青梅丘陵(雷電山・辛垣山・三方山)
- GPS
- 03:15
- 距離
- 9.5km
- 登り
- 527m
- 下り
- 561m
コースタイム
榎峠 11:05
雷電山 11:30-11:40
辛垣山(辛垣城跡) 11:55
三方山 12:25-12:35
矢倉台 13:10-13:20
青梅駅 14:00
天候 | 良く晴れて、空気も比較的澄んでいました |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2009年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
JR青梅線 軍畑駅 (帰り) JR青梅線 青梅駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
「青梅丘陵ハイキングコース」は道標完備で、特に難しい箇所のないコースです。道の様子は、榎峠〜三方山が登山道、三方山〜矢倉台がハイキング道、矢倉台から先が車道といった具合でした。 このほか辛垣城跡に寄り道していく場合、その一帯だけは少々頼りない道となります。冬に不明瞭となる程ではありませんでしたが、時期によっては藪っぽくなりそうでした。 また、慣れていないと歩きにくそうな、あまり足場の良くない急斜面もあったので、辛垣城跡への道はあまり一般向きではないという印象を持っています。 ※デジカメを持ち歩くようになる以前のため、写真はありません。 |
感想
軍畑駅前から、はじめは高水三山へのルートと同じ車道を進んで、高水三山への細い道を左に分けた後も、2車線の広い道をさらに先へと進みます。
「青梅丘陵ハイキングコース」の道標に従って右手の斜面に入ると、“ハイキングコース”という名前から受ける印象を大きく上回る、しっかりとした登山道が続いていました。結構な急坂の箇所もあり、断続的に木段が現れる、ややハードな登りです。
それでも標高差は150mほどなので、大きく息が乱れる前に、雷電山の頂上が見えてきました。
雷電山の頂上は周囲を樹木に囲まれて、展望は北東側の狭い範囲に限られている上、その方角に無骨な採石場ばかりが目立っているため、眺めは全く楽しめません。
頂上を示す標柱のほかは何もなく、かろうじて切り株の中に1つだけ程良い高さのものがあったので、それに腰掛けて小休止を取りました。
さらに進むと、「辛垣城跡 登り口」という標識が出てきて、左に細い道が分かれているので、寄り道をしていきます。すると一転して、あまり歩かれてなさそうな心許ない道に変わりました。
少々歩きづらい急坂を登ったピークが、この一帯の最高点に当たるらしく、そこには「辛垣山 457m」という標識が掲げられていました。
展望もなく、木立の中にあって切り開かれたりもしていないため、やや薄暗くて地味な地点で、標識がなければ通り過ぎてしまいそうでした。
そこから先へ僅かに下った所に、今度は辛垣城跡の説明板が立っています。そのあたり一帯が城跡らしいのですが、往時の遺構はほとんど残っていないようでした。
ハイキングコースに戻ると、すぐに名郷峠という四辻に出ます。交差する道は地形図にも登山地図にも書かれていませんが、左右どちらの方向も良く歩かれているらしく、道標も行先をしっかり示していました。
名郷峠から先は、ダラダラとしたアップダウンが続くのでやや長く感じます。このあたりでは、尾根上のコブを巻くことがあまりなく、ほぼ忠実に稜線を辿るので、登り下りが少々煩わしいのでした。
ほどなくコースが大きく右に折れるピークまで来ると、そこにはベンチが置かれて飯能方面と思われる展望が広がり、気持ち良くくつろげそうな場所になっていました。
あいにく先客がいたので素通りしてしまいましたが、次はもう矢倉台に着くまで、展望を楽しめる地点がないのでした。
三方山の手前に差し掛かると、コースは三方山を巻いて山腹をトラバースしてしまい、道標もそのトラバース道を示していました。
しかし稜線には明瞭な踏み跡が付いていたので、コースから外れてやや急な斜面を登っていきます。するとさほどの距離はなく、すぐに頂上にたどり着きました。
三方山の頂上には三角点と山頂標識があるだけで、木々に囲まれて全く展望はありませんが、標識は木彫りで温もりの感じられる物でした(先程の辛垣山でも全く同じ体裁のものを見ました)。
なお、三方山からは直進する踏み跡を追ってコースに戻りましたが、青梅側の合流点はやや不明瞭でした。コースを逆方向に歩いた場合に、スムーズに三方山への踏み跡に入るのは、予め分かっていないと少し難しそうでした。
三方山の手前までは登山道と呼ぶのが相応しい、しっかりした登り下りのある道でしたが、三方山を過ぎるとアップダウンは穏やかになり、“ハイキングコース”らしくなってきます。
と思っていたら、さらに2〜3の軽いコブを緩やかに越えた先で、大きな案内図の立っている地点に出て、そこで山道は終わってしまいました。
コースの続きはもうほとんど車道です(実際には車の通行はありませんが、平たく整えられた幅広の道で、車でも十分に通行できるでしょう)。
車道を進んで、すぐ前方にあずまやが見えてくると、そこが矢倉台。青梅市街が良く見渡せるこの地点で、今日最後の小休止を取っていきます。案内板によれば、さきほど通ってきた辛垣城の物見櫓がここにあったようです。
矢倉台から先は、ほぼ均一な傾斜の緩い坂道が続いていくだけで、広い路面にも凹凸がほとんどなく、誰でも安心して歩ける道でした。
そのためか、平日にもかかわらず、散歩姿のご年配の方を多く見かけるようになります。休日ともなれば、きっと家族連れなどでも賑わうのでしょう。
万人に歩きやすい道にはなりましたが、その一方で山道の趣は失われて、以降はやや退屈な道になっていきます。
そこで、しばらく進んだ先で右へ分岐する道に「梅岩寺を経て青梅駅へ」という道標が立っている地点から、コースを離れて下ってみることにしました。
やはり山道のほうが気持ち良く歩けます。道端には数々の石碑が多く立ち並んで、古くから歩かれていることが想像できる道でした。ただし距離は短く、すぐに秋葉神社の脇を抜け、あっという間に梅岩寺まで下ってしまいます。
寺の境内の先はもう市街地で、一瞬にして日常の世界に引き戻されます。それでも、市街地に下るまでずっと山道が続いていて、短いながらも変化のある道を楽しんで下ることができました。
境内を出てすぐの踏切を渡って左折すれば、もう青梅駅は目の前でした。
詳細な記録のページ
http://cellist.my.coocan.jp/yama/mt2009_01_03/mt2009_01_03.html#20090218
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