオーバーのため撤退。
天候 晴れ時々、曇。昼前から風が吹き始めました。
過去天気図(気象庁) 2017年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
御影から剣山方面は昨年の台風の影響でところどころ通行止めになっているため、芽室市街から回るルートが良いです。(帯広方面から来る場合)
コース状況/
危険箇所等
ひどいときは腰ぐらいまで埋まるほどの雪質でワカンがあっても全く進めません。
たまに堅い雪質のところもあったり。
冬でも400m/1時間 程度で登れる脚力ですが、流石にこの雪質だと、2時間30分で700m〜800mがやっとでした。三の森から頂上付近はルートが完全に埋まっており、かつ傾斜がきついので滑落注意。
ヒグマはまだ足跡は見かけませんでしたが、近隣では出てきているそうです。
その他周辺情報 芽室町内の鳳乃舞という温泉があります。
燃料費高騰のため、シャンプー・石鹸・リンスはなくなったそうです。
2016年04月08日 20:38撮影 by  ILCE-5000, SONY
4/8 20:38
2016年04月08日 21:06撮影 by  ILCE-5000, SONY
4/8 21:06
2016年04月08日 21:18撮影 by  ILCE-5000, SONY
4/8 21:18
2016年04月08日 21:44撮影 by  ILCE-5000, SONY
1
4/8 21:44
2016年04月08日 22:11撮影 by  ILCE-5000, SONY
4/8 22:11
2016年04月08日 22:11撮影 by  ILCE-5000, SONY
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4/8 22:11
2016年04月08日 22:40撮影 by  ILCE-5000, SONY
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2016年04月08日 22:40撮影 by  ILCE-5000, SONY
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2016年04月08日 23:11撮影 by  ILCE-5000, SONY
4/8 23:11
2016年04月08日 23:12撮影 by  ILCE-5000, SONY
4/8 23:12
2016年04月08日 23:12撮影 by  ILCE-5000, SONY
4/8 23:12
2016年04月08日 23:47撮影 by  ILCE-5000, SONY
4/8 23:47
2016年04月09日 00:56撮影 by  ILCE-5000, SONY
4
4/9 0:56
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 雨具 ゲイター マフラー ネックウォーマー バラクラバ 毛帽子 着替え ザック ザックカバー アイゼン ピッケル 昼ご飯 行動食 非常食 調理用食材 調味料 飲料 水筒(保温性) ガスカートリッジ コンロ コッヘル 食器 調理器具 ライター 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 針金 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ナイフ カメラ テント ヘルメット

感想

高校山岳部以来の10年ぶりの日高山脈and剣山となりました。
私自身久々の登山だったため、意気揚々としていましたが、剣山を有志で整備しているおじさんに一ノ森でお会いしたことで、非常に考えさせられる山行となりました。

『備忘録』
一ノ森であったおじさんに「地元の高校山岳部で、10年前は日高によく行っていた。今も随分山に登っていて、10年ぶりに帰省ついでに日高にきた」という話をしたら色々と教えてくださいました。
そのおじさんは、有志で剣山を整備している方で、一ノ森の看板を付け替えに今日は登ってきたそうで、GW頃から藪刈りをするそうです。
それで昨年の台風で大半の登山道に通じる林道が通行止めですよね、という話になったのですが、林道が通行止めであることもあり、日高山脈の大半の登山道が藪に覆われて、ルートがなくなりつつあるということをお聞きしました。
私が高校を卒業して10年の間に、十勝地域の山岳会は高齢化で規模縮小や休会、解散が相次ぎ、まともに登山道整備ができる人手がおらず、日高山脈の大半の山は整備されていないということです。
実際、林道の通行止めによって、人も入らなくなったので、仮に今年も林道が通行止めの状態が続くと、来年には伏見岳や芽室岳でさえ、登山道が消え廃道になるのではないかという話をしていました。
東大雪のウペペサンケやニペソツ、ユニ石狩あたりも同様の状況かと思います。
(逆にニペソツだと、近年は廃道扱いで、、熊が多発する幌加コースから行けなくもないですが、道迷いと熊が怖いですけど。10年前は現役コースなようでした)

私は高校の頃より、登山道は山岳会や有志の方が整備していたことは知っていましたが、まさかここまで状況が悪化していたとは知りませんでした。
漫画やアニメ、トレランや百名山などの影響で10年前から比べるとはるかに登山人口は増えていますが、整備に携わる人手はむしろ減少傾向で、我々登山者は、登山の本質を改めて考えなければならない時期に来ているのかもしれません。
ただ、登るだけでなく、その道を作るのも自分達であるという点に目を向ける必要があるのではないかと考えさせられました。
私も登山道整備は参加しますが、登山ブームの影で「誰かが登山道を整備してくれている」という現実が忘れ去れつつある気がします。

10年ぶりの山行は、考えさせられる登山となりました。

『山行記』
上ではしんみりと書いていますが、山行面では、はっきり言って、「悔しい!!!」の一言につきます。
10年ぶりの山行で装備や体力ともに高校2年以来よりもはるかに、格段に強化されたのにもかかわらず、2時間半で上りきれないとは!もう悔しくて悔しくて、帰り道では、悔し涙がぽろぽろこぼれそうなくらいの挫折感・敗北感でした。
ただ、標識がほとんどなく、入山者が少ない日高にあっては、計画書を逸脱する行動は即命取りになると高校時代に徹底的に叩き込まれたので、そこは遵守で撤退しました。
ほんとに、関東の山と比べると日高山脈の難易度は高いです。

そろそろヒグマが冬眠より目覚める頃合いですが、私が登ったときはまだ剣山山域でヒグマは見ていないと上記のおじさんが話していました。ただ、久山岳あたりは足跡があったそうなので注意が必要かもしれないです。

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コメント

お疲れ様でした!
日曜日はお疲れ様でした。
一の森と登山口の看板が日曜日に新しくなっていたんですね。登りの時は無かったような気がしていましたが、気のせいじゃ無かったんですね。
剣山は10年ぶりでしたか?十勝周辺の山は去年の台風で登山口までの林道の
ほとんどが通行止めで、今後の行方が本当に心配です。まずは生活道路の復旧が
先でしょうから仕方がないですけど・・・
また、帰省の際は日高の山にいらっしゃって下さい。その頃には山が元通りに復旧
しているといいですね!
2017/4/12 8:30
Re: お疲れ様でした!
hiroさん、コメントありがとうございます!
そうです!一ノ森の看板はhiroさんのあとから登ってきたおじさんが持ってきてましたよ。確か、hiroさんが降りてきたあとに雪質について話していたおじさんですね〜

剣山はもとい、日高山脈が10年ぶりでした。東大雪の二ペソツやウペペはたまにいっていたのですが!

日高山脈は林道が通行止だと、久山やオダッシュ、剣くらいしか行く山ないですからね。早い復旧が待たれます!

ありがとうございます!また帰省した際は行く予定です∠(`・ω・´)
hiroさんも日高を楽しんでください!
2017/4/12 22:38
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